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【↑】日経平均 大引け| 反発、半導体関連が買われ3万7000円台回復 (3月14日)

配信元:株探
投稿:2025/03/14 16:35

日経平均株価
始値  36606.78
高値  37154.39(13:48)
安値  36594.04(09:01)
大引け 37053.10(前日比 +263.07 、 +0.72% )

売買高  19億1685万株 (東証プライム概算)
売買代金  4兆8369億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は263円高と反発、朝安後は後場にかけ値を上げる
 2.前日の米国はNYダウが537ドル安と昨年9月以来の安値圏に
 3.日経平均は円安に加え値頃感の買いで3万7000円台を回復
 4.ディスコやアドテスト、レーザーテクなど半導体関連株が高い
 5.リクルートやセブン&アイ、アシックスは売り先行の展開に

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比537ドル安と4日続落した。米トランプ政権の関税政策を巡る先行き不透明感から売りが優勢となった。

 東京市場では、日経平均株価は反発。値がさハイテク株などに買いが入り3万7000円台を回復した。

 前日の米株式市場は、NYダウが4日続落し、昨年9月以来の安値圏に売られた。ナスダック指数も反落した。トランプ政権の関税政策が、米国景気の悪化をもたらすことを警戒する売りが先行した。これを受け、日経平均は売りが先行し、一時200円近い下落となった。ただ、3万6000円台後半の水準には値頃感からの買いが流入し、売り一巡後はプラス圏に切り返し3万7000円台を回復した。特に、為替相場は1ドル=148円台半ばへの円安に振れたことも追い風となり、後場には一時300円を超える値上がりとなった。半導体など値がさハイテク株が買われた。株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)値は3万6483円79銭だったとみられている。算出日の日経平均がSQ値にタッチしない「幻のSQ」となった。

 個別銘柄では、ディスコ<6146>アドバンテスト<6857>レーザーテック<6920>が高く、フジクラ<5803>ソフトバンクグループ<9984>が買われた。ソニーグループ<6758>キーエンス<6861>もしっかり。三菱重工業<7011>川崎重工業<7012>が値を上げ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>三井住友フィナンシャルグループ<8316>が堅調だった。キヤノン<7751>古河電気工業<5801>が値を上げた。
 半面、リクルートホールディングス<6098>日本郵船<9101>が安く、セブン&アイ・ホールディングス<3382>が下落。アシックス<7936>ダイキン工業<6367>が軟調でデンソー<6902>ニトリホールディングス<9843>も値を下げた。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>東エレク <8035>SBG <9984>フジクラ <5803>ファナック <6954>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約170円。うち109円はアドテスト1銘柄によるもの。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098>ニトリHD <9843>ダイキン <6367>KDDI <9433>セブン&アイ <3382>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約45円。うち23円はリクルート1銘柄によるもの。

 東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)銀行業、(3)繊維製品、(4)保険業、(5)機械。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)サービス業、(3)空運業、(4)ゴム製品、(5)陸運業。

■個別材料株

リベラウェア <218A> [東証G]
 鉄道点検ソリューションの実用化へ鉄道各社と協定締結。
はてな <3930> [東証G]
 マンガ誌アプリ運用貢献し1月中間期営業益13倍。
ビジョナル <4194> [東証P]
 堅調な売上推移など確認で見直し買い先行。
JEH <5889> [東証S]
 26年1月期業績は営業利益16%増で18円増配を予想。
巴工業 <6309> [東証P]
 第1四半期大幅増益決算を好感。
ぷらっと <6836> [東証S]
 3月末を基準日として1株を3株に株式分割へ。
キヤノン <7751> [東証P]
 2600万株を上限とする自社株買いを実施へ。
トーホー <8142> [東証P]
 26年1月期営業益予想9%増で25円増配へ。
ARM <8769> [東証S]
 労働安全衛生法改正案の閣議決定で思惑。
シーイーシー <9692> [東証P]
 上限3.74%の自社株買いを評価。

ラクスル <4384> [東証P]
 決算サプライズ乏しく出尽くし感が優勢に。
WSCOPE <6619> [東証P]
 EV市場低迷で26年1月期赤字拡大へ。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)トーホー <8142>、(2)ビジョナル <4194>、(3)ツガミ <6101>、(4)シーイーシー <9692>、(5)フジクラ <5803>、(6)キオクシア <285A>、(7)第四北越FG <7327>、(8)武蔵精密 <7220>、(9)Jマテリアル <6055>、(10)学究社 <9769>
 値下がり率上位10傑は(1)WSCOPE <6619>、(2)gumi <3903>、(3)ラクスル <4384>、(4)ネオジャパン <3921>、(5)エニーカラー <5032>、(6)Jディスプレ <6740>、(7)TREHD <9247>、(8)SBSHD <2384>、(9)ギフティ <4449>、(10)ニトリHD <9843>

【大引け】

 日経平均は前日比263.07円(0.72%)高の3万7053.10円。TOPIXは前日比17.49(0.65%)高の2715.85。出来高は概算で19億1685万株。東証プライムの値上がり銘柄数は958、値下がり銘柄数は600となった。東証グロース250指数は659.26ポイント(9.54ポイント高)。

[2025年3月14日]


株探ニュース
配信元: 株探

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