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アクシアル リテイリングのニュース一覧

前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2023/06/15 05:30

トルク <8077>  267円 (+44円、+19.7%)

 東証プライムの上昇率トップ。トルク <8077> [東証P]が急反騰し年初来高値を更新。13日の取引終了後、23年10月期の連結業績予想について、売上高を212億4200万円から216億円(前期比5.5%増)へ、営業利益を3億4300万円から6億円(同43.2%増)へ、純利益を3億7700万円から6億円(同12.7%増)へ上方修正し、減益予想から一転して営業増益予想としたことが好感された。上期において、ウェブ受注システム「ねじネット」の取り扱いアイテム及びユーザー数の拡大や、ユーザーインターフェースの改善に努め、業務プロセスのデジタル化を進めたことが奏功。また、「ねじネット」に連動するモバイルアプリ「引取通知」をリリースしたことも寄与する。なお、同時に発表した第2四半期累計(22年11月-23年4月)決算は、売上高107億3600万円(前年同期比8.1%増)、営業利益3億6900万円(同2.7倍)、純利益4億1700万円(同2.8倍)だった。

日山村硝 <5210>  1,038円 (+150円、+16.9%) ストップ高

 日本山村硝子 <5210> [東証S]がストップ高。13日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想の修正を発表した。最終損益の黒字額の見通しをこれまでの44億円から75億円(前期は30億700万円の赤字)に見直しており、好感されたようだ。関連会社で債務超過にあったアルガラス山村が独自の資金調達を行い、同社に対する貸付金が全額返済されることとなった。またアルガラス山村サウスイーストへの保証類似行為が解除され、アルガラス山村への出資割合にも変動があった。持ち分法による投資利益の計上や、想定していた持ち分法による投資損失の追加計上が見込まれなくなったことなどが影響する。今期の売上高の見通しは据え置いている。

ビジョナリー <9263>  126円 (+15円、+13.5%)

 ビジョナリーホールディングス <9263> [東証S]が続急騰。東京証券取引所が13日、ビジョナリーによる23年4月期第3四半期報告書の提出が確認されたため、同社株の監理銘柄(確認中)の指定を14日付で解除すると発表。これを受け、買い安心感が広がった。ビジョナリーは同四半期報告書の提出とあわせ、過年度の有価証券報告書の訂正報告書を提出した。また、発表を延期していた23年4月期第3四半期累計(22年5月-23年1月)の決算を13日に開示。売上高は前年同期比2.1%増の202億1400万円、最終損益は前年同期の赤字から9100万円の黒字に転換して着地した。

ITFOR <4743>  1,153円 (+113円、+10.9%)

 東証プライムの上昇率2位。アイティフォー <4743> [東証P]が急反騰、連日で年初来高値を更新。13日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これを好感した買いが入った。取得上限は88万2000株(自己株式を除く発行済み株数の3.18%)、または9億円。期間は6月14日から来年3月29日まで。

ファンペップ <4881>  201円 (+12円、+6.4%)

 ファンペップ <4881> [東証G]が急反発した。13日の取引終了後、花粉症に対する抗体誘導ペプチドの新規開発化合物を決定し、前臨床試験を開始したと発表しており、手掛かり視されたようだ。標的タンパク質IgEに対する抗体誘導ペプチド「FPP004X」は、体内で免疫細胞が一定期間、IgEへの抗体を産生させることから、花粉症シーズンを前に投与すれば、症状の緩和につながると期待される。同社は新たな治療の選択肢を提供することを目指し、FPP004Xの医薬品開発を進めていく。

トヨタ <7203>  2,310円 (+136.5円、+6.3%)

 東証プライムの上昇率9位。トヨタ自動車 <7203> [東証P]が5日続急伸。連日でマドを開けて買われる展開となった。約1年4ヵ月ぶりの高値圏に浮上した。日経平均は上昇基調を続けているものの、プライム市場の物色対象には変化がみられている。PERやPBRの割安なバリュー株に資金が還流しており、自動車セクターもその一角だ。そのなか、同社は昨年来7ヵ月以上にわたって解散価値を下回る水準で推移していたが、前日13日にPBR1倍台を回復した。また、14日午前中に同社の株主総会が行われ、世界的にも機関投資家の視線を集めている。

ビジョナル <4194>  8,320円 (+470円、+6.0%)

 ビジョナル <4194> [東証G]が3日続急伸。同社は6月13日大引け後、23年7月期第3四半期累計(22年8月-23年4月)の連結経常利益は前年同期比39.8%増の104億円に拡大したと発表。これが好感されたようだ。通期計画の128億円に対する進捗率は81.8%に達したものの、前年同期の85.6%を下回った。

住友鉱 <5713>  4,920円 (+271円、+5.8%)

