東京株式(大引け)=249円安、決算発表受けた主力値がさ株の下げが影響

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/08/09 15:52
東京株式(大引け)=249円安、決算発表受けた主力値がさ株の下げが影響  9日の東京株式市場は、リスク回避の売りが優勢となり日経平均は反落。大引けで2万8000円大台をわずかながら下回った。

 大引けの日経平均株価は前営業日比249円28銭安の2万7999円96銭と5日ぶり反落。プライム市場の売買高概算は11億2524万株、売買代金概算は2兆8774億円。値上がり銘柄数は581、対して値下がり銘柄数は1198、変わらずは59銘柄だった。

 前日の米国株市場が高安まちまちの展開で、NYダウなど主要株価指数は朝高後に売りに押される流れとなった。これを受けて、きょうの東京市場でも目先筋の利益確定売りを誘発した。日経平均は前日までの4営業日で650円あまりの上昇をみせていたことから、その反動が出やすかった。6月初旬につけた戻り高値2万8300円台を目前に戻り売り圧力が表面化し、利食い急ぎの動きが下げを助長した。日経平均寄与度の高い主力値がさ株への決算悪を嫌気した売りが全体相場を押し下げたほか、日本時間あす夜に発表が予定される7月の米CPIの結果を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせた。値下がり銘柄数は1200弱で値上がり数の2倍以上となり、全体の65%の銘柄が下落した。

 個別では、東京エレクトロン<8035.T>が4000円を超える急落、ソフトバンクグループ<9984.T>も大幅安。ソニーグループ<6758.T>任天堂<7974.T>が軟調、メルカリ<4385.T>も大きく値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも安い。エンシュウ<6218.T>が値下がり率トップとなり、ロードスターキャピタル<3482.T>も急反落となった。住友ゴム工業<5110.T>日本製鋼所<5631.T>なども大幅安に売り込まれた。ダイフク<6383.T>の下げも目立つ。

 半面、売買代金首位のレーザーテック<6920.T>が堅調、三井松島ホールディングス<1518.T>も朝高後に値を消したもののプラス圏で引けた。日本郵船<9101.T>がしっかり、INPEX<1605.T>も買いが優勢だった。LITALICO<7366.T>デサント<8114.T>がともにストップ高に買われたほか、トレンドマイクロ<4704.T>セレス<3696.T>チャーム・ケア・コーポレーション<6062.T>なども値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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