975円
新日本科学のニュース
日経平均株価
始値 38880.50
高値 39141.99(09:30)
安値 38524.24(14:56)
大引け 38556.87(前日比 -298.50 、 -0.77% )
売買高 17億9926万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆3727億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続落、後場一段安で300円近い下げ
2.ナスダック最高値と円安進行も追い風とならず
3.国内長期金利上昇、グロース株に向かい風強い
4.米半導体株高もポジティブ視する動きは限定的
5.値下がり銘柄数はプライム市場の8割強を占める
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比216ドル安と反落した。米長期金利の上昇が嫌気され、ディフェンシブ株中心に売りが優勢となった。
東京市場では、主力株をはじめ幅広い銘柄に売りが広がり、日経平均株価は続落。後場は一段と値を崩し、一時300円を超える下げとなった。
29日の東京市場は、朝方こそ先物主導で買いが優勢となり3万9000円台を回復したが、その後は急速に買い気がしぼむ格好となり、下値を探る展開に変わった。前日の米国株市場ではNYダウが下げたものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は続伸し史上最高値を更新、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も最高値をつけた。更に外国為替市場でドル高・円安に振れたことで、東京市場でも半導体関連などを中心にリスク選好の地合いが想定された。しかし、買い一巡後は手控えムードが急速に強まることに。国内長期金利が上昇傾向を強めたことから、PERやPBRの高いグロース(成長)株には向かい風が強く意識される展開となった。特に後場は引けにかけて見切り売りが目立つようになり、全体相場の下げを助長した。プライム市場の値下がり銘柄数は1300を上回り全体の83%を占めている。
個別では、レーザーテック<6920>が下値を探り、ソシオネクスト<6526>も売られた。東京電力ホールディングス<9501>が大きく利食われ、トヨタ自動車<7203>、三菱重工業<7011>も軟調。TOWA<6315>が安く、ファーストリテイリング<9983>も値を下げた。レノバ<9519>が急落、京成電鉄<9009>の下げも目立つ。ブレインパッド<3655>も大きく下値を試す展開に。オープンドア<3926>、新日本科学<2395>、いちご<2337>なども大幅安。
半面、売買代金首位となったディスコ<6146>が株価を大きく上昇させたほか、アドバンテスト<6857>も堅調。ソフトバンクグループ<9984>も活況高となった。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が頑強な値動きをみせた。三浦工業<6005>が値を飛ばし、北陸電気工事<1930>が大幅高、低位株ではリソー教育<4714>にも買いが集中した。SOMPOホールディングス<8630>が物色人気、九州フィナンシャルグループ<7180>も商いを伴い水準を切り上げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、アドテスト <6857>、コナミG <9766>、HOYA <7741>、ネクソン <3659>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約83円。うち47円はSBG1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、ダイキン <6367>、信越化 <4063>、リクルート <6098>、東エレク <8035>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約104円。
東証33業種のうち上昇は5業種。上昇率の上位5業種は(1)保険業、(2)鉱業、(3)その他製品、(4)精密機器、(5)石油石炭製品。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)海運業、(3)陸運業、(4)その他金融業、(5)ゴム製品。
■個別材料株
△北陸電工 <1930> [東証P]
データセンター特需でビジネスチャンス拡大に期待。
△ブロメディア <4347> [東証S]
アセット・バリュー・インベスターズが5.06%保有。
△科研薬 <4521> [東証P]
「NM26」の知的財産譲渡を材料視。
△リソー教育 <4714> [東証P]
ヒューリック <3003> 傘下入りでシナジー期待。
△トリプルアイ <5026> [東証G]
グループ会社が国内5拠点目のデータセンター開設へ。
△コクサイエレ <6525> [東証P]
野村證券が投資判断を格上げ。
△トラースOP <6696> [東証G]
取引先からシステム開発案件を受注。
△タカラトミー <7867> [東証P]
SMBC日興証券が目標株価を3400円に引き上げ。
△GLOE <9565> [東証G]
「自民党がeスポーツ推進を提言」との報道。
△ソフトバンクG <9984> [東証P]
ナスダック最高値でアーム株急伸も材料視。
▼小林製薬 <4967> [東証P]
紅麹サプリ巡り動物実験でプベルル酸の腎毒性確認と伝わる。
▼三菱電 <6503> [東証P]
25年度中計の営業利益率目標を下方修正。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)三浦工 <6005>、(2)北陸電工 <1930>、(3)科研薬 <4521>、(4)リソー教育 <4714>、(5)SOMPO <8630>、(6)太平電 <1968>、(7)MDV <3902>、(8)堺化学 <4078>、(9)プロレド <7034>、(10)コナミG <9766>。
値下がり率上位10傑は(1)レノバ <9519>、(2)アイピーエス <4390>、(3)東電HD <9501>、(4)東邦銀 <8346>、(5)京成 <9009>、(6)オープンドア <3926>、(7)ブレインP <3655>、(8)JMDC <4483>、(9)新日本科学 <2395>、(10)オロ <3983>。
【大引け】
日経平均は前日比298.50円(0.77%)安の3万8556.87円。TOPIXは前日比26.88(0.97%)安の2741.62。出来高は概算で17億9926万株。東証プライムの値上がり銘柄数は249、値下がり銘柄数は1371となった。東証グロース250指数は603.35ポイント(15.71ポイント安)。
[2024年5月29日]
株探ニュース
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