1,722円
ジャムコのニュース
日経平均株価
始値 26441.72
高値 26462.83(09:00)
安値 26149.17(12:37)
大引け 26149.55(前日比 -96.76 、 -0.37% )
売買高 11億1133万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆5773億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反落、米株高好感も朝高後に値を消す展開に
2.円安加速は輸出株には好材料も、全体相場への影響は限定的
3.半導体主力銘柄への売りが目立ち、買い手控えムードを助長
4.アジア株市場が軒並み値を下げ、投資家のセンチメント悪化
5.今晩予定のパウエルFRB議長の議会証言に市場の関心高い
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前営業日比641ドル高と3日ぶりに反発した。ハイテク株や消費関連株を中心に自律反発狙いの買いが優勢となった。
東京市場では、前日の米国株大幅高を受け朝方は買い優勢で始まり、日経平均株価は続伸歩調だったが、その後は戻り売りを浴び結局マイナス圏で引けた。
22日の東京市場は、取引開始前はリスク選好ムードに包まれていた。前日の欧州株市場が総じて堅調だったほか、米国株市場ではNYダウが600ドルを超える上昇で反発しており、この流れに乗り買い優勢で始まったが、日経平均の上値は重かった。外国為替市場では日米金利差を背景に円安が加速、自動車など輸出株には追い風となったが、半導体関連への売りが顕著で全体指数を押し下げた。取引時間中は米株価指数先物が軟調な動きをみせたことや、アジア株が軒並み安くなったことで投資家心理が悪化した。日本時間今晩に予定されるパウエルFRB議長の米上院での議会証言を控え、この内容を見極めたいとの思惑も働き、買いポジションを高める動きは限定的だった。値下がり銘柄数は1000を超えプライム市場全体の6割を占めた。
個別では、東京エレクトロン<8035>が大幅反落となったほか、レーザーテック<6920>も売りに押されるなど半導体主力銘柄が安い。三菱商事<8058>への売りが目立ち、INPEX<1605>も値を下げた。日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>が軟調、日本電産<6594>も下落した。三井松島ホールディングス<1518>が急落、テラスカイ<3915>、ジャムコ<7408>なども大幅安。新光商事<8141>、エニグモ<3665>も売られた。
半面、トヨタ自動車<7203>がしっかり、ダブル・スコープ<6619>が売買代金を伴い上昇した。武田薬品工業<4502>が買いを集め、NTT<9432>も堅調。ランドコンピュータ<3924>が大幅高。ツルハホールディングス<3391>が値を飛ばし、三菱自動車工業<7211>も物色人気となった。ニッパツ<5991>が水準を切り上げエンシュウ<6218>も大きく上値を追った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、アステラス <4503>、KDDI <9433>、中外薬 <4519>、第一三共 <4568>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約53円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ダイキン <6367>、アドテスト <6857>、信越化 <4063>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約114円。うち63円は東エレク1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は12業種。上昇率の上位5業種は(1)医薬品、(2)ゴム製品、(3)電気・ガス業、(4)輸送用機器、(5)食料品。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)海運業、(3)卸売業、(4)石油石炭製品、(5)パルプ・紙。
■個別材料株
△カルビー <2229> [東証P]
9月1日納品分から「ポテトチップス」など値上げ。
△ツルハHD <3391> [東証P]
23年5月期営業益予想5%増で66円増配へ。
△川本産業 <3604> [東証S]
「韓国で『サル痘』疑い患者初確認」との報道。
△enish <3667> [東証S]
「トークン発行の仕組み開発」との報道。
△エネチェンジ <4169> [東証G]
岸田首相が節電ポイント導入方針で思惑。
△ニッパツ <5991> [東証P]
モルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を引き上げ。
△ザイン <6769> [東証S]
独自技術が米エヌビディアで採用。
△タムロン <7740> [東証P]
22年12月期の中間配当予想を増額修正。
△セルシード <7776> [東証G]
新株予約権の大量行使や北海道大との共同研究開始も引き続き材料視。
△SBI <8473> [東証P]
「三井住友FGが出資し資本提携」との報道。
▼東エレク <8035> [東証P]
パソコンやスマホの出荷減速で半導体需要先行きに警戒感。
▼三菱商 <8058> [東証P]
豪州での石炭ロイヤリティ引き上げを警戒視。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ランドコンピ <3924>、(2)ツルハHD <3391>、(3)三菱自 <7211>、(4)グッドコムA <3475>、(5)ニッパツ <5991>、(6)ハウスコム <3275>、(7)邦ガス <9533>、(8)エンシュウ <6218>、(9)メニコン <7780>、(10)ラクーンHD <3031>。
値下がり率上位10傑は(1)三井松島HD <1518>、(2)テラスカイ <3915>、(3)ドリームI <4310>、(4)HEROZ <4382>、(5)ジャムコ <7408>、(6)アトラエ <6194>、(7)新光商 <8141>、(8)エニグモ <3665>、(9)OATアグリ <4979>、(10)東名 <4439>。
【大引け】
日経平均は前日比96.76円(0.37%)安の2万6149.55円。TOPIXは前日比3.55(0.19%)安の1852.65。出来高は概算で11億1133万株。東証プライムの値上がり銘柄数は670、値下がり銘柄数は1099となった。東証マザーズ指数は629.82円(10.53円安)。
[2022年6月22日]
株探ニュース
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