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*12:36JST 後場に注目すべき3つのポイント~為替の円高推移で輸出関連株中心に売り優勢
14日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は4日ぶりの反落、為替の円高推移で輸出関連株中心に売り優勢
・ドル・円は軟調、米金利安・ドル安で
・値下り寄与トップはダイキン工業<6367>、同2位は東エレク<8035>
■日経平均は4日ぶりの反落、為替の円高推移で輸出関連株中心に売り優勢
日経平均は4日ぶりに反落。前日比125.20円安(-0.38%)の32801.15円(出来高概算9億4700万株)で前場の取引を終えている。
13日のNY市場は大幅続伸。ダウ平均は512.30ドル高(+1.40%)の37090.24ドル、S&P500は、63.39ポイント高(+1.37%)の4707.09ポイント、ナスダックは200.57ポイント高(+1.38%)の14733.96で取引を終了した。11月生産者物価指数(PPI)が予想を下回り長期金利の低下に連れハイテクが買われ、小幅高で寄り付いた。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表待ちで小動きが続いたのち、連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで予想通り政策金利を3会合連続で据え置くことを決定、当局金融政策決定者の予測が24年の0.75%の利下げが予想されるなどハト派な内容となり、パウエル議長も会見でタカ派色を見せず、来年の利下げ観測が一段と強まると、長期金利の一段の低下で買いに拍車がかかり、終盤にかけ上げ幅を拡大。ダウは過去最高値で終了した。
米国株上昇を背景に日経平均は上昇スタートしたが、為替市場でドル・円が142円台と前日大引けとの比較では3円弱円高に振れていることから、大型株を中心に売りが優勢に。寄り付き後、日経平均はすぐに前日比マイナス圏に沈んだ。
日経平均採用銘柄では、日米で金利が低下したことから三井住友<8316>、みずほFG<8411>、三菱UFJ<8306>とメガバンクが総じて売られたほか、東京海上HD<8766>など保険株も売り優勢となった。また、為替の急激な円高が嫌気されて、ホンダ<7267>、トヨタ自<7203>など自動車関連も弱い。一方、自社株買い発表で資本効率向上期待が高まったリクルートHD<6098>は大幅高となり1年10カ月ぶりの高値をつけたほか、米金利の急低下で米住宅市場のプラス効果が高まるとの思惑から信越化学<4063>も買われた。その他、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>がしっかり。
セクターでは、輸送用機器、銀行業、保険業、電気・ガス業、海運業などが下落した一方、サービス業、金属製品、化学の3業種のみ上昇した。
後場も為替睨みの展開となりそうだ。時間外では米10年債利回りが8月10日以来となる4%台を割り込んでおり、ランチタイムのドル・円は141円台に突入している。足元の好業績の原動力となっていた円安の追い風が止まる可能性が浮上していることから、輸出関連企業への押し目買いは難しい状況か。日経平均先物への仕掛け的な売りが入る可能性もあり、日経平均は後場一段安を警戒したい。
■ドル・円は軟調、米金利安・ドル安で
14日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、142円91銭から141円77銭まで値を上げた。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め終了の見方から、米10年債利回りの低下を手がかりにドル売り優勢となった。欧州通貨はドル・円に連れ安した。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は141円77銭から142円91銭、ユーロ・円は154円59銭から155円55銭、ユーロ・ドルは1.0874ドルから1.0907ドル。
■後場のチェック銘柄
・ホーブ<1382>、ホリイフードサービス<3077>など、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下り寄与トップはダイキン工業<6367>、同2位は東エレク<8035>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・NZ・7-9月期GDP:前年比-0.6%(予想:+0.5%、4-6月期:+1.8%)
・日・10月機械受注(船舶・電力除く民需):前月比+0.7%(予想:-0.4%、9月:+1.4%)
・豪・11月失業率:3.9%(予想:3.8%、10月:3.8%←3.7%)
・豪・11月雇用者数増減:+6.15万人(予想:+1.15万人、10月:+4.27万人←+5.50万人)
【要人発言】
・パウエルFRB議長
「金融政策は十分に景気抑制的な領域に」
「インフレは鈍化も依然高すぎる」
「FOMCは慎重に政策を進めている」
「FOMCは追加利上げを選択しから除外したくない」
「勝利宣言はしていない、我々は注意深く進めている」
「本日の会合で利下げのタイミングを協議した」
<国内>