 住友金属鉱山 <5713> [東証P]が急反発。三井金属鉱業 <5706> [東証P]や三菱マテリアル <5711> [東証P]など非鉄関連株が堅調に推移した。中国人民銀行(中央銀行)は13日に7日物リバースレポ金利を引き下げた。毎営業日実施されるリバースレポの金利引き下げを予想外と受け止める向きは多く、中国で金融緩和策が強化されるとの観測が強まっている。中国当局による景気浮揚策への思惑も広がるなか、同日の米国の商品市場で銅先物は下値の堅さをみせており、非鉄セクターの支援材料となったようだ。

アクシアル <8255>  3,545円 (+180円、+5.4%)

 アクシアル リテイリング <8255> [東証P]が急反発。13日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を50万株(発行済み株数の2.16%)、または15億円としており、取得期間は6月14日から12月31日まで。資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的としている。

SBG <9984>  6,610円 (+300円、+4.8%)

 ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が大幅高で3日続伸。強弱観対立のなかも買いが先行、目先筋の利食いをこなし年初来高値近辺で頑強な値動きを示した。傘下のファンドを通じてAIベンチャーへの投資に積極的で、世界的なAI関連株人気に乗っている。前日13日は「チャットGPT」を開発した米オープンAIのサム・アルトマンCEOと孫正義社長が面会し、共同事業を模索していることが伝わり急速人気化したが、14日も上値を見込んだ買いが継続している。一方、ソフトバンクGの後藤芳光CFOが昨年、保有する同社株の大量売却を行っていたことが明らかとなった。これをネガティブ視する動きは限定的ながら、上値を重くする材料と見る向きもあるようだ。

日本製鉄 <5401>  3,001円 (+115円、+4.0%)

 日本製鉄 <5401> [東証P]が大幅高で3日ぶりに反発。商いも増勢で2900円近辺のもみ合いを上放れる動きをみせた。ここ日経平均の上昇が目立っているが、半導体や人工知能(AI)関連などに買い人気が偏っており、グロース(成長)株の優位性が際立っていた。バリュー株に位置付けられる同社株をはじめとした鉄鋼株は、動きが鈍かったが足もとでリターンリバーサル狙いの買いを引き寄せた。同社株はPERが7倍、PBRが0.6倍台と株価指標面から割安感が顕著であり、グロース株の上値が重くなり始めたところで、資金シフトの動きが観測される。米格付け会社のS&Pグローバルが12日に同社の長期格付けを1段階引き上げたことなども、間接的に株価の支援材料となったもようだ。

梅の花 <7604>  961円 (+37円、+4.0%)

 梅の花 <7604> [東証S]が大幅反発。14日午後1時ごろに発表した24年4月期連結業績予想で、売上高298億8400万円(前期比8.8%増)、営業利益5億9100万円(同6.6倍)、最終利益3億2200万円(前期4億4000万円の赤字)と大幅な営業増益を見込み、年間配当で前期比5円増の年10円を予想していることが好感された。付加価値の高い商品提供による客単価向上や顧客のライフスタイルの変化に対応した商品展開、SNS及びWEB媒体などを使用した情報発信による顧客接点強化を図ることで集客力や認知度向上に努めるという。23年4月期決算は、売上高274億5600万円(前の期比21.5%増)、営業利益8900万円(前の期16億3000万円の赤字)、最終損益4億4000万円の赤字(同2億1700万円の黒字)となり、従来予想の営業利益8400万円を上回って着地した。

ホンダ <7267>  4,536円 (+157円、+3.6%)

 ホンダ <7267> [東証P]が大幅高で4日続伸。上げ幅を拡大し、2007年7月以来、およそ15年11ヵ月ぶりの高値水準をつけた。14日、新型小型ビジネスジェット機の製品化を決定したと発表しており、株価の刺激材料となったようだ。2021年に米ネバダ州で開催されたビジネス航空ショーで参考展示したコンセプト機「HondaJet 2600 Concept」をベースとし、28年頃の米連邦航空局(FAA)の型式証明取得に向け開発を進める。このほどエンジン、アビオニクス、胴体などの主要サプライヤーとの契約を締結したという。新型ジェット機は現在生産・販売するベリーライトジェット機に続く製品で、1クラス上のライトジェット機カテゴリーへの参入となる。最大11人の乗員・乗客が搭乗でき、ライトジェット機として世界で初めてノンストップでの米国大陸横断を可能にする。

NATTY <7674>  3,655円 (+125円、+3.5%) 一時ストップ高

 NATTY SWANKYホールディングス <7674> [東証G]が大幅高で5日続伸、一時ストップ高となった。株価は前週後半から薄商いながら急浮上しており、前日まで4営業日続伸と上値追い態勢を鮮明としていた。餃子に力を入れた居酒屋を直営及びフランチャイズで展開するが、脱コロナ環境で足もとの業績は絶好調に推移している。13日取引終了後に24年1月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画の1億8000万円から4億4000万円(前期は1億3000万円の赤字)に大幅上方修正、これが株価を強く刺激する格好となった。商いが成立しないまま、株価水準を切り上げる展開に。

ケネディレジ <3278>  214,300円 (+6,900円、+3.3%)

 ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人 <3278> [東証R]が大幅反発。そのほか、ケネディクス商業リート投資法人 <3453> [東証R]、ケネディクス・オフィス投資法人 <8972> [東証R]も急伸となった。13日の取引終了後、ケネオフィスを存続法人として、11月1日付でケネディレジとケネディ商業を吸収合併するための合併契約を締結したと発表。これが材料視された。ケネオフィスは10月31日を基準日として1口を2口に分割する投資口分割を予定している。分割を考慮したベースで、ケネディレジ1口に対しケネオフィス1.34口、ケネディ商業1口に対しケネオフィス1.68口を割当交付する。

enish <3667>  850円 (+21円、+2.5%)

 enish <3667> [東証S]が大幅高で3日ぶりに反発。14日午前11時ごろ、テレビアニメ「ゆるキャン△」初のオンラインゲーム「ゆるキャン△ つなげるみんなのオールインワン!!」(つなキャン△)について、6月15日0時に事前ダウンロードを開始すると発表。また、全世界事前登録者数が124万人を突破したとあわせて発表しており、これらを好材料視した買いが入っているようだ。

MX東海 <1553>  3,460円 (+80円、+2.4%)

 MAXIS S&P東海上場投信 <1553> [名証E]が上場来高値を連日で更新した。東海地方に本拠を置く上場企業の株式で構成するETFだが、14日、トヨタ自動車 <7203> [東証P]が一時7%を超す上昇となるなど急伸した。14日開催のトヨタの株主総会では豊田章男会長の取締役再任を含む会社側の役員選任議案がすべて承認されたといい、後場に入り同社株は一段高となった。MX東海は、トヨタのほか、デンソー <6902> [東証P]や豊田自動織機 <6201> [東証P]が組み入れ銘柄の上位に入っている。トヨタグループの株価上昇を背景とした、ETFのパフォーマンスへの期待から、物色対象となったようだ。

ぐるなび <2440>  386円 (+7円、+1.9%)

 ぐるなび <2440> [東証P]が4日続伸。14日、モバイルオーダーサービス「ぐるなびFineOrder」で、米オープンAI社の「ChatGPT」を活用したAIチャットボットの実証実験を開始したと発表しており、好材料視された。今回実証実験を行う機能は、「ChatGPT」を活用して「ぐるなびFineOrder」の注文画面にAIによるチャットボットを実装し、ユーザーが入力した質問に対するメニューレコメンドを中心としたコンシェルジュ機能。ぐるなび直営の実験店舗で26日まで実証実験が行われ、その後、複数の加盟飲食チェーンでテスト導入予定としている。

三井E&S <7003>  490円 (+8円、+1.7%)

 三井E&S <7003> [東証P]が反発した。14日付の日刊工業新聞は、三井E&Sグループの三井E&SDUが、大型舶用低速エンジンの燃費を大幅に改善できる可変圧縮比機構(VCR機構)を受注したと報じた。圧縮比を変えてさまざまな燃料特性に対応できる世界初の大型舶用エンジン向けVCR機構が実用段階に入るとしている。カーボンニュートラルに向けた取り組みが進むなか、今後の受注拡大を期待した買いが入ったようだ。日本郵船 <9101> [東証P]が大島造船所(長崎県西海市)に発注した2隻の石炭運搬船に搭載されるエンジンに組み込まれる。三井E&SDUは大島造船所から受注したという。

オーエムツー <7614>  1,190円 (+20円、+1.7%)

 オーエムツーネットワーク <7614> [東証S]が5日続伸。13日の取引終了後に発表した第1四半期(2-4月)連結決算が、売上高78億3100万円(前年同期比2.7%増)、営業利益5億1100万円(同45.2%増)、純利益2億9700万円(同35.2%増)と大幅増益となったことが好感された。新型コロナウイルス感染症拡大防止のための行動制限が緩和され、外食事業の客足が戻ってきたことが寄与。主力の食肉等小売業で競争力のある商品を確保したほか、既存店の活性化を図るためのイベント型提案販売やレイアウトの再構築などを行ったことも寄与した。なお、24年1月期通期業績予想は、売上高315億7000万円(前期比0.1%増)、営業利益15億円(同横ばい)、純利益8億2000万円(同7.5%減)の従来見通しを据え置いている。

近鉄GHD <9041>  4,951円 (+54円、+1.1%)

 近鉄グループホールディングス <9041> [東証P]が続伸。岩井コスモ証券は13日、同社株の投資判断の「B+」を継続するとともに、目標株価は5300円から5600円に引き上げた。23年3月期は経済正常化やインバウンドの回復を下期から享受することができたほか、近鉄エクスプレスの子会社化もあり大幅増益となった。24年3月期は運賃改定による効果や、経済正常化、 インバウンドの回復が更に進み増益が続く見通しであり、平年ベースがどの程度で落ち着くのかを計る重要な年になる、と指摘。目標株価は20年5月につけた高値水準である5600円に引き上げている。

※14日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探
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