日経平均は200円安でスタート、任天堂や三井住友などが下落

配信元:フィスコ
投稿:2021/08/03 09:25
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27580.03;-200.99TOPIX;1928.58;-11.47


[寄り付き概況]

 3日の日経平均は200.99円安の27580.03円と反落して取引を開始した。前日2日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は97.31ドル安の34838.16ドル、ナスダックは8.39ポイント高の14681.07で取引を終了した。インフラ包括案を巡り上院が可決に向けて前進したため、インフラ計画が回復ペースをさらに後押しするとの期待に寄り付き後、大きく買われた。ダウは日中取引で、史上最高値を更新。その後、供給管理協会(ISM)が発表した7月の製造業景況指数が予想外に低下したほか、新型コロナウイルス変異株(デルタ株)流行拡大を警戒し長期金利が再び2月来の水準に低下すると、景気減速懸念から売りに拍車がかかり、下落に転じた。引けにかけては、ウォーラーFRB理事が労働市場の動向次第で9月にも緩和縮小を発表する可能性を示唆すると下げ幅を拡大した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。国内で新型コロナ感染が急速に拡大していることに加え、米国でも感染者数が増加しており、経済活動正常化の遅れが懸念され、株価の重しとなった。また、昨日の日経平均が500円近く反発した後ということもあり、短期的な戻り売りも出やすかった。一方、昨日の米株式市場で、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことなどが東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価下支え要因となり、また、国内主要企業の4-6月期決算への期待感も引き続き買い手掛かりとなったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された7月の東京都区部消費者物価指数(CPI・中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比0.1%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同横ばいだった。

 セクター別では、鉄鋼、鉱業、空運業、石油石炭製品、非鉄金属などが値下がり率上位、ガラス土石製品、電気・ガス業、海運業、精密機器、金属製品などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、任天堂<7974>、三井住友<8316>日本製鉄<5401>、リクルートHD<6098>ファナック<6954>、ANA<9202>、アステラス薬<4503>、塩野義薬<4507>コマツ<6301>川崎汽船<9107>アサヒ<2502>コーセー<4922>などが下落。他方、商船三井<9104>レーザーテック<6920>AGC<5201>、日本電産<6594>HOYA<7741>アドバンテスト<6857>三井物産<8031>エムスリー<2413>ベイカレント<6532>などが上昇している。

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配信元: フィスコ

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