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日本冶金工業のニュース
日経平均株価
始値 36249.08
高値 36294.48(14:09)
安値 36065.98(10:18)
大引け 36160.66(前日比 -193.50 、 -0.53% )
売買高 19億1158万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆0274億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日ぶり反落、米株安受け利食い優勢
2.米株市場ではパウエル発言受けた金利上昇を嫌気
3.日経平均は目先過熱感から売り優勢も下値は固い
4.半導体関連が買われ、全体相場を下支えする形に
5.個別株の74%が下落も売買代金は5兆円強と活況
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比274ドル安と3日ぶりに反落した。FRBによる早期の利下げ観測が後退し利益確定の売りが優勢となった。
東京市場では、前日の米株安を受け日経平均株価は、利益確定の売り圧力が顕在化した。ただ、下値では押し目買いが入り下げ幅は限定的だった。
6日の東京市場は、東京市場は目先過熱感から利益確定の動きが優勢となった。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに3日ぶりに反落。パウエルFRB議長のテレビインタビューでのコメントを受け米長期金利が上昇傾向となり、これが目先筋の売りを誘った。東京市場でもここ日経平均は過熱感を伴う上昇をみせており、米株安を受けてその反動が出る形となった。ただ、売り一巡後は広範囲に押し目買いが入り下げ渋った。決算発表を受け輸出主力株が買われたことや、半導体セクターへの活発な物色意欲が全体相場を下支えする格好に。全体売買代金は5兆円を超えるなど活況だった。値下がり銘柄数は1200を上回りプライム市場の74%の銘柄が値を下げる売り圧力の強い地合いだったが、半導体関連などの値がさハイテク株が買われたことで、下げ幅は限られている。
個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが軟調だったほか、川崎汽船<9107>も下値を探る展開に。キーエンス<6861>、ダイキン工業<6367>などが売りに押され、オムロン<6645>はストップ安となった。大平洋金属<5541>、日本冶金工業<5480>が大幅安となり、ヤマトホールディングス<9064>も大きく水準を切り下げた。KLab<3656>の下げも目立つ。
半面、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>など半導体製造装置関連が軒並み買われた。トヨタ自動車<7203>は後場大きく切り返し最高値を更新、三菱重工業<7011>も活況高。資生堂<4911>が堅調、JR東日本<9020>も上昇した。デクセリアルズ<4980>がストップ高を演じ、アステリア<3853>、ブレインパッド<3655>が急騰、ヤマシンフィルタ<6240>、チャーム・ケア・コーポレーション<6062>なども値を飛ばした。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、トヨタ <7203>、レーザーテク <6920>、キッコマン <2801>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約133円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はダイキン <6367>、オムロン <6645>、ファストリ <9983>、KDDI <9433>、ファナック <6954>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約137円。
東証33業種のうち上昇は4業種のみで、上昇率の上位から(1)輸送用機器、(2)水産・農林業、(3)パルプ・紙、(4)証券商品先物。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)鉱業、(3)銀行業、(4)不動産業、(5)石油石炭製品。
■個別材料株
△焼津水化 <2812> [東証S]
いなば食品系によるTOB価格にサヤ寄せ。
△ワールド <3612> [東証P]
4-12月期純利益は25%増、株主優待拡充を発表。
△ブレインP <3655> [東証P]
上期経常を一転37%増益に上方修正、通期も増額。
△レンゴー <3941> [東証P]
第3四半期営業利益81%増。
△デクセリ <4980> [東証P]
24年3月期業績及び配当予想の上方修正と自社株買い発表を好感。
△チャームケア <6062> [東証P]
上期経常は49%増益で上振れ着地。
△ヤマシン―F <6240> [東証P]
今期は一転最終増益の見通し。
△APAMAN <8889> [東証S]
TKP <3479> [東証G]が14.37%を取得。
△スクエニHD <9684> [東証P]
10-12月期営業利益15%増。
△いであ <9768> [東証S]
24年12月期は2ケタ営業増益で25円増配見通し。
▼サンテック <1960> [東証S]
今期経常を一転赤字に下方修正。
▼オムロン <6645> [東証P]
今期最終を92%下方修正。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)デクセリ <4980>、(2)アステリア <3853>、(3)ブレインP <3655>、(4)ワールド <3612>、(5)チャームケア <6062>、(6)ヤマシン―F <6240>、(7)スクエニHD <9684>、(8)カドカワ <9468>、(9)Gunosy <6047>、(10)西松建 <1820>。
値下がり率上位10傑は(1)オムロン <6645>、(2)大平金 <5541>、(3)冶金工 <5480>、(4)メンバーズ <2130>、(5)ヤマトHD <9064>、(6)KLab <3656>、(7)ミスミG <9962>、(8)ダイセル <4202>、(9)京阪神ビル <8818>、(10)三菱電 <6503>。
【大引け】
日経平均は前日比193.50円(0.53%)安の3万6160.66円。TOPIXは前日比17.46(0.68%)安の2539.25。出来高は概算で19億1158万株。東証プライムの値上がり銘柄数は385、値下がり銘柄数は1233となった。東証グロース250指数は716.41ポイント(1.14ポイント高)。
[2024年2月6日]
株探ニュース
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