東京株式(大引け)=190円高、4日続伸も引け際に手仕舞い売りで伸び悩む

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/10/06 15:49
東京株式(大引け)=190円高、4日続伸も引け際に手仕舞い売りで伸び悩む  6日の東京株式市場はリスク選好の地合いが継続し、日経平均株価は上値追いを継続、一時は2万7400円台目前まで買われる局面があった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比190円77銭高の2万7311円30銭と4日続伸。プライム市場の売買高概算は11億3943万株、売買代金概算は2兆7186億円。値上がり銘柄数は1338、対して値下がり銘柄数は414、変わらずは84銘柄だった。

 きょうの東京市場は主力株中心に買い戻し優勢の地合いが続いた。寄り後早々に先物主導で投資資金が流入し、日経平均は上げ幅を広げた。前日の米国株市場ではNYダウやナスダック総合株価指数が小幅安で引けたものの、取引前半は大幅な下げを強いられていたこともあって、戻り足の方が目立つ地合いだった。東京市場では米国株市場の地合いを引き継ぎ半導体関連などにショートカバーが入り、全体相場を押し上げる格好となった。米株価指数先物が強い動きをみせていたことも市場のセンチメント改善につながった。ただ、あすに9月の米雇用統計発表を控え、引け際に手仕舞い売りが出て上げ幅を縮小した。全体の7割強の銘柄が値上がりした。一方、売買代金は盛り上がりを欠き、2兆7000億円台は9月27日以来の低水準となっている。

 個別では、断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920.T>が上値追い、東京エレクトロン<8035.T>も1000円を超える上昇をみせるなど半導体製造装置主力株への買いが目立った。ソフトバンクグループ<9984.T>が上昇、ソニーグループ<6758.T>も高い。楽天グループ<4755.T>も物色人気に。エーザイ<4523.T>も値を上げた。オーバル<7727.T>がストップ高となり、三陽商会<8011.T>薬王堂ホールディングス<7679.T>が大幅高。ダブル・スコープ<6619.T>も値を飛ばした。

 半面、KDDI<9433.T>が冴えず、イオン<8267.T>も売られた。セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>花王<4452.T>が安く、レノバ<9519.T>も軟調。テルモ<4543.T>も売りが優勢だった。ウェザーニューズ<4825.T>が急落、三協立山<5932.T>も大幅安。トーセイ<8923.T>カチタス<8919.T>などが大きく下値を探り、ヤマシンフィルタ<6240.T>の下げも目立った。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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