kabukabumanさんのブログ

最新一覧へ

« 前へ311件目 / 全2160件次へ »
ブログ

株の初心者さんが犯しやすい過ち(その①)

最近「みんかぶ」に投資初心者と仰る会員さんが増えている様なので

株式投資の初心者さんが失敗をしないためのポイントを幾つかご紹介します。

内容は個人的な経験を基に書いた日記「投資の基本」を一部手直ししたものです。


〇銘柄選びの落とし穴


株を買う時は必ず事前に銘柄分析を行います。

その結果株価が上がると判断すれば実際に買う訳ですが

予想に反して「買えば下がる」という経験をする人が多いのも事実だと思います。


では何故そうなるのか?答えは2つあります。


①買いたい銘柄は事前に調査分析を行う際、無意識のうちにひいき目で見てしまう


 買いたい銘柄はどうしてもひいき目で見てしまう傾向があり

 銘柄分析を行う際、無意識のうちに強味は大きく

 弱みは小さめに評価するという過ちを犯してしまいます。

 ですからそれを防ぐために、ファンダ・需給の両面を同業他社と比較し

 優位性を客観的に分析することが重要です。

 

②外部情報を参考にして買う場合は、既に買うタイミングが遅れている


 個人投資家の情報源はマスコミ情報(NET・新聞・TV・雑誌など)が多いため

 多くの場合情報を知った時は既に機関投資家や早耳筋は仕込みを終えています。

 つまり貴方が買う時はS席もA席も売り切れ、最後尾の席しか残っていないので

 買った時が高値圏だったということがよく起こります。

 「買えば下がる」という経験が多い人はこの罠に嵌っている可能性が高く

 買った後に下落し始めた場合は早目に損切りする勇気が必要です。

 

