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前田工繊のニュース
【↑】日経平均 大引け| 反発、米株高を受けリスク選好の買い優勢 (4月8日)
日経平均株価
始値 39391.98
高値 39617.36(11:03)
安値 39197.00(14:36)
大引け 39347.04(前日比 +354.96 、 +0.91% )
売買高 15億6579万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆0633億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反発、前週末の米株高に追随
2.米雇用統計発表受け、過度な不安心理が後退
3.日経平均は前週末急落の反動で買い戻し誘発
4.後場は目先筋利食いで上げ幅縮小する展開に
5.全体の74%の銘柄が上昇、売買代金は低水準
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比307ドル高と5日ぶりに反発した。米雇用統計は予想を上回ったが、インフレに影響する平均時給の伸び率が減速したことで買い戻しが優勢となった。
週明けの東京市場では、リスク選好の地合いとなり幅広い銘柄が買い戻された。日経平均株価は前週末の急落の反動でリバウンド狙いの買いが入ったが、後場に入ると上げ幅を縮小した。
8日の東京市場は、主力株を中心に広範囲に投資資金が流入した。前週末の米国株市場では、注目された3月の米雇用統計が非農業部門の雇用者数の伸びが事前予想を大幅に上回ったが、平均時給の伸びが鈍化し予想と合致したことから市場センチメントが改善、ハイテク株中心に買われる展開でNYダウなど主要株価指数が揃って反発した。前週末に日経平均が大幅安を強いられた東京市場でも、本日は米株高を引き継いで値ごろ感からの押し目買いや買い戻しを誘発、一時600円を超える上昇をみせた。ただ、後場に入ると目先筋の利食い圧力が顕在化し、日経平均は伸び悩み、大引けは350円あまりの上昇で着地。個別ではプライム市場の74%の銘柄が値を上げたが、全体売買代金はかろうじて4兆円台に乗せたものの低調だった。
個別では、ソシオネクスト<6526>が断トツの売買代金をこなし大幅高に買われたほか、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体関連に高いものが目立つ。東京電力ホールディングス<9501>も商いを伴い上値指向鮮明。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも値を上げた。キユーピー<2809>、あいちフィナンシャルグループ<7389>などが値を飛ばし、泉州電業<9824>も大幅高。
半面、アドバンテスト<6857>が軟調、安川電機<6506>が売りに押され、伊藤忠商事<8001>も冴えなかった。野村マイクロ・サイエンス<6254>も値を下げた。中部鋼鈑<5461>が急落、ユニチカ<3103>が利益確定売りで値を下げ、ダイセキ<9793>も安い。三浦工業<6005>なども水準を切り下げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、TDK <6762>、トヨタ <7203>、SBG <9984>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約149円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、中外薬 <4519>、塩野義 <4507>、安川電 <6506>、資生堂 <4911>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約28円。うち19円はアドテスト1銘柄によるもの。
東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は鉱業、空運業の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)輸送用機器、(2)証券商品先物、(3)石油石炭製品、(4)その他金融業、(5)不動産業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)繊維製品、(2)医薬品、(3)金属製品、(4)情報・通信業、(5)鉄鋼。
■個別材料株
△ソフトフロン <2321> [東証G]
ジェネシスクラウドサービスとのテクノロジー契約締結。
△サンエー <2659> [東証P]
25年2月期も増収増益へ。
△キユーピー <2809> [東証P]
24年11月期利益予想を上方修正。
△ノムラシス <3940> [東証S]
国内大手半導体材料メーカーから業務効率化プロジェクトを受注。
△QPS研究所 <5595> [東証G]
大型案件の落札を好感。
△JET <6228> [東証S]
ラピダス関連有力株として株価の見直し進む。
△岡野バ <6492> [東証S]
第1四半期営業は黒字浮上で上半期計画を超過。
△ソシオネクス <6526> [東証P]
最先端半導体分野での活躍余地に再脚光。
△ギックス <9219> [東証G]
トヨタモビリティパーツと「AI整備見積りシステム」を共同開発。
△ジャステック <9717> [東証P]
NTTデータによるTOB価格にサヤ寄せ。
▼さくらKCS <4761> [東証S]
東証が信用規制の臨時措置を実施。
▼インテリクス <8940> [東証S]
第3四半期累計の経常赤字転落を嫌気。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ジャステック <9717>、(2)あいちFG <7389>、(3)キユーピー <2809>、(4)泉州電 <9824>、(5)プロレド <7034>、(6)ケンコーマヨ <2915>、(7)千葉興 <8337>、(8)新日本空調 <1952>、(9)ソシオネクス <6526>、(10)ダイダン <1980>。
値下がり率上位10傑は(1)中部鋼鈑 <5461>、(2)瑞光 <6279>、(3)ユニチカ <3103>、(4)サーラ <2734>、(5)ダイセキ <9793>、(6)前田工繊 <7821>、(7)Jディスプレ <6740>、(8)Dmミックス <7354>、(9)インテージH <4326>、(10)鳥貴族HD <3193>。
【大引け】
日経平均は前日比354.96円(0.91%)高の3万9347.04円。TOPIXは前日比25.70(0.95%)高の2728.32。出来高は概算で15億6579万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1226、値下がり銘柄数は383となった。東証グロース250指数は697.26ポイント(6.22ポイント高)。
[2024年4月8日]
株探ニュース
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