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オリックスのニュース
■今週の相場ポイント
1.日経平均は2週連続の下落、週後半に乱高下の展開
2.3連休明けの週初は、円高への警戒感もあり軟調スタート
3.18日は422円安と令和に入り最大の下落も19日に急反発で取り戻す
4.米国の0.5%利下げ観測が再浮上、半導体株が上昇基調強める
5.依然、薄商い状態は継続、売買代金は18日を除き2兆円台割れ
■週間 市場概況
今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比218円(1.01%)安の2万1466円と2週連続で下落した。
今週のポイントとなったのは18日の急落と19日の急反発。18日はNYダウの下落に来週から本格化する決算発表への警戒感もあり、日経平均は422円安と令和に入って最大の下落幅を記録。しかし、19日は米国で0.5%利下げへの期待が再度強まったこともあり420円高と急反発。18日の下げをほぼ取り戻した。
3連休明けの16日(火)は、1ドル=108円台を割り込む円高となったこともあり、買い手控えムードが強まるなか、日経平均は150円安と下落した。17日(水)はトランプ米大統領が中国と交渉で合意するまでには時間を要するという趣旨の発言を受け、日経平均は66円安と下値摸索が続いた。18日(木)は前日のNYダウが115ドル安と下落したほか、ヘッジファンドなど短期筋の売りも入り日経平均は急落した。ただ、19日(金)は米国で0.5%利下げ観測が再浮上したこともあり、売り方買い戻しが流入し日経平均は急反発。前日の下げ幅をほぼ取り戻す格好となった。業績回復期待から半導体関連株の上昇が目立った。今週も売買代金は18日を除き2兆円割れが続くなど、薄商い状態は続いた。
■来週のポイント
来週は決算発表の本格化を控え様子見ムードが強まる中、方向感に乏しい相場展開が続くとみられる。
重要イベントとしては、国内では24日から19年4-6月期の決算発表が本格化する。海外では25日にECBが政策金利を発表するほか、24日発表の米国6月新築住宅販売件数や26日発表の米国4-6月期GDPに注視が必要だろう。
■日々の動き(7月16日~7月19日)
【↓】 7月16日(火)―― 3日ぶり反落、米株高も薄商いのなか追随できず
日経平均 21535.25( -150.65) 売買高10億4065万株 売買代金 1兆7423億円
【↓】 7月17日(水)―― 続落、米中摩擦長期化への警戒感が再燃
日経平均 21469.18( -66.07) 売買高10億2395万株 売買代金 1兆8421億円
【↓】 7月18日(木)―― 続急落、米株安や円高で一時2万1000円割れ
日経平均 21046.24( -422.94) 売買高12億8872万株 売買代金 2兆1777億円
【↑】 7月19日(金)―― 4日ぶり急反発、前日急落の反動で全面高
日経平均 21466.99( +420.75) 売買高11億0985万株 売買代金 1兆9289億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、27業種が下落
(2)JXTG <5020> など石油、石油資源 <1662> など鉱業株が大きく売られた
(3)川崎汽 <9107> など海運、日本製鉄 <5401> など鉄鋼株は下げ続く
(4)セブン&アイ <3382> など小売り、楽天 <4755> などサービスといった内需株は総じて軟調
(5)輸出株はオリンパス <7733> など精密機器、ソニー <6758> など電機は下落も
トヨタ <7203> など自動車、SMC <6273> など機械は値を保つ
(6)金融株はみずほFG <8411> など銀行、野村 <8604> など証券は安いが
東京海上 <8766> など保険、オリックス <8591> などその他金融は値を保つ
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数上位5テーマ)
1(2) 人工知能(AI) ── AI人材にもマーケットの熱視線
── AI&IoT“知の融合”、「覚醒する新世紀材料株」精選7銘柄
2(1) 5G
3(5) JPX日経400
4(7) サイバーセキュリティ
5(3) 脱プラスチック
※カッコは前週の順位
株探ニュース
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