 無論外部情報に頼るのが悪いという訳ではなく、有用な情報も沢山ありますが

 常に頼るのではなく、銘柄は自分で探す習慣を身に付けることが大事です。

 因みに銘柄探しのポイントは次の機会に詳しくお話ししようと思います。


〇損切り出来ない原因と対処法


株式投資の有名な格言に「利確千両 損切り万両」という言葉があります。

これは利益を確定する以上に損失を確定する方が重要だという意味ですが

裏を返せば損切りの難しさを表しているとも言えます。


では何故損切り出来ないのか?その答えも2つあります。


①株価が上がると信じている、或いは信じたいという気持ちが心を支配している


②勝率に拘っている


投資は「資産の運用」ですから資金を減らす様ではやる意味がありません。

ところが株で「含み損」を抱えても「含み損=実損」という認識が薄く

なかなか損切り出来ない人が多いと思います。


株価が上がると信じて買った訳ですから含み損を我慢したくなるのは当然ですし

買った株で損をしたくないという気持ちも解かります。


しかし株価が下落するにはそれなりの理由がある筈なので

下落幅が一定の許容範囲を超えた場合は理屈抜きに損切りする勇気が必要です。

また「銘柄に惚れるな!」と言われますが、株式投資に「恋は盲目」は厳禁です。

因みに一定の許容範囲は「マイルール」として予め決めて置くべきで

経験的に「下落率5%」を損切りラインに設定している人が多い様な気がします。


次に買った株で損をしたくないというのは勝率に拘るからで

投資は勝敗が全てだということを肝に銘じて置くべきです。

つまり売買ごとの収支ではなく、年間収支をプラスにするという発想が大事です。


因みに、損切りを躊躇せずマメに利益を確定すれば

経験的に3勝7敗(勝率3割)で年間収支をプラスにすることが充分可能です。

つまり損切りが苦手な人は「100回売買すれば70回損切り出来る」と考ることで

損切りに対する抵抗感がなくなり、投資の成果は大きく改善すると思います。


〇含み損は実損だが含み益は利益ではない


含み損を抱えていても何時か株価が上がるだろうという期待感から

「含み損=実損」という認識は薄れがちになります。

しかしこういう考えは損切りを躊躇させる大きな原因なので改めるべきです。

株価が買値まで戻る保証は何処にもなく、さらに下がる可能性もあるため

含み損は実損と捉え、許容範囲を超えれば潔く損切りする方が賢明だと思います。


一方含み益は利益を確定するまで本当の利益ではありません。

相場は生き物なので何時何が起こるか分かりませんし

一夜にして含み益が含み損に変わることも日常茶飯事です。


さらにもっとやってはいけないことが、含み益があるというだけで気が大きくなり

利益を確定する前に散財してしまうことです。

同様の理由で含み益は一夜で含み損に変わる可能性があるので

散在する場合は必ず利益を確定させた後というのが投資家の心構えとして重要です。


〇「株は安く買って高く売るもの」という言葉は当たり前且つ無責任で

 「底打ち反転の兆しが見えた時に買い、頭打ちの兆候が現れたら売る」が正解


買い場と売り場はチャートが大きな判断材料になるので

チャートの読み方は必ず勉強して置く必要があります。

長くなるので詳細は省きますが

折角なので「みんかぶ」のチャート解説を参考にされると良いでしょう。


因みに底打ち反転の兆しや天井圏の判断に関する事例を幾つかご紹介して置きます。

http://diamond.jp/articles/-/19941


https://allabout.co.jp/gm/gc/380774/


http://kabu-psychology.com/wp/?page_id=3261


お話ししたいことは他にも沢山ありますが今回はこの辺で<(_ _)>


<まとめ>

◇投資は「資産の運用」なので損をするくらないならやらない方がいい

◇銘柄を選ぶ時は買いたい銘柄を客観的に調査分析する(銘柄に惚れるのは厳禁)

◇マイルールを作り「損切り」の基準は必ず守る

◇勝率に拘ると「損切り」のタイミングが遅れ傷口を広げてしまう

◇投資の成果(収支)は年間で評価する

◇含み損は実損だが含み益は利益を確定するまで本当の利益ではない

◇マスコミの情報や他人の意見ばかり参考にして株を売買してもあまり儲からない

 基本は自分で銘柄を探すこと

◇「株は安く買って高く売るもの」と言われますが底値は誰にも分からないので 

 「底打ちの兆しが見えたら買い、頭打ちの兆候が現れたら売る」が正しい表現で       

 そのためにもチャートの勉強は必須事項です

6件のコメントがあります
  • イメージ
    キノ@小市民さん
    2017/10/30 00:46

    こんばんは^^

    「銘柄惚れ」は1銘柄だけ体験しました^^;

    ジックリ調べたら日々の売買高が極めて少ない銘柄でした

    損切り致しましたが、100円未満の授業料で学ばせて頂いたので

    結果的には良い勉強が出来ました♪


  • イメージ
    kabukabumanさん
    2017/10/30 01:09

    キノ@小市民さん こんばんは。


    授業料が安くて済んだだけラッキーですね。

    私が株を始めたのは2005年で「みんかぶ」に入会したのが2010年です。

    最初は随分高い授業料も払いましたが

    幸い始めた時期は地合いが良く、地合いに救われながら自己流で勉強し

    這い上がることが出来ました。


    「みんかぶ」に入会してからは優秀な先人の相場観を盗み^^

    今日に至っています。


    因みに株式投資は「1に勉強、2に勉強。3・4が努力で5も勉強」ですから

    良い経験をされたと思います。


    投資は誰でも失敗しますが、それを糧に出来る人が成功する世界だと思います。


    今後のご活躍をお祈りしています!

  • イメージ
    ちこ姉さん
    2017/10/30 06:25
    kabさま
    おはようさま。

    忘れてた事、思い出させてくれました。

    万年初心者ね、わたくすは。
    勉強いたすます。 ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

    今は ちょっと体調不良ゆえ、頭が整わないから 放ったらかしてますが。

    では。。。
  • イメージ
    マイルド。さん
    2017/10/30 07:09
    おはよう御座います。kabukabuさん。
    皆さんの知識、凄いですよね。えへへ、ちゃっつかりが得意技
    すんまそん。
  • イメージ
    kabukabumanさん
    2017/10/30 07:39

    ちこ姉さん おはようございます。


    >忘れてた事、思い出させてくれました。
     万年初心者ね、わたくすは。
     勉強いたすます。 ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶


    はいはい解かってますよ(。-∀-)ニヒ♪


    この日記はちこ姉さんを連想しながら書きましたので(^┰^;)ゞ


    でも体調不良は気になります。

    急に寒くなって来ましたのでご自愛下さい!

  • イメージ
    kabukabumanさん
    2017/10/30 07:44

    マイルド。さん おはようございます。


    >ちゃっつかりが得意技


    それって株式投資で成功する秘訣カモですよ^^


    相場のカモにならないようさらに得意技を磨いて下さい!



コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。