596円
明和産業のニュース
日経平均株価
始値 20881.50
高値 20942.53(15:00)
安値 20809.29(11:26)
大引け 20942.53(前日比 -60.84 、 -0.29% )
売買高 11億1333万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆9218億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続落、米株市場が波乱含みに下げリスク回避の流れに
2.米中貿易摩擦問題の長期化懸念で世界的に債券への資金シフトが観測
3.前日の先物主導で下げた反動から、日経平均は後半買い戻される展開
4.石油、鉱業、海運、非鉄などが買い優勢となり全体相場を支える動き
5.売買代金2兆円割り込むも、値上がり銘柄数は全体の45%まで回復
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは221ドル安と続落した。中国人民日報が29日の論説でレアアース(希土類)の対米輸出規制を示唆したことで、米中貿易摩擦が激化するとの懸念が強まり売りが優勢となった。
東京市場では日経平均株価が続落、終値で2万1000円台を割り込んだ。米株市場を引き継ぎリスクオフの流れが続いたが、下値では買い向かう動きも観測。売り一巡後は下げ渋り、この日の高値で引けた。
30日の東京市場は、前日の米国株市場が一時400ドルを超える下落をみせるなど波乱含みの動きをみせたことで、朝方はリスク回避の売り圧力が強かった。米中貿易摩擦の長期化が世界景気に及ぼす影響を警戒して、世界的に株式から安全資産である債券に資金シフトが起きている。ただ、東京市場は海外ヘッジファンド筋の先物売りが主導する形で前日に日経平均が大きく水準を切り下げていたこともあって、下値ではその買い戻しの動きと、個人を中心とした押し目買いの動きが出た。全体相場は後場に入ると戻り足を示し、石油や鉱業、海運、非鉄セクターなどが買い優勢となり、全体を支えた。東証1部の売買代金は2兆円台に届かなかったが、後半広範囲に買い戻されたことで、値上がり銘柄数も960まで持ち直し全体の45%を占めている。
個別では、ファーストリテイリング<9983>が1000円を超える下げをみせ、任天堂<7974>も軟調。ソフトバンクグループ<9984>も冴えない。資生堂<4911>、花王<4452>なども下落した。日本通信<9424>が大きく利食われ、ディー・エル・イー<3686>も大幅安。レンゴー<3941>、KLab<3656>などの下げも目立つ。共立メンテナンス<9616>、アシックス<7936>も下値を探る動きとなった。
半面、東京エレクトロン<8035>が高く、安川電機<6506>、ファナック<6954>も買われた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクがしっかり、コマツ<6301>、三菱商事<8058>なども買いが優勢だった。オプティム<3694>が値を飛ばし、第一稀元素化学工業<4082>、ライフコーポレーション<8194>も大きく買われた。北の達人コーポレーション<2930>も活況高。ツガミ<6101>も物色人気。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、ファナック <6954> 、テルモ <4543> 、オムロン <6645> 、安川電 <6506> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約42円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983> 、SBG <9984> 、アステラス <4503> 、リクルート <6098> 、ユニファミマ <8028> 。押し下げ効果は約82円。
東証33業種のうち上昇は17業種。上昇率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)保険業、(4)海運業、(5)非鉄金属。一方、下落率の上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)医薬品、(3)サービス業、(4)その他製品、(5)食料品。
■個別材料株
△アジアGHD <1783> [JQ]
香港の高級ブランド時計販売会社の株式取得。
△タケエイ <2151>
いちよし証券が目標株価を1300円に引き上げ。
△オプティム <3694>
アプリケーション実行基盤に関する特許の保有を発表。
△アルファクス <3814> [JQG]
超低価格POSレジにメニュー発注システム提供開始へ。
△アクロディア <3823> [東証2]
IoT野球ボールがNHK「おはよう日本」で紹介される。
△日触媒 <4114>
三洋化 <4471> と20年10月の経営統合検討で基本合意。
△SIG <4386> [JQ]
東証2部に市場変更。
△ニュートンF <7169> [JQ]
1.11%を上限に自社株買いを実施。
△ライフコーポ <8194>
アマゾン「Prime Now」に出店へ。
△センコーHD <9069>
SMBC日興証券が投資判断を「1」に格上げ。
▼小野薬 <4528>
クレディ・スイス証券が投資判断を「ニュートラル」に格下げ。
▼共立メンテ <9616>
野村證券が売り推奨に格下げ。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ランド <8918> 、(2)オプティム <3694> 、(3)じもとHD <7161> 、(4)明和産 <8103> 、(5)稀元素 <4082> 、(6)タケエイ <2151> 、(7)ライフコーポ <8194> 、(8)邦チタ <5727> 、(9)大阪チタ <5726> 、(10)北の達人 <2930> 。
値下がり率上位10傑は(1)日本通信 <9424> 、(2)アバント <3836> 、(3)ニホンフラ <7820> 、(4)エレマテック <2715> 、(5)DLE <3686> 、(6)鎌倉新書 <6184> 、(7)レンゴー <3941> 、(8)メディアドゥ <3678> 、(9)JBR <2453> 、(10)KLab <3656> 。
【大引け】
日経平均は前日比60.84円(0.29%)安の2万0942.53円。TOPIXは前日比4.43(0.29%)安の1531.98。出来高は概算で11億1333万株。東証1部の値上がり銘柄数は960、値下がり銘柄数は1094となった。日経ジャスダック平均は3357.35円(5.56円安)。
[2019年5月30日]
株探ニュース
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