3,124円
野村マイクロ・サイエンスのニュース
日経平均株価
始値 32760.56
高値 33122.33(10:56)
安値 32732.66(09:02)
大引け 32970.55(前日比 +284.30 、 +0.87% )
売買高 20億4405万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆9574億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反発、上げ幅一時400円超
2.NYダウ連日の最高値更新で投資家心理上向く
3.円高懸念根強く3万3000円台回復に至らず
4.米経済の底堅さ意識し景気敏感株に買い戻し
5.米SOX指数も最高値、半導体の一角が堅調
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比158ドル高と6日続伸した。FOMCを受けて来年の米利下げ観測が強まり景気敏感株を中心に買いが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は一時400円を超す上昇となったものの、ドル円相場の戻りの鈍さが重荷となり、後場に伸び悩んだ。
前日の米株式市場でNYダウが連日で過去最高値を更新し、投資家心理を上向かせた。米11月の小売売上高が予想外に増加したことにより米国景気に対する前向きな見方も広がった。FOMC後の急速なドル安・円高の流れがいったん落ち着いたことも相まって、東京市場では輸出関連株や景気敏感株を中心に売り方による買い戻しの動きが強まった。更に、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が大幅に上昇し、過去最高値を更新したことで、半導体株の一角が堅調に推移した。日経平均は前場に3万3100円台前半まで買われる場面があった。
一方、朝方のドル円相場の戻りは鈍く、再び1ドル=142円を下回る水準までドル安・円高が進むと、日経平均は伸び悩んだ。来週に日銀金融政策決定会合を控えるなか、政策修正の思惑もあって一段の円高シナリオへの警戒感は根強く、日経平均の終値は3万3000円台の回復には至らなかった。
個別株では信越化学工業<4063>やアドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>が買われ、安川電機<6506>やイビデン<4062>、川崎汽船<9107>が大幅高。ソニーグループ<6758>や神戸製鋼所<5406>や住友金属鉱山<5713>が高く、トヨタ自動車<7203>がしっかり。ビジョナル<4194>が急騰し、野村マイクロ・サイエンス<6254>やSREホールディングス<2980>が高く、巴工業<6309>がストップ高となった。
半面、三井住友フィナンシャルグループ<8316>やしずおかフィナンシャルグループ<5831>が安く、日清製粉グループ本社<2002>や山崎製パン<2212>、大塚ホールディングス<4578>が軟調。スギホールディングス<7649>や資生堂<4911>、JR東海<9022>、サイゼリヤ<7581>が売られたほか、クミアイ化学工業<4996>とANYCOLOR<5032>が大幅安となった。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、信越化 <4063>、東エレク <8035>、SBG <9984>、ダイキン <6367>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約187円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433>、レーザーテク <6920>、アステラス <4503>、キッコマン <2801>、セブン&アイ <3382>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約37円。
東証33業種のうち上昇は21業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)鉄鋼、(3)鉱業、(4)非鉄金属、(5)機械。一方、下落率の上位5業種は(1)水産・農林業、(2)保険業、(3)銀行業、(4)電気・ガス業、(5)食料品。
■個別材料株
△ビルト工 <1971> [東証S]
旭化成ホームズがTOBで完全子会社化へ。
△ビジョナル <4194> [東証P]
第1四半期営業益34%増で通期計画進捗率30%超。
△サンバイオ <4592> [東証G]
「SB623」承認審査の進捗状況をポジティブ視。
△JEH <5889> [東証S]
店舗売り上げ順調で第3四半期営業利益は85%増。
△巴工業 <6309> [東証P]
業績上振れや大幅な増配を好感。
△MSOL <7033> [東証P]
前期上振れ着地で大幅増配へ。
△マクビープラ <7095> [東証G]
金融やウェルネス向け伸長し24年4月期業績予想を上方修正。
△サーキュ <7379> [東証G]
内閣府の地域DX関連調査の一部業務を受託。
△笑美面 <9237> [東証G]
24年10月期の大幅増収増益計画を評価。
△デリバリコン <9240> [東証G]
第1四半期営業利益4.6倍で上期計画上回る。
▼クミアイ化 <4996> [東証P]
前期業績下振れ着地で今期は減益・減配見通しに。
▼エニーカラー <5032> [東証P]
5~10月期増収増益も目先利益確定売り先行。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)MSOL <7033>、(2)巴工業 <6309>、(3)宮越HD <6620>、(4)イーレックス <9517>、(5)ビジョナル <4194>、(6)プロレド <7034>、(7)オープンドア <3926>、(8)M&A総研 <9552>、(9)山陽鋼 <5481>、(10)SREHD <2980>。
値下がり率上位10傑は(1)クミアイ化 <4996>、(2)エニーカラー <5032>、(3)システムリサ <3771>、(4)住友ファーマ <4506>、(5)ラクスル <4384>、(6)多木化 <4025>、(7)コスモス薬品 <3349>、(8)サイゼリヤ <7581>、(9)山パン <2212>、(10)東洋建 <1890>。
【大引け】
日経平均は前日比284.30円(0.87%)高の3万2970.55円。TOPIXは前日比10.93(0.47%)高の2332.28。出来高は概算で20億4405万株。東証プライムの値上がり銘柄数は961、値下がり銘柄数は666となった。東証グロース250指数は677.57ポイント(15.56ポイント高)。
[2023年12月15日]
株探ニュース
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