東京株式(大引け)=1051円高、先物主導の急反騰で全面高

大引けの日経平均株価は前営業日比1051円26銭高の2万2582円21銭と4日ぶり急反発。東証1部の売買高概算は15億5476万株、売買代金概算は2兆7542億円。値上がり銘柄数は2104、対して値下がり銘柄数は48、変わらずは16銘柄だった。
きょうの東京市場は朝方から大きく買い優勢に傾き、後場に入ると上げ足を加速し4日ぶりに急反発となった。前日の米国株市場ではFRBが個別企業の社債購入を開始すると発表したことを受け主要株指数が続伸、これに追随する形で主力株をはじめ広範囲に買いが入り、後場に入るとトランプ米政権が景気対策として1兆ドル近いインフラ支出の計画を検討していると伝わったことで、海外ヘッジファンドなどの先物買いを絡め上昇幅をさらに広げた。日銀の金融政策決定会合は現状維持でサプライズはなかったものの、ネガティブに受け止められることもなかった。業種別には33業種すべて上昇し、そのなか海運、鉄鋼などグローバル景気に敏感なセクターへの買いが目立つ。また、個別でも東証1部全体の97%に当たる2100超の銘柄が上昇する文字通りの全面高様相となった。
個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が堅調、ファーストリテイリング<9983.T>が大幅高に買われ、レーザーテック<6920.T>も商い急増のなか値を飛ばした。トヨタ自動車<7203.T>、任天堂<7974.T>、ソニー<6758.T>なども高い。東京エレクトロン<8035.T>、キーエンス<6861.T>、ファナック<6954.T>など値がさ株も上昇。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも人気。古河電池<6937.T>、ダブル・スコープ<6619.T>、ディー・エル・イー<3686.T>、ウェーブロックホールディングス<7940.T>などストップ高も相次いだ。
半面、パーク24<4666.T>が大幅安、ヤクルト本社<2267.T>も大きく値を下げた。メニコン<7780.T>、フィル・カンパニー<3267.T>が下落、Hamee<3134.T>も利益確定売りに押された。このほか、東邦ガス<9533.T>、ウエルシアホールディングス<3141.T>、イワキポンプ<6237.T>なども値を下げた。
出所:MINKABU PRESS
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