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【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、円安追い風に3万9000円台を回復 (10月7日)
日経平均株価
始値 39239.92
高値 39560.78(14:41)
安値 39195.93(09:02)
大引け 39332.74(前日比 +697.12 、 +1.80% )
売買高 19億1272万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆4765億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅高で3日続伸、3万9000円台を回復
2.9月の米雇用統計が想定超、米経済先行き懸念が後退へ
3.米長期金利の急上昇を背景に円安が進行、追い風材料に
4.業種別には銀行、保険など金融株が値上がり上位占める
5.個別株は全体の75%が上昇、売買代金も4.4兆円に拡大
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比341ドル高と反発した。堅調な9月米雇用統計を受け、景気の底堅さが意識され買いが優勢となった。
週明けの東京市場では、主力株中心に広範囲に買いが加速する展開となり、日経平均株価は大幅に水準を切り上げ、3万9000円台を回復した。
7日の東京市場は、終始リスク選好の地合いだった。前週末に発表された9月の米雇用統計が事前コンセンサスを大きく上回る堅調な内容で、これを好感して欧米株市場がほぼ全面高商状に買われ、米国ではNYダウが最高値を更新した。雇用統計を受け米経済の失速を警戒する動きが目先大きく後退する格好となっている。また、米長期金利の急上昇を背景に外国為替市場ではドルが一段と買われ、一時1ドル=149円台まで円安が進行したことが、本日の東京市場では輸出株を中心に強い追い風となった。業種別には銀行や保険、証券など金融株への買いが目立ったほか、非鉄株や自動車株にも物色の矛先が向いている。業種別では33業種中28業種が上昇し、個別株も全体の75%の銘柄が高く引けた。プライム市場の売買代金も増勢で4兆4000億円台に膨らんだ。
個別では、アドバンテスト<6857>が高く、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が堅調。川崎重工業<7012>が買われ、日立製作所<6501>も値を上げた。ソフトバンクグループ<9984>が物色人気。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクにも買いが集まった。ファーストリテイリング<9983>が値を飛ばし、リクルートホールディングス<6098>も上昇した。ウェザーニューズ<4825>が値上がり率トップに買われ、芝浦メカトロニクス<6590>も大幅高、りそなホールディングス<8308>の活況高も目を引く。
半面、売買代金トップとなったディスコ<6146>が大きく売り優勢となり逆行安となったほか、霞ヶ関キャピタル<3498>が急落、住友林業<1911>も安い。ニトリホールディングス<9843>も売られた。光通信<9435>が軟調、ミガロホールディングス<5535>、マネジメントソリューションズ<7033>なども値を下げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、アドテスト <6857>、リクルート <6098>、コナミG <9766>、SBG <9984>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約288円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はディスコ <6146>、ニトリHD <9843>、住友不 <8830>、イオン <8267>、安川電 <6506>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約29円。うち16円はディスコ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は28業種。上昇率の上位5業種は(1)銀行業、(2)保険業、(3)証券商品先物、(4)その他製品、(5)サービス業。一方、下落率の上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)空運業、(3)鉄鋼、(4)海運業、(5)不動産業。
■個別材料株
△サンエー <2659> [東証P]
観光客数の増加で上期増収増益。
△JINSHD <3046> [東証P]
9月既存店売上高が20ヵ月連続で前年上回る。
△メタプラ <3350> [東証S]
ビットコインを追加購入。
△バイク王 <3377> [東証S]
12~8月期営業黒字浮上で通期計画も超過。
△サンマルク <3395> [東証P]
飲食店経営のジーホールディングスを子会社化へ。
△テモナ <3985> [東証S]
企業向けサブスク決済スキーム「サブスククレジット」の提供開始へ。
△WNIウェザ <4825> [東証P]
第1四半期9.6%営業増益と1株から2株への株式分割発表。
△グリッド <5582> [東証G]
DC増設加速でAIによる電力の計画最適化ニーズも拡大。
△任天堂 <7974> [東証P]
「サウジ政府系ファンドがゲーム株買い増し検討」との報道。
△ファストリ <9983> [東証P]
好決算期待と先物絡みの買いで初の5万円台乗せ。
▼住石HD <1514> [東証S]
25年3月期業績及び配当予想を下方修正。
▼ディスコ <6146> [東証P]
7~9月期個別売上高は市場コンセンサス比で下振れ。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)WNIウェザ <4825>、(2)芝浦 <6590>、(3)瑞光 <6279>、(4)りそなHD <8308>、(5)ネットプロ <7383>、(6)コナミG <9766>、(7)ニコン <7731>、(8)サンエー <2659>、(9)三越伊勢丹 <3099>、(10)日証金 <8511>。
値下がり率上位10傑は(1)ディスコ <6146>、(2)霞ヶ関C <3498>、(3)広済堂HD <7868>、(4)光通信 <9435>、(5)あさひ <3333>、(6)ニトリHD <9843>、(7)ミガロHD <5535>、(8)Ubicom <3937>、(9)エフピコ <7947>、(10)アクシージア <4936>。
【大引け】
日経平均は前日比697.12円(1.80%)高の3万9332.74円。TOPIXは前日比45.32(1.68%)高の2739.39。出来高は概算で19億1272万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1234、値下がり銘柄数は359となった。東証グロース250指数は650.01ポイント(2.81ポイント高)。
[2024年10月7日]
株探ニュース
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