日経平均は小幅反落、米CPIの影響限られ方向感乏しく

配信元:フィスコ
投稿:2021/06/11 16:05
日経平均は小幅反落。10日の米国市場でNYダウは4日ぶりに反発し、19ドル高となった。5月消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回る伸びとなったが、物価上昇は一時的との見方から長期金利が低下。NYダウは朝方に一時290ドル高まで上昇したが、その後伸び悩んだ。本日の東京市場では先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ売買もあり、日経平均は71円高からスタートすると方向感に乏しくもみ合う展開となった。米CPIを材料視する向きは限られ、後場に入ると前日終値近辺での小動きに終始した。

大引けの日経平均は前日比9.83円安の28948.73円となった。なお、SQ値は29046.40円。東証1部の売買高は12億2115万株、売買代金は2兆9082億円だった。業種別では、銀行業、不動産業、その他金融業が下落率上位だった。一方、海運業、医薬品、電気・ガス業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の62%、対して値上がり銘柄は32%となった。

個別では、レーザーテック<6920>が反落し、ファーストリテ<9983>ルネサス<6723>
もさえない。三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といったメガバンク株は米金利低下が売り材料視された。クボタ<6326>の下げが目立ったが、ソフトバンクG<9984>やトヨタ自<7203>は小安い。また、鎌倉新書<6184>ラクーンHD<3031>は決算発表を受けて売りがかさみ、廣済堂<7868>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。一方、前日売られたエーザイ<4523>が急反発。エムスリー<2413>は3%の上昇となり、東エレク<8035>ソニーG<6758>もしっかり。決算や記念配当実施が好感されたアイモバイル<6535>は買い気配のままストップ高比例配分となり、一部証券会社の投資判断付与が観測されたエムアップ<3661>、報道が思惑買いにつながった邦チタニウム<5727>、業績上方修正のラクスル<4384>も東証1部上昇率上位に顔を出した。
<HK>
配信元: フィスコ

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
1,214.0
(08/06)
+62.0
(+5.38%)
516.0
(08/06)
+41.0
(+8.63%)
1,141.0
(08/06)
+150.0
(+15.13%)
1,001.0
(08/06)
+119.0
(+13.49%)
5,247.0
(08/06)
+238.0
(+4.75%)
1,127.0
(08/06)
+138.0
(+13.95%)
398.0
(08/06)
+44.0
(+12.42%)
6326
1,834.0
(08/06)
+103.5
(+5.98%)
396.0
(08/06)
+43.0
(+12.18%)
2,220.5
(08/06)
+355.5
(+19.06%)
12,315.0
(08/06)
+1,030.0
(+9.12%)
22,325.0
(08/06)
+2,950.0
(+15.22%)
2,518.0
(08/06)
+286.0
(+12.81%)
495.0
(08/06)
+47.0
(+10.49%)
25,715.0
(08/06)
+3,660.0
(+16.59%)
1,318.0
(08/06)
+72.5
(+5.82%)
8,000.0
(08/06)
-162.0
(-1.98%)
39,320.0
(08/06)
+2,850.0
(+7.81%)
7,172.0
(08/06)
+772.0
(+12.06%)