・13:30 10月鉱工業生産改定値(速報値:前月比+1.0%)
<海外>
特になし
<CS>
・日経平均は4日ぶりの反落、為替の円高推移で輸出関連株中心に売り優勢
・ドル・円は軟調、米金利安・ドル安で
・値下り寄与トップはダイキン工業<6367>、同2位は東エレク<8035>
■日経平均は4日ぶりの反落、為替の円高推移で輸出関連株中心に売り優勢
日経平均は4日ぶりに反落。前日比125.20円安(-0.38%)の32801.15円(出来高概算9億4700万株)で前場の取引を終えている。
13日のNY市場は大幅続伸。ダウ平均は512.30ドル高(+1.40%)の37090.24ドル、S&P500は、63.39ポイント高(+1.37%)の4707.09ポイント、ナスダックは200.57ポイント高(+1.38%)の14733.96で取引を終了した。11月生産者物価指数(PPI)が予想を下回り長期金利の低下に連れハイテクが買われ、小幅高で寄り付いた。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表待ちで小動きが続いたのち、連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで予想通り政策金利を3会合連続で据え置くことを決定、当局金融政策決定者の予測が24年の0.75%の利下げが予想されるなどハト派な内容となり、パウエル議長も会見でタカ派色を見せず、来年の利下げ観測が一段と強まると、長期金利の一段の低下で買いに拍車がかかり、終盤にかけ上げ幅を拡大。ダウは過去最高値で終了した。
米国株上昇を背景に日経平均は上昇スタートしたが、為替市場でドル・円が142円台と前日大引けとの比較では3円弱円高に振れていることから、大型株を中心に売りが優勢に。寄り付き後、日経平均はすぐに前日比マイナス圏に沈んだ。
日経平均採用銘柄では、日米で金利が低下したことから三井住友<8316>、みずほFG<8411>、三菱UFJ<8306>とメガバンクが総じて売られたほか、東京海上HD<8766>など保険株も売り優勢となった。また、為替の急激な円高が嫌気されて、ホンダ<7267>、トヨタ自<7203>など自動車関連も弱い。一方、自社株買い発表で資本効率向上期待が高まったリクルートHD<6098>は大幅高となり1年10カ月ぶりの高値をつけたほか、米金利の急低下で米住宅市場のプラス効果が高まるとの思惑から信越化学<4063>も買われた。その他、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>がしっかり。
セクターでは、輸送用機器、銀行業、保険業、電気・ガス業、海運業などが下落した一方、サービス業、金属製品、化学の3業種のみ上昇した。
後場も為替睨みの展開となりそうだ。時間外では米10年債利回りが8月10日以来となる4%台を割り込んでおり、ランチタイムのドル・円は141円台に突入している。足元の好業績の原動力となっていた円安の追い風が止まる可能性が浮上していることから、輸出関連企業への押し目買いは難しい状況か。日経平均先物への仕掛け的な売りが入る可能性もあり、日経平均は後場一段安を警戒したい。
■ドル・円は軟調、米金利安・ドル安で
14日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、142円91銭から141円77銭まで値を上げた。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め終了の見方から、米10年債利回りの低下を手がかりにドル売り優勢となった。欧州通貨はドル・円に連れ安した。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は141円77銭から142円91銭、ユーロ・円は154円59銭から155円55銭、ユーロ・ドルは1.0874ドルから1.0907ドル。
■後場のチェック銘柄
・ホーブ<1382>、ホリイフードサービス<3077>など、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下り寄与トップはダイキン工業<6367>、同2位は東エレク<8035>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・NZ・7-9月期GDP:前年比-0.6%(予想:+0.5%、4-6月期:+1.8%)
・日・10月機械受注(船舶・電力除く民需):前月比+0.7%(予想:-0.4%、9月:+1.4%)
・豪・11月失業率:3.9%(予想:3.8%、10月:3.8%←3.7%)
・豪・11月雇用者数増減:+6.15万人(予想:+1.15万人、10月:+4.27万人←+5.50万人)
【要人発言】
・パウエルFRB議長
「金融政策は十分に景気抑制的な領域に」
「インフレは鈍化も依然高すぎる」
「FOMCは慎重に政策を進めている」
「FOMCは追加利上げを選択しから除外したくない」
「勝利宣言はしていない、我々は注意深く進めている」
「本日の会合で利下げのタイミングを協議した」
<国内>
・13:30 10月鉱工業生産改定値(速報値:前月比+1.0%)
<海外>
特になし
<CS>
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