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*08:51JST 前場に注目すべき3つのポイント~金融政策決定会合の結果判明後の荒い値動きに注意~
31日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■金融政策決定会合の結果判明後の荒い値動きに注意
■TDK、1Q営業利益 120.0%増 578億円
■前場の注目材料:東京センチュリー、データセンターに400億円、北米拡大、AI需要対応
■金融政策決定会合の結果判明後の荒い値動きに注意
31日の日本株市場は、日銀の金融政策決定会合の結果判明後の荒い値動きに注意することになりそうだ。30日の米国市場は、NYダウが203ドル高、ナスダックは222ポイント安だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に積極的な売買は手控えられた。7月の米消費者信頼感指数や6月の米雇用動態調査(JOLTS)が予想を上回ったことから、ソフトランディングへの期待から景気敏感株の一角が買われた。一方で、大型テック株の決算を控えるなか、ハイテク株へは持ち高調整の売りが優勢となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比385円安の38105円。円相場は1ドル152円80銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まりそうだ。取引終了後の決算を発表したマイクロソフトは、アジュールの伸びが鈍化したことが嫌気され、時間外取引で一時5%を超える下落をみせていた。一方で、AMDは売上高見通しが予想を上回ったとして8%近く上昇して推移している。本格化する米ハイテク株の決算を見極めたいとする模様眺めムードが強まりそうである。
また、日銀会合の結果を見極めたいとして、前場は様子見姿勢が強まるだろう。為替市場では追加利上げを検討するとの報道を受けて、1ドル=152円台と円高に振れて推移している。そのため、結果判明後の初動は大きく荒れる可能性がありそうだ。また、エヌビディアは7%を超える下落により、支持線として意識されていた75日線を明確に割り込んできた。エヌビディアの調整局面が本格化してきたことから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷になりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで一時37890円まで売られる場面もみられた。円高進行のほか、イスラエルがレバノンの首都を空爆したと伝わるなか、地政学リスクが警戒されている。リスク回避姿勢が強まるようだと、日銀会合の結果を前に持ち高調整の動きが強まる可能性もあるだろう。インデックスに絡んだ売買に振らされやすいなか、物色は決算を手掛かりとした個別対応に向かわせそうだ。昨夕発表したところでは、三住トラスト<8309>、カーメイト<7297>、マースGHD<6419>、理想科学<6413>、シマノ<7309>、ハイパー<3054>、キッセイ薬<4547>、コロナ<5909>、NEC<6701>、TDK<6762>などが注目される。
■TDK、1Q営業利益 120.0%増 578億円
TDK<6762>が発表した2025年3月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比3.1%増の5188.09億円、営業利益は同120%増の578.72億円だった。コンセンサス(415億円程度)を上回る。営業利益は大幅な円安やICT市場向け製品の出荷増に加え、合理化や前期に行った構造改革効果等もあった。あわせて9月30日を基準日として1株を5株にする株式分割も発表した。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(38525.95、+57.32)
・NYダウは上昇(40743.33、+203.40)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・東京センチュリー<8439>データセンターに400億円、北米拡大、AI需要対応
・不二越<6474>協働ロボに機種追加、12kg可搬・高速移動
・NTT<9432>自治体向けにAI集合体実証、住民参加議論再現で政策立案の参考に
・大和ハウス<1925>大阪湾岸に冷凍冷蔵倉庫2棟新設
・TDK<6762>エッジAI新会社、シンガポールに設立
・楽天G<4755>楽天モバイル、日本郵便とオンライン「スマホ相談室」、全国500郵便局に
・双日<2768>米テイクアウトすし買収、水産品加工ノウハウ融合
・トヨタ自<7203>世界販売、上期4%減516万台、5年連続首位は維持
・小糸製作所<7276>来年1-3月期に米セプトン子会社化、高性能センサー強化
・スズキ<7269>インドで5カ所目のバイオガス設備
・三菱重<7011>高浜原発の工事受注、炉内構造物を製造・取り替え
・日立造船<7004>下水汚泥焼却発電、都下水道局が承認、900℃超でN2O排出ゼロ
・安川電機<6506>自動化を徹底、データ見える化で生産性向上
・ローム<6963>車載MOSFET10種発売、低オン抵抗・低発熱
・KDDI<9433>NTT東と不安全対応の相互補完範囲拡大
・GreenBee<3913>戸田建設とインバート施工を効率化、高性能センサー活用
・クラレ<3405>不織布生産を縮小、メルトブローンに集中
・東レ<3402>東レリサーチ、半導体向け材料開発の効率化支援
・京王電鉄<9008>野村不動産と聖蹟桜ヶ丘駅前に分譲マンション
・三井不動産<8801>台湾・新北アウトレット増床、11月開業
・東邦ガス<9533>インドネシアで産業用天然ガス販売
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 6月鉱工業生産速報値(前月比予想:-4.5%、5月:+3.6%)
・日銀金融政策決定会合(最終日)
[<海外>
・10:30 中・7月製造業PMI(予想:49.4、6月:49.5)
・10:30 中・7月非製造業PMI(予想:50.3、6月:50.5)
・10:30 豪・4-6月期消費者物価指数(前年比予想:+3.8%、1-3月期:+3.6%)
・10:30 豪・6月消費者物価指数(前年比予想:+3.8%、5月:+4.0%)
