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東京株式(大引け)=50円安、円高傾向受け手仕舞い売りで後場軟化

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/12/21 15:55
 21日の東京株式市場は、円高含みに振れる為替市場を横目に日経平均株価は朝高後にマイナス圏に沈んだ。市場参加者不足で方向感が出にくい地合いだった。

 大引けの日経平均株価は前日比50円04銭安の1万9444円49銭と反落。東証1部の売買高概算は21億249万株、売買代金概算は2兆4195億1000万円。値上がり銘柄数は471、対して値下がり銘柄数は1417、変わらずは113銘柄だった。

 きょうの東京市場は前日の欧米株市場が総じて堅調だったことを受け、朝方は買いが優勢で始まったが、目先はテクニカル的にも買い疲れ感があるなか、取引時間中に為替が円高含みに推移したことなどもあって主力株中心に利益確定売りに押される展開となった。先物主導で裁定買いが入り、日経平均は一時1万9600円目前まで買われたが、その後は買いが続かなかった。後場後半に入ると国内機関投資家のポジション調整の手仕舞い売りがかさみ全体指数の上値が押さえられた。値下がり銘柄数は全体の7割を占めたが、下値では着実に買い向かう動きが出て、下げ幅は限定的。市場参加者不足が指摘されるなかも東証1部の売買代金は2兆4000億円と前日を上回る水準をこなしている。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>任天堂<7974.T>が軟調に推移、ここ上昇していたキーエンス<6861.T>も利益確定売りに反落した。タダノ<6395.T>クミアイ化学工業<4996.T>日本アジア投資<8518.T>などが安く、低位株では神栄<3004.T>昭光通商<8090.T>などが売りに押された。ブイ・テクノロジー<7717.T>も値を下げている。

 半面、ファーストリテイリング<9983.T>がしっかり、アドバンテスト<6857.T>も物色人気を集めた。パナソニック<6752.T>による完全子会社化発表を受けてパナホーム<1924.T>パナソニック デバイスSUNX<6860.T>はいずれも大きく上昇した。日産自動車<7201.T>が商いをこなし買い優勢だったほか、日本信号<6741.T>も出来高増勢のなか上値指向をみせている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ
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