東京株式(大引け)=781円安と大幅反落、リスク回避で3万9000円割れ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/04/05 15:43
東京株式(大引け)=781円安と大幅反落、リスク回避で3万9000円割れ	 5日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落し3万9000円台を割り込んだ。原油価格が上昇し米国で利下げ期待が後退するなか、リスク回避の流れが強まった。

 大引けの日経平均株価は前日比781円06銭安の3万8992円08銭。プライム市場の売買高概算は18億2633万株。売買代金概算は4兆5108億円となった。値上がり銘柄数は566と全体の約34%、値下がり銘柄数は1026、変わらずは60銘柄だった。

 前日の米株式市場では、NYダウは前日比530ドル安と大幅に4日続落。米連邦準備制度理事会(FRB)高官発言で米国の利下げ期待が後退したほか、原油価格の上昇が警戒された。米株安を受け、東京市場ではリスクオフ姿勢が強まり売りが膨らむ展開。日経平均株価は一時1000円近く下落する場面もあり、3月15日以来の3万9000円割れとなった。半導体関連や銀行、自動車株などが売られた。一方、石油関連株などが上昇した。今晩は米3月雇用統計の発表があり様子見姿勢も強まるなか、日経平均株価は引けにかけ下げ渋った。

 個別銘柄では、東京エレクトロン<8035.T>ソシオネクスト<6526.T>レーザーテック<6920.T>ディスコ<6146.T>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が軟調。トヨタ自動車<7203.T>ホンダ<7267.T>も値を下げた。ファーストリテイリング<9983.T>ソフトバンクグループ<9984.T>も下落し、東京電力ホールディングス<9501.T>が売られた。

 半面、INPEX<1605.T>ENEOSホールディングス<5020.T>コスモエネルギーホールディングス<5021.T>が値を上げ、ニトリホールディングス<9843.T>花王<4452.T>が上昇。三井E&S<7003.T>日立製作所<6501.T>楽天グループ<4755.T>が高く、三菱地所<8802.T>三井不動産<8801.T>武田薬品工業<4502.T>が堅調だった。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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