東京株式(大引け)=579円安と大幅下落、一時6カ月ぶり安値水準に落ち込む

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/03/06 15:45
東京株式(大引け)=579円安と大幅下落、一時6カ月ぶり安値水準に落ち込む  6日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに大幅下落。前日のNYダウ急落や為替の大幅な円高が嫌気され、下値を模索する動きが続いた。

 大引けの日経平均株価は前日比579円37銭安の2万749円75銭。東証1部の売買高概算は17億4964万株。売買代金概算は2兆8335億2400万円。値上がり銘柄数は40と全体の約2%、値下がり銘柄数は2114、変わらずは9銘柄だった。

 日経平均株価は一時、前日に比べ700円を超す下落となり、昨年9月4日以来、6カ月ぶりの安値に下落する場面があった。33業種、全てが下落する全面安となった。新型コロナウイルスの米国での感染拡大への懸念から、前日のNYダウが大幅安となったことが嫌気された。また、為替市場では1ドル=105円後半へ急激な円高が進行したことも警戒された。市場では、海外ヘッジファンドなどの短期筋が先物を中心に売りを仕掛けていたようだ、との見方が出ていた。今晩は米2月雇用統計の発表が予定されており、その結果も注目されている。

 個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984.T>任天堂<7974.T>ファーストリテイリング<9983.T>が安く、トヨタ自動車<7203.T>ホンダ<7267.T>など自動車株が値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>など銀行株も安い。東京エレクトロン<8035.T>キヤノン<7751.T>キーエンス<6861.T>も軟調。政府が、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中国と韓国からの入国制限を強化する方針を発表したことから、HANATOUR JAPAN<6561.T>エイチ・アイ・エス<9603.T>寿スピリッツ<2222.T>などインバウンド関連株が売られた。
 
 半面、セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が高く、キョーリン製薬ホールディングス<4569.T>アルチザネットワークス<6778.T>が堅調。ライオン<4912.T>東京ガス<9531.T>がしっかり。ウエルシアホールディングス<3141.T>アインホールディングス<9627.T>クスリのアオキホールディングス<3549.T>などドラッグストア株が値を上げた。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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