日経平均は3日続落、米金融引き締めを警戒、キーエンス8%近い下落

配信元:フィスコ
投稿:2022/01/11 16:00
日経平均は3日続落。日本の連休中、米国市場ではNYダウが7日に4ドル安、10日に162ドル安と4日続落した。7日発表の12月雇用統計が労働需給の引き締まりを意識させる内容となり、連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めへの警戒感が一段と広がった。連休明けの日経平均はこうした流れを引き継いで97円安からスタート。今晩の米国で予定されているパウエルFRB議長の再任を巡る米議会上院の公聴会の内容も警戒され、前場に一時28089.49円(前週末比389.07円安)まで下落すると、その後軟調な展開が続いた。

大引けの日経平均は前日比256.08円安の28222.48円となった。東証1部の売買高は12億
4677万株、売買代金は3兆0073億円だった。業種別では、電気機器、化学、金属製品が下落率上位だった。一方、保険業、銀行業、証券が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の53%、対して値上がり銘柄は44%となった。

個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が4%超の下落。キーエンス<6861>
は8%近い下落となり、値がさグロース(成長)株の売りが続いた。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>ソニーG<6758>東エレク<8035>などが軟調で、郵船<
9101>は小安い。ローソン<2651>やウエルシアHD<3141>良品計画<7453>といった小売株は決算を受けて売りがかさみ、金融各社による株式売出しを発表した日ペHD<4612>は東証1部下落率トップとなった。一方、米金利上昇を受けて三菱UFJ<8306>と三井住友<8316>が揃って2%超の上昇。社長人事が報じられたみずほ<8411>は3%の上昇となった。トヨタ自<7203>もしっかり。中小型株ではネクステージ<3186>が前週末に続いて賑わいを見せ、決算が好感されたエスクローAJ<6093>は東証1部上昇率トップとなった。
<HK>
配信元: フィスコ

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
10,330.0
(13:09)
+10.0
(+0.09%)
1,895.5
(14:04)
-55.0
(-2.81%)
2,118.0
(14:04)
-42.0
(-1.94%)
1,006.5
(14:04)
-18.5
(-1.80%)
148.0
(14:04)
+1.0
(+0.68%)
15,095.0
(14:04)
-40.0
(-0.26%)
74,460.0
(14:03)
+220.0
(+0.29%)
33,230.0
(14:04)
-270.0
(-0.80%)
3,280.0
(14:04)
+6.0
(+0.18%)
2,754.0
(14:04)
+114.0
(+4.31%)
36,010.0
(14:04)
+310.0
(+0.86%)
1,781.5
(14:04)
+31.5
(+1.80%)
11,025.0
(14:04)
+235.0
(+2.17%)
3,441.0
(14:04)
+33.0
(+0.96%)
11,475.0
(14:04)
+80.0
(+0.70%)