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多木化学のニュース
今年の株式市場は日経平均株価が米景気と国内企業業績の好調を追い風に10月初めに27年ぶりの高値圏まで浮上したものの、その後2度にわたる米国発の世界株安に見舞われ、7年ぶりに下落して取引を終えた。
ただ、個別銘柄では中小型株を中心に物色人気は健在だった。そうした人気化した銘柄から年間の値上がり率上位50銘柄をランキングし、その銘柄を押し上げた主な上昇要因を記した。
●ALBERTは一時「テンバガー」を達成
値上がり率トップは人工知能(AI)を活用したビッグデータ分析やアルゴリズム開発を手掛けるALBERT <3906> [東証M]。昨年末の株価1291円から11月29日には1万6730円と13倍に急騰し、「テンバガー(株価10倍)」を達成している。案件の大型化などで収益が拡大しているうえ、トヨタ自動車 <7203> 、東京海上日動火災保険、KDDI <9433> と相次ぎ資本・業務提携したことも注目を集めた。年末の株価は全体相場の影響もあって水準は下げたが、9.5倍を堅持している。
2位は首都圏で無料情報誌を発行する地域新聞社 <2164> [JQG]。業績面は低空飛行が続いているが、市場では再編思惑などがはやされ、マネーゲームの対象になっているとの見方がある。
4位は人工知能(AI)を駆使したデータ分析に強みを持つブレインパッド <3655> 。前期から収益が急拡大しており、AI関連の高成長株として一気にブレイクした。
そのほか、仏壇仏具業界向け書籍の出版を祖業とし、インターネット普及とともに終活分野のサイト運営に軸足を移している鎌倉新書 <6184> が8位にランクイン。業績が絶好調なうえ、ディフェンシブ的な側面もあることから、全体相場の影響を受けづらく上昇基調を保っている。
ランキング上位には昨年の北の達人コーポレーション <2930> など健康関連や外食に代わり、AIやネット関連などIT(情報技術)関連が目立った。
●2018年の株価上昇率ランキング【ベスト50】
※2018年12月28日終値の昨年12月29日終値に対する上昇率
(株式分割などを考慮した修正株価で算出)
―― 対象銘柄数:3,899銘柄 ――
(今年の新規上場銘柄、地方銘柄、外国銘柄は除く)
銘柄名 市場 上昇率(%) 株価 個別ニュース/決算速報/テーマ
1. <3906> ALBERT 東証M 845 12200 データサイエンティスト派遣で実力発揮へ (11/28)
2. <2164> 地域新聞社 JQG 718 3485 前期経常が上振れ着地・今期は2倍増益へ (10/10)
3. <9820> ジェネックス JQ 526 12810 驚異的な上昇波動、株価は初動時から既に17倍化 (09/21)
4. <3655> ブレインP 東証1 305 5340 7-9月期(1Q)経常は4倍増益、通期最高益予想を上乗せ (11/12)
5. <6033> エクストリム 東証M 256 3100 中国でiOS版「ラングリッサー」配信開始 (08/03)
6. <3356> テリロジー JQ 228 1060 米中間選挙接近でサイバーセキュリティー関連への物色人気継続 (09/11)
7. <5704> JMC 東証M 190 1449 「第1種医療機器製造販売業」許可を取得 (08/30)
8. <6184> 鎌倉新書 東証1 189 1409 今期経常最高益予想を39%上方修正 (12/14)
9. <3182> オイシックス 東証M 184 1819 4-6月期(1Q)経常は4倍増益で着地 (08/14)
10. <6046> リンクバル 東証M 175 1281 今期経常は40%増で7期連続最高益更新へ (11/06)
11. <3627> ネオス 東証1 172 1139 今期経常を10倍上方修正 (10/12)
12. <9519> レノバ 東証1 171 798 日本企業で再生エネ切り替えの動きと伝わる (07/20)
13. <3195> ジェネパ 東証M 167 1508 ECサポート注力が奏功し18年10月期営業利益11倍 (12/17)
14. <8111> ゴルドウイン 東証1 163 11750 今期経常を19%上方修正・最高益予想を上乗せ (11/06)
15. <9467> アルファP 東証M 160 2490 「漫画」の刊行点数増で19年3月期は3期ぶり営業最高益へ (05/14)
16. <2471> エスプール JQ 155 1490 上期経常最高益予想を31%乗せ (07/03)
17. <6896> 北川工業 名証2 154 3885 今期経常を一転7%増益に上方修正、TOBに伴い配当は見送り (11/05)
18. <4592> サンバイオ 東証M 151 8110 再生細胞薬SB623が外傷性脳損傷対象の試験で主要評価項目達成 (11/02)
