東京株式(大引け)=299円高、米株急騰に追随も終盤伸び悩む

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/05/19 15:42
東京株式(大引け)=299円高、米株急騰に追随も終盤伸び悩む  19日の東京株式市場は、前日の米株市場で主要株指数が大幅高に買われたことを受けリスク選好の流れが継続、日経平均の上げ幅は500円を超える場面もあった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比299円72銭高の2万433円45銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は15億8951万株、売買代金概算は2兆5408億9000万円。値上がり銘柄数は1678、対して値下がり銘柄数は426、変わらずは66銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日に米国株市場でNYダウが900ドル超の急騰をみせたことで、主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となった。米国では経済回復への期待感を背景に景気敏感セクターや金融株が買われ、全体相場を押し上げたが、東京市場もこの流れを引き継ぐ格好となった。日経平均の上げ幅は朝方に500円を超え2万600円台まで上値を伸ばす場面もあった。アジア株が総じて堅調に推移したことや、為替が1ドル=107円台前半で円安含みに推移したことも買い安心感につながった。ただ、米中関係の悪化に対する警戒感も根強く、後場終盤は手仕舞い売りに日経平均は伸び悩み、結局2万400円台まで水準を切り下げ、この日の安値で引けた。もっとも値上がり銘柄数は前引け時点よりも増加し、東証1部の77%の銘柄が上昇した。

 個別では、ソニー<6758.T>が高く、トヨタ自動車<7203.T>も上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが上昇したほか、オリエンタルランド<4661.T>も値を上げた。ファナック<6954.T>キーエンス<6861.T>、日本電産<6594.T>なども上値を追った。双信電機<6938.T>古河電池<6937.T>はストップ高に買われ、ケイアイスター不動産<3465.T>も急騰、リンクアンドモチベーション<2170.T>ダブル・スコープ<6619.T>なども大幅高となった。

 半面、ソフトバンクグループ<9984.T>が売りに押され、任天堂<7974.T>も下落した。エムスリー<2413.T>も安い。THEグローバル社<3271.T>が一時ストップ安に売られクスリのアオキホールディングス<3549.T>も大きく値を下げた。大幸薬品<4574.T>日医工<4541.T>なども大幅下落となった。エレコム<6750.T>も安い。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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