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*12:14JST 日経平均は大幅に4日続伸、幅広い銘柄が買われ売買代金も前日比では増加
日経平均は大幅に4日続伸。前日比668.80円高(+1.94%)の35110.52円(出来高概算9億8000万株)で前場の取引を終えている。
10日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は170.57ドル高(+0.45%)の37695.73ドル、ナスダックは111.94ポイント高(+0.75%)の14969.65ポイント、S&P500は26.95ポイント高(+0.57%)の4783.45ポイントで取引を終了した。今週予定されている重要インフレ指標や銀行決算の発表を控えた調整が続き、寄り付き後、小幅高。長期金利が上昇に転じたため一時相場は下落に転じたが、ソフトランディング期待を受けた買いやハイテクの買いが下値を支え、終盤にかけて上げ幅を拡大した。引けにかけ、NY連銀のウィリアムズ総裁がバランスシート縮小ペースを減速する段階にはまだ達していないとの発言を受けて上昇一服し終了。
米国株の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始。昨日に続き、本日も幅広い銘柄に買いが入ったことや、明日12日がオプション特別清算指数(SQ)算出日ということで思惑的な買いも加わったことなどから日経平均は上げ幅を拡大。1990年2月23日以来となる35000円を突破、一時35140.63円まで上昇した。
日経平均採用銘柄では、一部証券関連会社のレポートを材料に伊藤忠<8001>、三井物産<8031>、丸紅<8002>など総合商社株が買われたほか、為替の円安推移なども影響してトヨタ自<7203>、ホンダ<7267>など自動車株も強い。また、第一三共<4568>、東京海上<8766>、KDDI<9433>、東京電力HD<9501>と幅広い銘柄も買われた。
一方、昨年上昇が目立っていたレーザーテック<6920>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体関連の一角が売られたほか、昨日大幅高したオリンパス<7733>
もさえない。なお、TOPIXコア30採用銘柄で、唯一アステラス製薬<4503>のみ小幅下落した。
セクターでは、全業種が上昇する全面高の展開となった。とくに、輸送用機器、卸売業、証券・商品先物、保険業、機械などの上昇が目立った。
昨日の意外高に続く本日の大幅高を受けて、日経平均はバブル後の最高値を連日で更新している。過熱感が意識される可能性はあるが、前場のプライム市場の売買代金が既に2.6兆円まで膨らんでいることから、多少の利益確定売りを受け止める地合いはできつつあると想定。参加者が増加していることなどから、後場の日経平均は35000円の高値圏を維持したまま取引を終える可能性は高いと考える。もっとも、今晩の12月米消費者物価指数(CPI)発表を控えていることから、念のためドル・円の動向には注意しておきたい。
<AK>
10日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は170.57ドル高(+0.45%)の37695.73ドル、ナスダックは111.94ポイント高(+0.75%)の14969.65ポイント、S&P500は26.95ポイント高(+0.57%)の4783.45ポイントで取引を終了した。今週予定されている重要インフレ指標や銀行決算の発表を控えた調整が続き、寄り付き後、小幅高。長期金利が上昇に転じたため一時相場は下落に転じたが、ソフトランディング期待を受けた買いやハイテクの買いが下値を支え、終盤にかけて上げ幅を拡大した。引けにかけ、NY連銀のウィリアムズ総裁がバランスシート縮小ペースを減速する段階にはまだ達していないとの発言を受けて上昇一服し終了。
米国株の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始。昨日に続き、本日も幅広い銘柄に買いが入ったことや、明日12日がオプション特別清算指数(SQ)算出日ということで思惑的な買いも加わったことなどから日経平均は上げ幅を拡大。1990年2月23日以来となる35000円を突破、一時35140.63円まで上昇した。
日経平均採用銘柄では、一部証券関連会社のレポートを材料に伊藤忠<8001>、三井物産<8031>、丸紅<8002>など総合商社株が買われたほか、為替の円安推移なども影響してトヨタ自<7203>、ホンダ<7267>など自動車株も強い。また、第一三共<4568>、東京海上<8766>、KDDI<9433>、東京電力HD<9501>と幅広い銘柄も買われた。
一方、昨年上昇が目立っていたレーザーテック<6920>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体関連の一角が売られたほか、昨日大幅高したオリンパス<7733>
もさえない。なお、TOPIXコア30採用銘柄で、唯一アステラス製薬<4503>のみ小幅下落した。
セクターでは、全業種が上昇する全面高の展開となった。とくに、輸送用機器、卸売業、証券・商品先物、保険業、機械などの上昇が目立った。
昨日の意外高に続く本日の大幅高を受けて、日経平均はバブル後の最高値を連日で更新している。過熱感が意識される可能性はあるが、前場のプライム市場の売買代金が既に2.6兆円まで膨らんでいることから、多少の利益確定売りを受け止める地合いはできつつあると想定。参加者が増加していることなどから、後場の日経平均は35000円の高値圏を維持したまま取引を終える可能性は高いと考える。もっとも、今晩の12月米消費者物価指数(CPI)発表を控えていることから、念のためドル・円の動向には注意しておきたい。
<AK>
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