大引け：引けにかけて1日前倒しのドレッシング買い観測が流れる

　大引けの日経平均株価は3.83円高の10638.06円、TOPIXは1.09ポイント高の915.87ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は905、値下りは630。出来高は15億7131万株、売買代金は1兆544億円。

　米国では、金属と原油価格の上昇を受けて資源株が買われ、S＆P500は6連騰。日本では、4営業日連続で外資系証券の注文が買い越しとなったことに加え、国内年金の買い観測や1日前倒しの大引けドレッシング買い観測などが流れ、日経平均・TOPIXともにプラス引けとなりました。

　日経平均プラス寄与度上位は、ファーストリテイリング<9983.T>、セコム<9735.T>、テルモ<4543.T>など。野村證券がレーティングを「2」から「1」、目標株価を7300円から10000円に引き上げたしまむら<8227.T>、同じく野村證券が目標株価を2604円から2827円に引き上げた日本マイクロニクス、１０年５月期第２四半期連結累計期間業績予想の上方修正を発表した山下医科器械<3022.T>、１０年３月期通期連結業績予想の上方修正を発表したJストリーム<4308.T>、電子マネー利用拠点が1.5倍と伝わったフェイス<4295.T>などが上昇しました。

日経平均マイナス寄与度上位は、京セラ<6971.T>、アドバンテスト<6857.T>、キヤノン<7751.T>など。ホンダを割当先とする増資手続きが延期となったパイオニア<6773.T>、増資検討していると報道された三井住友FG<8316.T>、11月の月次動向が嫌気された資生堂<4911.T>、法的整理が最有力と報じられた日本航空<9205.T>などが下落しました。

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