906円
テセックのニュース
日経平均株価
始値 21569.56
高値 21920.46(15:00)
安値 21530.39(09:01)
大引け 21920.46(前日比 +463.17 、 +2.16% )
売買高 18億1191万株 (東証1部概算)
売買代金 3兆4851億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均はリスクオンの流れに乗り続急騰、460円超の上昇で高値引け
2.米株大幅高と為替の円安進行を追い風に、主力株中心に広範囲に買われる
3.中国はじめアジア株市場が総じて高く、ヘッジファンドの先物買いも寄与
4.決算発表受け好業績銘柄に物色の矛先、半導体関連の戻り相場が全体牽引
5.全体の約8割の銘柄が上昇、売買代金も3兆4000億円と高水準が続く
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは431ドル高と3日ぶりに反発した。米中貿易摩擦の懸念が和らぎ、ボーイングやキャタピラーなど中国関連を中心に買いが優勢となった。
東京市場では、前日の米株高などを受け朝方からリスク選好ムードで、日経平均株価は買い先行で始まり、その後も一貫して上げ幅を広げ、高値引けとなった。
31日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が大幅高となったことや、外国為替市場でドルが買われ1ドル=113円台に入る円安に振れたことなどが主力輸出株中心に追い風材料となった。日経平均は大引けまで一貫して下値を切り上げ2万1900円台まで上昇、この日の高値で着地し、今月25日の急落前の2万2000円台を視野に捉えた。中国をはじめアジア株が総じて高く、海外ヘッジファンド筋の先物への買い戻しなども絡め上げ足を強めた。個別には、決算発表を受けた好業績銘柄が買われたほか、これまで全体軟調相場の象徴だった半導体関連が総じて高く、投資マインド改善を促した。東証1部の約8割の銘柄が上昇、売買代金も3兆4000億円台と高水準をキープしている。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が大幅高、ソニー<6758>も物色人気、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも高い。アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>など半導体関連株も買い人気を集めた。トヨタ自動車<7203>が堅調、ファナック<6954>、村田製作所<6981>なども高い。豆蔵ホールディングス<3756>、MARUWA<5344>、ソフトブレーン<4779>、デジタルアーツ<2326>などストップ高も続出した。
半面、大商いの任天堂<7974>、ファーストリテイリング<9983>が小幅ながらマイナス圏で引けたほか、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>が売られた。千代田化工建設<6366>はストップ安、マキタ<6586>も一時値幅制限いっぱいに売られた。スクロール<8005>も大幅安、本多通信工業<6826>、KIMOTO<7908>も大きく値を下げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はソフトバンク <9984> 、ファナック <6954> 、京セラ <6971> 、TDK <6762> 、東エレク <8035> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約167円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はユニファミマ <8028> 、千代建 <6366> 、エプソン <6724> 、第一三共 <4568> 、ファストリ <9983> 。押し下げ効果は約26円。
東証33業種のうち30業種が上昇し、下落は鉄鋼、倉庫運輸関連、電気・ガス業の3業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)精密機器、(2)電気機器、(3)サービス業、(4)情報・通信業、(5)空運業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)パルプ・紙、(2)不動産業、(3)ガラス土石製品、(4)その他金融業、(5)水産・農林業。
■個別材料株
△デジアーツ <2326>
今期経常を4%上方修正・最高益予想を上乗せ。
△明治電機工業 <3388>
今期最高益予想を25%上乗せ、配当も15円増額。
△豆蔵HD <3756>
上期経常を一転5%増益に上方修正・最高益更新へ。
△セプテニHD <4293> [JQ]
電通がTOBで持分法適用関連会社化。
△ソフトブレン <4779>
1-9月期(3Q累計)経常が20%増益で着地。
△ファンケル <4921>
上期経常は87%増益、1→2の株式分割を実施。
△MARUWA <5344>
上期経常は19%増益で上振れ着地。
△テセック <6337> [JQ]
今期経常を36%上方修正、配当も10円増額。
△アドテスト <6857>
今期税引き前を57%上方修正、未定だった配当は43円増配。
△コメリ <8218>
上期経常が8%増益で着地。
▼MKシステム <3910> [JQ]
19年3月期業績予想を下方修正。
▼ポーラHD <4927>
足もと7-9月期(3Q)経常は4%減益。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)スミダコーポ <6817> 、(2)フォスター <6794> 、(3)豆蔵HD <3756> 、(4)MARUWA <5344> 、(5)明治電機工業 <3388> 、(6)ソフトブレン <4779> 、(7)コメリ <8218> 、(8)eBASE <3835> 、(9)デジアーツ <2326> 、(10)Minori <3822> 。
値下がり率上位10傑は(1)千代建 <6366> 、(2)マキタ <6586> 、(3)スクロール <8005> 、(4)三菱総研 <3636> 、(5)一工薬 <4461> 、(6)本多通信 <6826> 、(7)KIMOTO <7908> 、(8)名糖産 <2207> 、(9)JFE <5411> 、(10)フタバ <7241> 。
【大引け】
日経平均は前日比463.17円(2.16%)高の2万1920.46円。TOPIXは前日比34.66(2.15%)高の1646.12。出来高は概算で18億1191万株。東証1部の値上がり銘柄数は1654、値下がり銘柄数は419となった。日経ジャスダック平均は3563.17円(63.28円高)。
[2018年10月31日]
株探ニュース
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