・10:30 豪・6月小売売上高(前月比予想:+0.2%、5月:+0.6%) <ST>
■金融政策決定会合の結果判明後の荒い値動きに注意
■TDK、1Q営業利益 120.0%増 578億円
■前場の注目材料:東京センチュリー、データセンターに400億円、北米拡大、AI需要対応
■金融政策決定会合の結果判明後の荒い値動きに注意
31日の日本株市場は、日銀の金融政策決定会合の結果判明後の荒い値動きに注意することになりそうだ。30日の米国市場は、NYダウが203ドル高、ナスダックは222ポイント安だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に積極的な売買は手控えられた。7月の米消費者信頼感指数や6月の米雇用動態調査(JOLTS)が予想を上回ったことから、ソフトランディングへの期待から景気敏感株の一角が買われた。一方で、大型テック株の決算を控えるなか、ハイテク株へは持ち高調整の売りが優勢となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比385円安の38105円。円相場は1ドル152円80銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まりそうだ。取引終了後の決算を発表したマイクロソフトは、アジュールの伸びが鈍化したことが嫌気され、時間外取引で一時5%を超える下落をみせていた。一方で、AMDは売上高見通しが予想を上回ったとして8%近く上昇して推移している。本格化する米ハイテク株の決算を見極めたいとする模様眺めムードが強まりそうである。
また、日銀会合の結果を見極めたいとして、前場は様子見姿勢が強まるだろう。為替市場では追加利上げを検討するとの報道を受けて、1ドル=152円台と円高に振れて推移している。そのため、結果判明後の初動は大きく荒れる可能性がありそうだ。また、エヌビディアは7%を超える下落により、支持線として意識されていた75日線を明確に割り込んできた。エヌビディアの調整局面が本格化してきたことから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷になりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで一時37890円まで売られる場面もみられた。円高進行のほか、イスラエルがレバノンの首都を空爆したと伝わるなか、地政学リスクが警戒されている。リスク回避姿勢が強まるようだと、日銀会合の結果を前に持ち高調整の動きが強まる可能性もあるだろう。インデックスに絡んだ売買に振らされやすいなか、物色は決算を手掛かりとした個別対応に向かわせそうだ。昨夕発表したところでは、三住トラスト<8309>、カーメイト<7297>、マースGHD<6419>、理想科学<6413>、シマノ<7309>、ハイパー<3054>、キッセイ薬<4547>、コロナ<5909>、NEC<6701>、TDK<6762>などが注目される。
■TDK、1Q営業利益 120.0%増 578億円
TDK<6762>が発表した2025年3月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比3.1%増の5188.09億円、営業利益は同120%増の578.72億円だった。コンセンサス(415億円程度)を上回る。営業利益は大幅な円安やICT市場向け製品の出荷増に加え、合理化や前期に行った構造改革効果等もあった。あわせて9月30日を基準日として1株を5株にする株式分割も発表した。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(38525.95、+57.32)
・NYダウは上昇(40743.33、+203.40)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・東京センチュリー<8439>データセンターに400億円、北米拡大、AI需要対応
・不二越<6474>協働ロボに機種追加、12kg可搬・高速移動
・NTT<9432>自治体向けにAI集合体実証、住民参加議論再現で政策立案の参考に
・大和ハウス<1925>大阪湾岸に冷凍冷蔵倉庫2棟新設
・TDK<6762>エッジAI新会社、シンガポールに設立
・楽天G<4755>楽天モバイル、日本郵便とオンライン「スマホ相談室」、全国500郵便局に
・双日<2768>米テイクアウトすし買収、水産品加工ノウハウ融合
・トヨタ自<7203>世界販売、上期4%減516万台、5年連続首位は維持
・小糸製作所<7276>来年1-3月期に米セプトン子会社化、高性能センサー強化
・スズキ<7269>インドで5カ所目のバイオガス設備
・三菱重<7011>高浜原発の工事受注、炉内構造物を製造・取り替え
・日立造船<7004>下水汚泥焼却発電、都下水道局が承認、900℃超でN2O排出ゼロ
・安川電機<6506>自動化を徹底、データ見える化で生産性向上
・ローム<6963>車載MOSFET10種発売、低オン抵抗・低発熱
・KDDI<9433>NTT東と不安全対応の相互補完範囲拡大
・GreenBee<3913>戸田建設とインバート施工を効率化、高性能センサー活用
・クラレ<3405>不織布生産を縮小、メルトブローンに集中
・東レ<3402>東レリサーチ、半導体向け材料開発の効率化支援
・京王電鉄<9008>野村不動産と聖蹟桜ヶ丘駅前に分譲マンション
・三井不動産<8801>台湾・新北アウトレット増床、11月開業
・東邦ガス<9533>インドネシアで産業用天然ガス販売
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 6月鉱工業生産速報値(前月比予想:-4.5%、5月:+3.6%)
・日銀金融政策決定会合(最終日)
[<海外>
・10:30 中・7月製造業PMI(予想:49.4、6月:49.5)
・10:30 中・7月非製造業PMI(予想:50.3、6月:50.5)
・10:30 豪・4-6月期消費者物価指数(前年比予想:+3.8%、1-3月期:+3.6%)
・10:30 豪・6月消費者物価指数(前年比予想:+3.8%、5月:+4.0%)
・10:30 豪・6月小売売上高(前月比予想:+0.2%、5月:+0.6%) <ST>
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