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太平洋工業のニュース

太平洋工業のニュース一覧

前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2024/03/19 05:30

山岡家 <3399>  6,860円 (+470円、+7.4%)

 丸千代山岡家 <3399> [東証S]が急反発。同社は3月15日大引け後に決算を発表、24年1月期の経常利益(非連結)は前の期比3.7倍の21.3億円に急拡大し、従来予想の18.5億円を上回って着地。25年1月期も前期比10.2%増の23.5億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことで好感されたようだ。これで11期連続の増収、3期連続増益になる。同時に、4月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表している。

太平洋工 <7250>  1,553円 (+93円、+6.4%)

 太平洋工業 <7250> [東証P]が3日続急伸。18日、24年3月期の業績と配当予想の修正を発表。有価証券の売却に伴い特別利益を計上する見込みとなったことから、最終利益予想を35億円増額して150億円(前期比61.3%増)に見直した。あわせて、これまで22円としていた期末配当予想について、特別配当27円を含めて55円に見直すと開示しており、これらを好感した買いが集まったようだ。政策保有株の見直しや資本効率の改善を目的に投資有価証券を売却した。売却益の概算額は150億円。一方、同社はフランスと韓国の連結子会社に関する固定資産について、概算で62億円の減損損失を計上する見込みとなった。今期の売上高と営業・経常利益予想は据え置いた。修正後の年間配当予想は77円(同35円増配)となる。

スマレジ <4431>  2,499円 (+145円、+6.2%)

 スマレジ <4431> [東証G]が急反発。前週末15日の取引終了後、24年4月期の単独業績予想について、売上高を80億1200万円から82億400万円(前期比38.7%増)へ、営業利益を13億300万円から16億1000万円(同80.2%増)へ、純利益を8億8400万円から10億5200万円(同18.6%増)へ上方修正したことが好感された。堅調な顧客獲得により売上高が計画を上回ることに加えて、広告宣伝費の効率化の促進や採用費の効率化、純増人員の未達などで販管費の圧縮が見込まれることが要因としている。同時に発表した第3四半期累計(23年5月~24年1月)決算は、売上高60億4300万円(前年同期比45.0%増)、営業利益12億8300万円(同2.0倍)、純利益8億7700万円(同31.7%増)となった。有料店舗数やキャッシュレス決済サービスの堅調な増加により、サブスクリプション売上高が拡大。クラウドサービス月額利用料の価格改定も寄与した。

トリケミカル <4369>  5,000円 (+270円、+5.7%) 一時ストップ高

 トリケミカル研究所 <4369> [東証P]が3日ぶり急反発、一時ストップ高となったようだ。前週末15日の取引終了後、24年1月期の連結決算発表にあわせ、25年1月期の業績予想を開示した。今期の売上高予想は前期比32.4%増の148億9000万円、最終利益予想は同51.0%増の37億3000万円とした。大幅な増収増益予想が示されたことを受け、買い安心感が広がったようだ。 半導体需要が緩やかに回復するとの見方があるなか、同社は半導体製造用化学化合物の需要増加を見込む。想定為替レートは1ドル=140円とした。24年1月期の売上高は前の期比18.5%減の112億4600万円、最終利益は同48.9%減の24億7000万円だった。トリケミカルは中期経営計画も公表。最終年度となる27年1月期の売上高を226億円、最終利益を56億円とする目標も掲げた。

日経レバ <1570>  29,550円 (+1,495円、+5.3%)

 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 <1570> [東証E]が急反発。前週末は中期トレンドの下値支持ラインとなっていた25日移動平均線を下回って引けたが、18日は大きく切り返し再び同移動平均線を明確に上抜いてきた。日経平均株価に連動するように組成されたETFだが、価格変動率が日経平均の2倍に基本設定されており、全体相場のボラティリティが高まってくると目先のサヤ取りを狙った個人投資家など短期資金の攻勢が活発化する傾向が強い。東証信用残は直近にきて売り残の減少が顕著だが、それでも信用倍率は0.99倍と買い残をわずかに上回る水準でがっぷり四つの状態にある。当面は日経平均と同様に25日移動平均線を巡る攻防が予想される。

ギフトHD <9279>  3,190円 (+130円、+4.3%)

 ギフトホールディングス <9279> [東証P]が大幅反発。前週末15日の取引終了後に発表した第1四半期(23年11月-24年1月)連結決算が、売上高68億1000万円(前年同期比30.8%増)、営業利益9億800万円(同70.3%増)、純利益6億2000万円(同63.4%増)と大幅な増収増益となったことが好感された。今年1月の価格改定後も、客数が落ちることがなく既存店の平均月商が過去最高を更新し続けており、既存店売上高の上期想定前年比10%増(通期想定は同5%増)に対して、第1四半期は同14.2%増と想定を上回ったことが牽引した。また、新たな製麺工場を期首から稼働させ、需要増に対して生産体制の強化を図ったことも貢献した。なお、24年10月期通期業績予想は、売上高276億円(前期比20.1%増)、営業利益27億円(同14.8%増)、純利益17億5000万円(同9.6%増)の従来見通しを据え置いている。

しまむら <8227>  8,963円 (+331円、+3.8%)

 しまむら <8227> [東証P]が大幅反発。1999年以来の高値圏に浮上した。同社は15日、マネックスグループ <8698> [東証P]傘下にあるマネックス・アセットマネジメントの投資ファンドであるマネックス・アクティビスト・マザーファンドから、5月開催予定の定時株主総会において剰余金の配当方針に関する株主提案を行うとする書面を14日付で受領したと発表。これを思惑視した買いが入ったようだ。しまむらは株主提案の内容を慎重に検討し、取締役会の意見がまとまり次第、速やかに公表するとした。

