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先週の新興市場では、外部環境の不透明感を背景に週初からリスク回避の売りが先行した。前の週に上場したメルカリ<4385>の株価下落も個人投資家のマインド悪化につながり、マザーズ指数は6月26日に取引時間中の年初来安値(1053.34pt)を付けた。その後はメルカリなどの直近IPO銘柄やマザーズ主力株の一角に買い戻しや押し目買いの動きも見られたが、マザーズ指数は年初来安値圏でのもみ合いとなった。なお、週間の騰落率は、日経平均が-0.9%であったのに対して、マザーズ指数は-1.4%、日経ジャスダック平均は-1.5%だった。
個別では、ミクシィ<2121>が週間で2.0%安、サイバーダイン<7779>が同0.7%安となるなどマザーズ時価総額上位はさえない。メルカリは戻りを試す場面もあったが、同0.3%安で終わった。ただ、株式分割の権利落ちとなったそーせいグループ<4565>は同5.4%高で、人工知能(AI)関連のPKSHA Technology<3993>は同21.1%高と大きくリバウンドした。売買代金上位ではALBERT<3906>やユナイテッド<2497>が売り優勢となり、エディア<3935>などが週間のマザーズ下落率上位に顔を出した。一方、直近IPO銘柄のZUU<4387>などが買われ、ASJ<2351>が上昇率トップだった。ジャスダック主力では、日本マクドナルドHD<2702>が同2.2%安、セリア<2782>が同9.2%安と軟調だったものの、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は同6.8%高とやや持ち直した。売買代金上位ではKeyHolder<4712>やSAMURAI&J PARTNERS<4764>に利益確定の売りが広がり、やまねメディカル<2144>などが週間のジャスダック下落率上位に顔を出した。反面、共同ピーアール<2436>などは大きく買われた。IPOでは5社が新規上場し、いずれも公開価格を上回る初値を付けた。エーアイ<4388>の初値は公開価格の3.5倍に上った。
今週の新興市場では、マザーズ指数に持ち直しの動きも見られてきそうだ。メルカリ上場の影響が一巡し、株価の調整が続いていたマザーズ銘柄では値ごろ感が意識されつつある。テーマ性や材料性を手掛かりとした押し目買いの動きも散見されるようになってきた。米通商政策に対する市場の警戒感は根強く、需給悪化の影響もなお残るだろうが、日経平均がややこう着感を強めているだけに中小型株へ値幅取り狙いの物色が向かうと考えられる。
6月上場銘柄ではZUUやアイ・ピー・エス<4390>がセカンダリーでも買いを集めており、和心<9271>が高値更新するなど3-4月上場銘柄にも見直しの動きがある。新規高レーティング観測のサンバイオ<4592>やAIレジのサインポスト<3996>は足元で急反発を見せている。なお、今週は7月3日に放電精密加工研究所<6469>、4日にエスプール<2471>、5日にフロイント産業<6312>、6日にシリコンスタジオ<3907>などが決算発表を予定している。
IPO関連では、7月4日にロジザード<4391>が、5日にキャンディル<1446>がともにマザーズへ新規上場する。ロジザードは在庫管理システムをクラウドで提供し、キャンディルはリペアサービス等の建築サービス関連事業を展開しており、事前の人気が高い。特にロジザードは公開規模が小さいため、上場日値付かずとなる可能性もあるだろう。なお、先週はイボキン<5699>(8月2日、ジャスダック)など2社の新規上場が発表されている。
<HK>
個別では、ミクシィ<2121>が週間で2.0%安、サイバーダイン<7779>が同0.7%安となるなどマザーズ時価総額上位はさえない。メルカリは戻りを試す場面もあったが、同0.3%安で終わった。ただ、株式分割の権利落ちとなったそーせいグループ<4565>は同5.4%高で、人工知能(AI)関連のPKSHA Technology<3993>は同21.1%高と大きくリバウンドした。売買代金上位ではALBERT<3906>やユナイテッド<2497>が売り優勢となり、エディア<3935>などが週間のマザーズ下落率上位に顔を出した。一方、直近IPO銘柄のZUU<4387>などが買われ、ASJ<2351>が上昇率トップだった。ジャスダック主力では、日本マクドナルドHD<2702>が同2.2%安、セリア<2782>が同9.2%安と軟調だったものの、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は同6.8%高とやや持ち直した。売買代金上位ではKeyHolder<4712>やSAMURAI&J PARTNERS<4764>に利益確定の売りが広がり、やまねメディカル<2144>などが週間のジャスダック下落率上位に顔を出した。反面、共同ピーアール<2436>などは大きく買われた。IPOでは5社が新規上場し、いずれも公開価格を上回る初値を付けた。エーアイ<4388>の初値は公開価格の3.5倍に上った。
今週の新興市場では、マザーズ指数に持ち直しの動きも見られてきそうだ。メルカリ上場の影響が一巡し、株価の調整が続いていたマザーズ銘柄では値ごろ感が意識されつつある。テーマ性や材料性を手掛かりとした押し目買いの動きも散見されるようになってきた。米通商政策に対する市場の警戒感は根強く、需給悪化の影響もなお残るだろうが、日経平均がややこう着感を強めているだけに中小型株へ値幅取り狙いの物色が向かうと考えられる。
6月上場銘柄ではZUUやアイ・ピー・エス<4390>がセカンダリーでも買いを集めており、和心<9271>が高値更新するなど3-4月上場銘柄にも見直しの動きがある。新規高レーティング観測のサンバイオ<4592>やAIレジのサインポスト<3996>は足元で急反発を見せている。なお、今週は7月3日に放電精密加工研究所<6469>、4日にエスプール<2471>、5日にフロイント産業<6312>、6日にシリコンスタジオ<3907>などが決算発表を予定している。
IPO関連では、7月4日にロジザード<4391>が、5日にキャンディル<1446>がともにマザーズへ新規上場する。ロジザードは在庫管理システムをクラウドで提供し、キャンディルはリペアサービス等の建築サービス関連事業を展開しており、事前の人気が高い。特にロジザードは公開規模が小さいため、上場日値付かずとなる可能性もあるだろう。なお、先週はイボキン<5699>(8月2日、ジャスダック)など2社の新規上場が発表されている。
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