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PKSHA Technologyのニュース
以下は、2019年7月17日にYouTubeチャンネル「FiscoTV」で配信された「マザーズ市場動向2019」である。フィスコマーケットレポーターの橋本 真依氏とフィスコの株式アナリストである雲宮 祥士氏が、対談形式でマザーズ市場の投資戦略について解説している。全4回に分けて配信する。
橋本:こんにちは、フィスコマーケットレポーターの橋本 真依です。今年もあっという間に半分が過ぎました。今回は、足元のマザーズ指数の動向を確認した後、マザーズ市場の注目銘柄と8月決算で注目すべきポイントについて、フィスコの株式アナリストである雲宮 祥士さんに解説頂きます。雲宮さん、よろしくお願いします。
雲宮:はい、よろしくお願いします。足元の東京株式市場では、アメリカと中国との通商対話を巡るニュースフローに大きく振らされる展開が続いております。世界的な景気減速懸念や、各国の企業業績拡大に対して不安視する声が増えつつあるなか、近い将来の市場第一部へのステップアップを視野に入れた成長企業向けの市場とされるマザーズ市場が、直近どのような状況なのかを見ていきましょう。
昨年末から今年前半にかけての日経平均とマザーズ指数の推移を見てみると、昨年12月末から今年6月末にかけて、日経平均が+6.3%であったのに対し、マザーズ指数は+10.1%となり、日経平均に対してマザーズ指数がアウトパフォームした格好となりました。
橋本:そうなんですね。この間に、マザーズ市場では目立った動きなどはあったのでしょうか。
雲宮:マザーズ指数単体のチャートを見ると、マザーズ指数自体は6月末にかけて概ねレンジ推移となっておりますが、その出来高はというとやや減少傾向にあるとみられます。これは、日本企業のファンダメンタルに対する警戒感から、投資家の選別色がマザーズ市場で強まっていることが一つの要因であると考えられます。次に、6月末時点のマザーズ市場の時価総額トップ10の銘柄を見てみましょう。
■マザーズ市場 時価総額上位銘柄(2019年6月末時点)
1位 メルカリ<4385>
2位 そーせいグループ<4565>
3位 サンバイオ<4592>
4位 PKSHA Technology<3993>
5位 Sansan<4443>
6位 ミクシィ<2121>
7位 ティーケーピー<3479>
8位 HEROZ<4382>
9位 ラクス<3923>
10位 弁護士ドットコム<6027>
橋本:メルカリやそーせいグループが時価総額を大きく伸ばしているほか、6月に上場して話題を集めた名刺管理アプリのSansanなども7月末にマザーズ指数への組み入れを控えるなかで、さっそく時価総額上位に入ってきておりますね。
雲宮:はい、今年前半に時価総額を大きく伸ばしている銘柄の共通点としては、足元で増益基調の銘柄もしくは、現状赤字でも市場コンセンサスにおける黒字化見込み時期が今・来期と目前に控えている銘柄であることが特徴的であることがわかるかと思います。
一方で、サンバイオやミクシィなど、黒字化の見込み時期がまだまだ先であったり、減益基調の銘柄は売りが優勢になりがちであったといえます。元来、マザーズ上場企業には「高い成長可能性」が求められる分、時価総額上位の銘柄にも現状は赤字である銘柄が多いです。
しかし、昨今日本企業のファンダメンタルに対して、必ずしも楽観視できる状況ではないなか、投資家さんは「成長の可能性」だけではなく、しっかりと業績拡大・改善が確認できる、業績が良くなる見通しの立っている銘柄を慎重に選ぶような地合いになってきているのではないかと思います。
—「マザーズ市場の投資戦略vol.2 ~足元のマザーズ市場動向と決算を控えた個別企業の注目ポイント~に続く」—
<HH>
橋本:こんにちは、フィスコマーケットレポーターの橋本 真依です。今年もあっという間に半分が過ぎました。今回は、足元のマザーズ指数の動向を確認した後、マザーズ市場の注目銘柄と8月決算で注目すべきポイントについて、フィスコの株式アナリストである雲宮 祥士さんに解説頂きます。雲宮さん、よろしくお願いします。
雲宮:はい、よろしくお願いします。足元の東京株式市場では、アメリカと中国との通商対話を巡るニュースフローに大きく振らされる展開が続いております。世界的な景気減速懸念や、各国の企業業績拡大に対して不安視する声が増えつつあるなか、近い将来の市場第一部へのステップアップを視野に入れた成長企業向けの市場とされるマザーズ市場が、直近どのような状況なのかを見ていきましょう。
昨年末から今年前半にかけての日経平均とマザーズ指数の推移を見てみると、昨年12月末から今年6月末にかけて、日経平均が+6.3%であったのに対し、マザーズ指数は+10.1%となり、日経平均に対してマザーズ指数がアウトパフォームした格好となりました。
橋本:そうなんですね。この間に、マザーズ市場では目立った動きなどはあったのでしょうか。
雲宮:マザーズ指数単体のチャートを見ると、マザーズ指数自体は6月末にかけて概ねレンジ推移となっておりますが、その出来高はというとやや減少傾向にあるとみられます。これは、日本企業のファンダメンタルに対する警戒感から、投資家の選別色がマザーズ市場で強まっていることが一つの要因であると考えられます。次に、6月末時点のマザーズ市場の時価総額トップ10の銘柄を見てみましょう。
■マザーズ市場 時価総額上位銘柄(2019年6月末時点)
1位 メルカリ<4385>
2位 そーせいグループ<4565>
3位 サンバイオ<4592>
4位 PKSHA Technology<3993>
5位 Sansan<4443>
6位 ミクシィ<2121>
7位 ティーケーピー<3479>
8位 HEROZ<4382>
9位 ラクス<3923>
10位 弁護士ドットコム<6027>
橋本:メルカリやそーせいグループが時価総額を大きく伸ばしているほか、6月に上場して話題を集めた名刺管理アプリのSansanなども7月末にマザーズ指数への組み入れを控えるなかで、さっそく時価総額上位に入ってきておりますね。
雲宮:はい、今年前半に時価総額を大きく伸ばしている銘柄の共通点としては、足元で増益基調の銘柄もしくは、現状赤字でも市場コンセンサスにおける黒字化見込み時期が今・来期と目前に控えている銘柄であることが特徴的であることがわかるかと思います。
一方で、サンバイオやミクシィなど、黒字化の見込み時期がまだまだ先であったり、減益基調の銘柄は売りが優勢になりがちであったといえます。元来、マザーズ上場企業には「高い成長可能性」が求められる分、時価総額上位の銘柄にも現状は赤字である銘柄が多いです。
しかし、昨今日本企業のファンダメンタルに対して、必ずしも楽観視できる状況ではないなか、投資家さんは「成長の可能性」だけではなく、しっかりと業績拡大・改善が確認できる、業績が良くなる見通しの立っている銘柄を慎重に選ぶような地合いになってきているのではないかと思います。
—「マザーズ市場の投資戦略vol.2 ~足元のマザーズ市場動向と決算を控えた個別企業の注目ポイント~に続く」—
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