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14日の米株式市場ではNYダウが142.62ドル安の30630.17、ナスダック総合指数が3.60pt高の11251.19、シカゴ日経225先物が大阪日中比変わらずの26700円。為替は1ドル=139.00-10円。米国の大手銀行決算が低調に終わったことや米長期金利の低下から三菱UFJ<8306>、第一生命HD<8750>などの金融関連に売りが先行しそうだ。また、米債券市場で長短金利差の逆転が深まっていることで景気後退懸念も強まっており、INPEX<1605>、三菱商事<8058>、三菱マテリアル<5711>、コマツ<6301>などの資源関連株のほか、AGC<5201>、郵船<9101>、日本製鉄<5401>などの景気敏感株も冴えないだろう。一方、米10年債利回りが3%を下回った推移を続け、高官発言で一時的に7月米連邦公開市場委員会(FOMC)での1.00ptの利上げ確率が低下していることで、エムスリー<2413>、ラクス<3923>、JMDC<4483>などのグロース株に買いが入りそうだ。また、台湾積体電路製造(TSMC)の好決算を受けて東エレク<8035>やスクリン<7735>などの半導体関連株に買い戻しが向かおう。個別では、業績予想を上方修正し、増配も発表したファーストリテ<9983>が好感されるだろう。コロナ飲み薬で「BA.5」への効果が確認された塩野義製薬<4507>、共同で蓄電所事業への参入が伝わったオリックス<8591>、関西電力<9503>などが材料視されそうだ。
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