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乾汽船のニュース
日経平均株価
始値 26771.58
高値 26998.47(10:40)
安値 26549.00(09:28)
大引け 26910.87(前日比 -211.20 、 -0.78% )
売買高 9億3859万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆3068億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日続落、フシ目の2万7000円大台割り込む
2.米株市場ではウクライナ情勢を嫌気し再びリスク回避ムード
3.朝方に日経平均は570円あまりの急落も、その後下げ渋る
4.米ロ首脳会談に関する報道を受け日経平均は急速な戻り足に
5.業種別では鉄鋼株や銀行セクターに消去法的な買いが向かう
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比232ドル安と3日続落した。ウクライナ情勢に対する警戒感のほか、週明け21日がプレジデンツデーで休場となることもあり、買いを手控える動きが強まった。
週明けの東京市場では、前週後半を引き継ぎリスク回避の売りが続き、日経平均株価は3日続落。フシ目の2万7000円台を割り込んだ。
21日の東京市場は、全般買い手控えムードが強く日経平均は下値模索の動きを継続した。前週末の米国株市場ではウクライナ情勢の緊迫化を背景に市場のセントメントが悪化し、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大きく水準を切り下げた。これを受け東京市場でも幅広い銘柄に売りがかさんだ。日経平均は朝方に前週末比570円あまりの急落に見舞われたが、その後、米ロ首脳会談に関する報道を契機に先物が主導する形で急速に下げ渋る場面もあった。ただ、後場は買いの勢いが鈍り、日経平均は200円安近辺で売り買いを交錯させた。業種別では33業種中29業種が下落する展開となったが、そのなか鉄鋼株や銀行セクターには消去法的な買いが向かった。個別では東証1部全体の3分2に当たる67%の銘柄が下落している。
個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が軟調だったほか、東京エレクトロン<8035>が大きく下げるなど、半導体製造装置関連が軟調。商船三井<9104>なども値を下げた。キーエンス<6861>が下落、任天堂<7974>、信越化学工業<4063>、日立製作所<6501>なども下落した。日本電産<6594>も冴えない。明治電機工業<3388>、イソライト工業<5358>が急落、ネクシィーズグループ<4346>、シャープ<6753>も大幅安。エアトリ<6191>も売られた。
半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が買い優勢、ベイカレント・コンサルティング<6532>なども高い。日本製鉄<5401>が堅調、住友金属鉱山<5713>も買いを集めた。ファイズホールディングス<9325>が急伸、三菱製鋼<5632>も値を飛ばした。ファンコミュニケーションズ<2461>が物色人気。メドピア<6095>、ミタチ産業<3321>の上げも目立った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はNTTデータ <9613> 、ネクソン <3659> 、トレンド <4704> 、オリンパス <7733> 、KDDI <9433> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約20円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、信越化 <4063> 、アドテスト <6857> 、テルモ <4543> 、ダイキン <6367> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約111円。うち59円は東エレク1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は4業種のみで、上昇率の上位から(1)鉄鋼、(2)銀行業、(3)情報・通信業、(4)小売業。一方、下落率の上位5業種は(1)金属製品、(2)海運業、(3)陸運業、(4)電気機器、(5)水産・農林業。
■個別材料株
△ジーエヌアイ <2160> [東証M]
米子会社の連結子会社から持ち分法適用会社への変更の可能性。
△ファンコミ <2461>
自社株買い実施による今後の需給改善を期待。
△ミタチ産業 <3321>
22年5月期業績及び配当予想を上方修正で大幅続伸。
△アグレ都市 <3467>
22年3月期配当予想を増額修正。
△ペルセウス <4882> [東証M]
SBI証券が「買い」及び目標株価1000円でカバー開始。
△タカトリ <6338> [東証2]
半導体向けマルチワイヤーソー好調で収益牽引。
△木村化 <6378>
好業績・割安株として見直し買い。
△グロームHD <8938> [JQG]
3期ぶり6円の配当を好感。
△ファイズHD <9325>
丸和運機関 <9090> による子会社化発表を好感。
△日邦産業 <9913>
フジミインコ <5384> と資本・業務提携。
▼明治電機工業 <3388>
公募増資などで最大13億円を調達へ。
▼シャープ <6753>
液晶パネル製造会社の子会社復帰に伴う財務悪化を懸念。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)グレイス <6541> 、(2)Sサイエンス <5721> 、(3)ファイズHD <9325> 、(4)燦HD <9628> 、(5)菱製鋼 <5632> 、(6)アグレ都市 <3467> 、(7)共立印刷 <7838> 、(8)ファンコミ <2461> 、(9)アゴーラHG <9704> 、(10)イマジカG <6879> 。
値下がり率上位10傑は(1)明治電機工業 <3388> 、(2)イソライト <5358> 、(3)ネクシィーズ <4346> 、(4)シャープ <6753> 、(5)ランド <8918> 、(6)大幸薬品 <4574> 、(7)エアトリ <6191> 、(8)クロスマーケ <3675> 、(9)ネットプロ <7383> 、(10)乾汽船 <9308> 。
【大引け】
日経平均は前日比211.20円(0.78%)安の2万6910.87円。TOPIXは前日比13.63(0.71%)安の1910.68。出来高は概算で9億3859万株。東証1部の値上がり銘柄数は621、値下がり銘柄数は1466となった。日経ジャスダック平均は3572.49円(23.96円安)。
[2022年2月21日]
株探ニュース
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