19. <9262> シルバライフ 東証M 145 5650 8-10月期(1Q)経常は80%増益で着地 (12/11)
20. <7748> ホロン JQ 145 1977 今期経常を80%上方修正・16期ぶり最高益、配当も5円増額 (11/06)
21. <3990> UUUM 東証M 141 4165 1対3株の株式分割とレモネードの吸収合併を発表 (09/18)
22. <3808> OKウェイヴ 名証C 138 1385 7-9月期(1Q)経常は9.4倍増益で着地 (11/14)
23. <8944> ランビジネス 東証1 137 754 前期経常が上振れ着地・今期は2%増益へ (11/09)
24. <2436> 共同PR JQ 125 1102 新規リテイナー契約獲得で上期営業利益は2.8倍と計画上回る (08/10)
25. <4664> RSC JQ 121 1289 セコム効果で業容拡大期待内包し急騰習性に着目 (11/19)
26. <4287> ジャストプラ JQ 117 677 キャッシュレスシステム子会社が『温泉総選挙』運営会社と提携 (11/20)
27. <6346> キクカワ 東証2 114 6420 今期経常を47%上方修正・27期ぶり最高益更新へ (11/09)
28. <3784> ヴィンクス 東証1 109 1324 上期経常が7%増益で着地・7-9月期も9%増益 (11/07)
29. <3962> チェンジ 東証1 109 3875 BPwグループなどと『AppGuard』の販売契約を締結 (11/28)
30. <4506> 大日本住友 東証1 109 3495 米国でのラツーダ後発品に絡む特許侵害訴訟が終結 (11/28)
31. <6027> 弁護士COM 東証M 108 3140 「クラウドサイン」累計契約締結件数が35万件突破 (09/05)
32. <7725> インターアク 東証1 104 1832 大口受注を獲得 (11/16)
33. <3541> 農業総研 東証M 95.6 4430 今期経常は黒字浮上へ (10/12)
34. <4025> 多木化 東証1 94.8 5600 「バカマツタケ」の完全人工栽培に成功 (10/05)
35. <6099> エラン 東証1 90.0 1347 今期経常を9%上方修正・最高益予想を上乗せ (11/09)
36. <3983> オロ 東証1 89.6 4100 今期経常を17%上方修正・最高益予想を上乗せ (11/12)
37. <3665> エニグモ 東証M 88.5 2072 2-10月期(3Q累計)経常が51%増益 (12/17)
38. <7564> ワークマン JQ 88.4 7310 11月既存店売上高は20.1%増と14ヵ月連続プラス (12/04)
39. <9740> CSP 東証1 88.0 4930 上期経常が95%増益で着地・6-8月期も2.4倍増益 (10/11)
40. <6161> エスティック 東証2 87.9 7160 上期経常が65%増益で着地・7-9月期も72%増益 (10/26)
41. <2761> トシンG JQ 85.4 5990 6-8月期(1Q)経常は8%増益で着地 (09/28)
42. <6025> 日本PC 名証C 84.7 1090 今期経常は35%増益へ (10/15)
43. <8257> 山陽百 JQ 83.5 2750 今期経常を81%上方修正 (10/12)
44. <3998> すららネット 東証M 80.8 6410 Z会ソリューションズとリメディアル教育分野で業務提携 (12/19)
45. <6067> メディアF 東証M 78.0 1381 7-9月期(3Q)経常は43%増益、未定だった今期配当は4期ぶり5円で復配 (11/08)
46. <3694> オプティム 東証1 76.8 4820 農薬使用量を抑えた『スマート米』の販売 (11/19)
47. <2453> JBR 東証1 76.8 1262 今期経常は9%増で4期連続最高益、3円増配へ (11/09)
48. <8028> ユニファミマ 東証1 76.1 13910 品薄で上値軽く日経平均寄与度トップに (11/26)
49. <7608> SKジャパン 東証1 74.3 767 今期経常を一転75%増益に上方修正 (10/12)
50. <3826> SI 東証1 74.2 790 上期経常は82%増益で上振れ着地 (10/05)
★元日~3日に、2019年「新春特集」を一挙、“26本”配信します。ご期待ください。
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株探ニュース
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