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日経平均株価
始値 20435.86
高値 20464.57(09:00)
安値 20289.64(11:10)
大引け 20408.54(前日比 -2.34 、 -0.01% )
売買高 12億3931万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆1913億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は方向感定まらないなか結局わずかにマイナス圏で着地、5日続落
2.米国はNYダウ下げ止まるが、ナスダック指数が大幅続落で警戒ムード継続
3.1ドル108円台割り込むドル安・円高で主力輸出株には逆風も売り一巡感
4.個別株物色意欲は戻りつつあり、売られ過ぎ反動で全体の7割の銘柄が上昇
5.中国株市場軟調も中国関連株に買い戻しの動き顕著、全体上値の重さは残る
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは4ドル高と小幅に反発した。前週末に大幅安となった反動で買い戻しの動きが広がる一方で、5月のISM製造業景況感指数が市場予想を下回ったことで一時下落する場面もあった。
東京市場では、朝方はやや買い優勢で日経平均株価が高く始まったものの、その後は買いが続かずマイナス圏に。後場は再び下げ渋り前日終値を上回る場面もあったが、結局大引けはわずかにマイナスだった。
4日の東京市場は、気迷いムードで方向感が定まらなかった。前日の米国株市場ではNYダウが下げ止まる動きをみせたものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は大きく下げており、外国為替市場で1ドル=108円台を割り込むドル安・円高に振れたことも主力輸出株中心に買い手控え要因となった。それでも、日経平均は前日まで4日続落で850円近い下落をみせ、騰落レシオなどの指標も売られ過ぎを示唆していたことで、下値抵抗力を発揮した。中国や香港株などアジア株市場が軟調で、これを横目に上値は相変わらず重かったが、後場は中国関連株などに買い戻しが目立ち、全体指数もプラス圏で推移する場面があった。東証1部の売買代金は2兆2000億円弱で個別株の物色意欲もある程度復活しており、値上がり銘柄数は全体の7割を占めた。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が安く、任天堂<7974>も値を下げた。ソニー<6758>、ZOZO<3092>が売られたほか、リクルートホールディングス<6098>も値を下げた。コロプラ<3668>も安い。インソース<6200>がストップ安となり、エニグモ<3665>も急落。サイバーエージェント<4751>、ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544>も下落した。
半面、東京エレクトロン<8035>が買われたほか、ファナック<6954>、安川電機<6506>などが高く、日立製作所<6501>も買いが優勢だった。第一三共<4568>も堅調。ヤマシンフィルタ<6240>が急伸、日本通信<9424>も物色人気となった。有沢製作所<5208>も買いを集めた。ツガミ<6101>も大幅高。トレジャー・ファクトリー<3093>が上値を追い、千代田化工建設<6366>も水準を切り上げている。ニチイ学館<9792>も値を上げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、ファナック <6954> 、ファストリ <9983> 、京セラ <6971> 、デンソー <6902> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約49円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はSBG <9984> 、リクルート <6098> 、KDDI <9433> 、テルモ <4543> 、ユニファミマ <8028> 。押し下げ効果は約87円。
東証33業種のうち上昇は23業種。上昇率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)ガラス土石製品、(3)海運業、(4)鉱業、(5)石油石炭製品。一方、下落率の上位5業種は(1)サービス業、(2)情報・通信業、(3)陸運業、(4)その他製品、(5)空運業。
■個別材料株
△日本ライトン <2703> [JQ]
台湾LITE-ON TECHNOLOGYがTOBで完全子会社化。
△アンビション <3300> [東証M]
不動産取引でPayPayやLINE Pay決済。
△ALBERT <3906> [東証M]
データ関連人材育成の「データサイエンス共同研究講座」を開設。
△DIT <3916>
「24年6月期営業利益を今期予想比倍増目指す」との報道。
△ナレッジS <3999> [東証M]
経産省のIT導入支援事業者に認定。
△医学生物 <4557> [JQ]
東証が信用規制解除。
△千代建 <6366>
キャメロンLNGプロジェクトでの出荷開始。
△QBNHD <6571>
5月既存店売上高が12ヵ月連続前年上回る。
△インスペック <6656> [東証2]
前期経常を31%上方修正・13期ぶり最高益更新へ。
△グッドスピー <7676> [東証M]
東海4県のSUV中古車販売台数で1位。
▼インソース <6200>
株式売出による需給悪化を警戒視。
▼ピープル <7865> [JQ]
非開示だった上期経常は49%減益へ。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ヤマシン―F <6240> 、(2)日本通信 <9424> 、(3)乾汽船 <9308> 、(4)enish <3667> 、(5)ニホンフラ <7820> 、(6)有沢製 <5208> 、(7)大研医器 <7775> 、(8)ユニチカ <3103> 、(9)ツガミ <6101> 、(10)双信電機 <6938> 。
値下がり率上位10傑は(1)インソース <6200> 、(2)ランド <8918> 、(3)エニグモ <3665> 、(4)エムアップ <3661> 、(5)第一精工 <6640> 、(6)M&Aキャピ <6080> 、(7)BEENOS <3328> 、(8)サイバー <4751> 、(9)キャリアデザ <2410> 、(10)Jエレベータ <6544> 。
【大引け】
日経平均は前日比2.34円(0.01%)安の2万0408.54円。TOPIXは前日比0.13(0.01%)高の1499.09。出来高は概算で12億3931万株。東証1部の値上がり銘柄数は1515、値下がり銘柄数は576となった。日経ジャスダック平均は3305.43円(11.00円高)。
[2019年6月4日]
株探ニュース
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