東京株式（前引け）＝円安好感し主力株中心に続伸

　５日前引けの日経平均株価は前日比９４円５７銭高の１万６８３０円２２銭と続伸。前場の東証１部の売買高概算は８億２０１９万株、売買代金概算は８５５７億２０００万円。値上がり銘柄数は１２９６、対して値下がり銘柄数は５３７、変わらずは１４６銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場が軟調だったものの、米早期利上げ観測が日米金利差拡大の思惑を背景に１ドル＝１０２円台後半まで円安に誘導、これが主力株を中心に追い風材料となっている。長期金利が上昇傾向にあることで銀行株も堅調な動きで、全体好地合いを支えている。

　個別では任天堂<7974.T>が売買代金トップで上昇、トヨタ自動車<7203.T>なども円安好感で買われている。日立製作所<6501.T>が物色人気となり、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>など銀行株も堅調。ブリヂストン<5108.T>、村田製作所<6981.T>などが買われ、Ｊ．フロント　リテイリング<3086.T>も高い。半面、東レ<3402.T>が大幅安、ＮＴＴ<9432.T>、住友金属鉱山<5713.T>も冴えない。ホクシン<7897.T>も利益確定売りに反落。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）