TIS <3626>  3,424円 (+126円、+3.8%)

 TIS <3626> [東証P]が大幅高で3日続伸。18日、同社とデータ分析特化型のコンサルティングファームである澪標アナリティクス(東京都江東区)が、生成AI導入支援サービスに追加機能を搭載して提供すると発表。今後の収益貢献を期待した買いが入ったようだ。生成AIの利用環境を短期間で構築できる「生成AIプラットフォーム」をサービスに追加し、第1弾として、導入検討企業からのニーズが高いナレッジ検索機能の提供を始める。今後、同プラットフォームでは、画像生成や議事録の自動作成機能などさまざまな生成AIによる機能を展開する予定としている。

寿スピリッツ <2222>  1,921.5円 (+66.5円、+3.6%)

 寿スピリッツ <2222> [東証P]が大幅高で3日続伸。前週末15日の取引終了後、24年3月期の配当予想を25円から28円へ増額修正した。前期実績は70円だが、23年10月1日付で1株から5株への株式分割を実施しており、株式分割を考慮すると実質増配となる。

大ガス <9532>  3,418円 (+106円、+3.2%)

 大阪ガス <9532> [東証P]が大幅反発。SMBC日興証券が15日付で投資評価を「2」から「1」へ、目標株価を2700円から4300円へ引き上げたことが材料視された。同証券によると、大ガスが配当予想を24年3月期は従来65円から72円50銭へ、25年3月期は新たに95円とする見通しを示したことを受け、仮に利益横ばいが続いたとしても安定的な増配が期待できるだろうとした。また、第3四半期決算と燃料価格動向を踏まえて業績予想を増額修正した。

アスクル <2678>  2,125円 (+60円、+2.9%)

 アスクル <2678> [東証P]が5日続伸。前週末15日の取引終了後、取得総数225万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.31%)、取得総額45億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。同時に24年5月期第3四半期累計(23年5月21日-24年2月20日)の連結決算と通期の業績予想の修正も公表。通期の最終利益予想はこれまでの103億円から180億円(前期比83.9%増)に引き上げており、ポジティブ視されたようだ。火災被害に関する損害賠償請求訴訟の判決が確定したことに伴う特別利益117億円を計上し、最終利益が計画を上振れする。一方、売上高の見通しは120億円減額して4700億円(同5.2%増)に見直した。新型コロナウイルス感染対策関連商品の需要減などが響く。自社株の取得期間は3月18日から8月13日。取得した自社株は、15万株を残して消却する予定。

住友重 <6302>  4,580円 (+111円、+2.5%)

 住友重機械工業 <6302> [東証P]が反発。18日午後1時30分ごろ、子会社住友重機械エンバイロメントが参加する共同研究体で応募した「リン吸着バイオ炭によるリン回収および炭素貯留技術の実証事業」が、国土交通省の下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)の公募テーマ「炭化物により下水汚泥資源からリンを回収する技術」に採択されたと発表しており、好材料視された。同事業は近年、輸入依存度の高い肥料原料の国際価格が不安定化し、下水資源を肥料利用する必要性が高まっていることや、カーボンニュートラル実現に向けてバイオ炭による農地への炭素貯留技術が世界的に注目を集めていること、その一方で下水汚泥肥料の安全性の担保やリン回収における施設整備コストなどの課題があることから、それらを同時解決するのが狙い。応募テーマは、フジタ(東京都渋谷区)、東北大学、国際農林水産業研究センター(茨城県つくば市)、広島県福山市からなる共同研究体で応募したもので、住友重機械エンバイロメントは既存処理場との最適な接続方法の計画・設計と、リン回収システムの省コスト化の検討を担当する。

八十二 <8359>  999円 (+21.6円、+2.2%)

 八十二銀行 <8359> [東証P]が3日続伸。前週末15日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想と配当予想の修正を発表。純利益の見通しを270億円から350億円(前期比45.0%増)に引き上げたほか、期末配当予想を4円増額して14円としており、評価されたようだ。有価証券関係損益が改善し、更に与信関係費用が抑制される見込みとなり、業績予想に織り込んだ。年間配当予想は24円(前期比4円増配)となる。

三菱UFJ <8306>  1,533.5円 (+29円、+1.9%)

 三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> [東証P]が6日ぶりに反発。メガバンクや第一生命ホールディングス <8750> [東証P]など生保株が総じて強い動きを示した。18日とあすの日程で行われる日銀の金融政策決定会合の結果と会合後の植田和男日銀総裁の記者会見に注目が集まるが、市場では今回の会合でマイナス金利が解除されるとの見方で既に事前に織り込んでいる状態にある。このほか、日銀はイールドカーブ・コントロール(YCC)の撤廃なども同時に決定する可能性があり、金融セクターの大手にとっては運用環境の改善が見込まれることから、足もと株価の刺激材料となったようだ。

Sansan <4443>  1,755円 (+28円、+1.6%)

 Sansan <4443> [東証P]が4日ぶり反発。18日午前11時ごろ、プロフェッショナルリクルーティング「Eight Career Design」が、アドウェイズ <2489> [東証P]に採用されたと発表しており、好材料視された。「Eight Career Design」は、名刺アプリ「Eight」の法人向けサービスで、名刺情報やキャリアサマリなどのキャリアプロフィール情報、転職意向度をもとに候補者にアプローチができるダイレクトリクルーティングサービス。アドウェイズでは同サービスの導入後、既に専門性の高いコーポレート職の採用に成功したという。

※18日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探
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