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メディア総研のニュース
日経平均株価
始値 28237.21
高値 28469.41(14:46)
安値 28232.68(09:00)
大引け 28444.19(前日比 +135.03 、 +0.48% )
売買高 11億0677万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆7202億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日続伸、朝安後に切り返す展開
2.米株市場はNYダウが急落、パウエル発言を嫌気
3.パウエル議長の議会証言は利上げの長期化を示唆
4.日経平均は円安を追い風に先物主導で上昇基調に
5.値上がり銘柄数は1200超と個別株物色は活発
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比574ドル安と5日ぶりに反落した。FRB議長の議会証言を受けて金融引き締めへの警戒感が強まり売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は朝方安く始まったもののその後はすぐにプラス圏に浮上、後場も堅調な値動きを続け、2万8400円台で引けた。
8日の東京市場は、朝方リスク回避ムードのなか売り優勢でスタート、日経平均は安く始まったものの、その後は先物主導でプラス圏に切り返した。前日の米国株市場でNYダウが570ドルを超える急落をみせ、これを受けて買い手控え感が広がったが、下値では押し目買い需要が活発で空売り筋の買い戻しを誘発した。米国ではパウエルFRB議長の議会証言が注目されていたが、タカ派色の強い発言を受けFRBによる金融引き締め長期化への警戒感が嫌気された。ただ、外国為替市場ではドルが買われ1ドル=137円台後半まで円安が進行、東京市場ではこれが主力株中心に追い風材料となっている。先物が主導しての上昇ながら、個別株物色意欲も旺盛。中小型株も総じて高く、プライム市場の値上がり銘柄数は1200を上回り全体の67%を占めた。
個別では、売買代金断トツのレーザーテック<6920>が堅調、アドバンテスト<6857>も値を上げた。ファーストリテイリング<9983>が高く、JR東日本<9020>も買いが優勢だった。日本航空<9201>も高い。冨士ダイス<6167>が4日連続ストップ高に買われ、インソース<6200>、ワイエイシイホールディングス<6298>なども値を飛ばした。共立メンテナンス<9616>、ミライト・ワン<1417>なども買いを集めた。
半面、ソフトバンクグループ<9984>、三菱商事<8058>が冴えず、リクルートホールディングス<6098>も売りに押された。住友金属鉱山<5713>が安く、円谷フィールズホールディングス<2767>は大幅下落。ファーマフーズ<2929>が値下がり率トップに売り込まれ、ギフティ<4449>、ステラ ケミファ<4109>などの下げも目立つ。安永<7271>が利食われ、日産自動車<7201>も大きく水準を切り下げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、TDK <6762>、アドテスト <6857>、オリンパス <7733>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約84円。うち54円はファストリ1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、リクルート <6098>、住友鉱 <5713>、信越化 <4063>、ファナック <6954>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約24円。
東証33業種のうち上昇は24業種。上昇率の上位5業種は(1)陸運業、(2)小売業、(3)不動産業、(4)ゴム製品、(5)建設業。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)非鉄金属、(3)石油石炭製品、(4)証券商品先物、(5)その他製品。
■個別材料株
△買取王国 <3181> [東証S]
2月既存店売上高が12カ月連続前年上回り過去最高を記録。
△デジプラ <3691> [東証G]
「ChatGPT」などによるAIコンテンツ制作サービスの実証実験開始。
△アイサンテク <4667> [東証S]
つくば市の自動運転車の実証実験に参加。
△シキノHT <6614> [東証S]
パワー半導体注力で成長期待高まる。
△大泉製 <6618> [東証G]
デンソー <6902> [東証P]との電池モジュールに関する特許登録を材料視。
△ユニバンス <7254> [東証S]
EV関連の低PBR銘柄として物色人気加速。
△南陽 <7417> [東証S]
23年3月期利益及び配当予想を上方修正。
△メディア総研 <9242> [東証G]
学生就活イベントの原価抑えられ上期営業利益は計画上振れ。
△ウェルライ <9565> [東証G]
eスポーツ関連株物色の波に乗る。
△JKHD <9896> [東証P]
161万4000株を上限とする自社株を取得。
▼メディアL <6659> [東証S]
新株予約権発行を発表で希薄化を警戒。
▼ビジョナリー <9263> [東証S]
星崎社長の辞任と決算発表延期を嫌気。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)冨士ダイス <6167>、(2)インソース <6200>、(3)ワイエイシイ <6298>、(4)フィルC <3267>、(5)共立メンテ <9616>、(6)富士製薬 <4554>、(7)ミライトワン <1417>、(8)H2Oリテイ <8242>、(9)JKHD <9896>、(10)eBASE <3835>。
値下がり率上位10傑は(1)ファーマF <2929>、(2)円谷フィHD <2767>、(3)ギフティ <4449>、(4)ステラケミ <4109>、(5)Appier <4180>、(6)アシックス <7936>、(7)ジャムコ <7408>、(8)HEROZ <4382>、(9)安永 <7271>、(10)日産自 <7201>。
【大引け】
日経平均は前日比135.03円(0.48%)高の2万8444.19円。TOPIXは前日比6.23(0.30%)高の2051.21。出来高は概算で11億0677万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1237、値下がり銘柄数は521となった。東証マザーズ指数は773.82ポイント(0.58ポイント高)。
[2023年3月8日]
株探ニュース
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