29円
THE WHY HOW DO COMPANYのニュース
日経平均株価
始値 22842.96
高値 22898.39(10:34)
安値 22738.61(15:00)
大引け 22738.61(前日比 -227.77 、 -0.99% )
売買高 14億9745万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆4018億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日ぶりに反落、FOMCを受けた米株安と円高を嫌気して安値引け
2.米利上げペース加速の思惑にもかかわらず、ドル安円高に傾き逆風環境に
3.米中貿易摩擦など通商問題を警戒、目先はECB理事会結果待ちで見送り
4.主力だけでなく中小型株も総じて軟調、値下がり数は1400弱に膨らむ
5.任天堂が本日も断トツの商いで続急落、資生堂や花王なども売り優勢に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは119ドル安と続落した。FOMCによる年内の利上げペースが加速するとの見方や、米中貿易摩擦への警戒から売りが優勢となった。
東京市場では、FOMCで米利上げ加速の思惑などが重荷となり、リスクオフの流れが強まったことで日経平均株価は反落、この日の安値で引けた。
14日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが100ドル超の下げをみせたことなどを背景にリスク回避ムードが漂った。前日のFOMCでの利上げは想定通りだったが、今後の見通しについては年内あと2回の利上げが有力視される形となり、これが米国株の軟調につながった。また、タカ派優勢となったにも関わらず外国為替市場で円が買われ1ドル=110円台前半で円高に振れたことも主力株中心に逆風となった。米中貿易摩擦など通商問題への懸念がくすぶるほか、目先的には今晩のECB理事会の結果を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせている。日経平均は後場終盤に下げ幅を広げる展開となり、主力株だけでなく、中型株や小型株などおしなべて安く、値下がり銘柄数は1400弱に達した。
個別では、売買代金断トツの任天堂<7974>が続急落となったほか、東京エレクトロン<8035>、ソニー<6758>なども軟調。資生堂<4911>、花王<4452>も安い。ヤーマン<6630>が値下がり率トップに売り込まれ、Hamee<3134>、シーズ・ホールディングス<4924>なども大きく値を下げた。神戸物産<3038>も下値を探った。低位株では日本通信<9424>、フィード・ワン<2060>などが下落した。
半面、村田製作所<6981>がしっかり、楽天<4755>も買い優勢となった。曙ブレーキ工業<7238>が商いを伴い大幅続伸となり、日精エー・エス・ビー機械<6284>、日総工産<6569>も値を飛ばした。スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が上昇、エムアップ<3661>も物色人気。きちり<3082>、アルヒ<7198>なども買われた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はソフトバンク <9984> 、テルモ <4543> 、リクルート <6098> 、ファナック <6954> 、KDDI <9433> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約52円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983> 、エーザイ <4523> 、日東電 <6988> 、住友鉱 <5713> 、セブン&アイ <3382> 。押し下げ効果は約25円。うち16円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は4業種のみで、上昇率の上位から(1)海運業、(2)水産・農林業、(3)石油石炭製品、(4)銀行業。一方、下落率の上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)その他製品、(3)ガラス土石製品、(4)鉱業、(5)電気機器。
■個別材料株
△フュトレック <2468> [東証2]
中国ベンチャーと音響処理技術でパートナーシップ契約締結。
△アゼアス <3161> [東証2]
今期経常は30%増益へ。
△山王 <3441> [JQ]
8-4月期(3Q累計)経常は3倍増益・通期計画を超過。
△リネットJ <3556> [東証M]
不用になったパソコン回収を通じスペシャルオリンピックスを支援。
△アクロディア <3823> [東証2]
「MPI for Android」がソフトバンクの店頭デモ端末に採用。
△CTS <4345>
東海東京調査センターが目標株価を1400円に引き上げ。
△HyAS&C <6192> [東証M]
今期経常は34%増で4期連続最高益、実質増配へ。
△ASB機械 <6284>
水戸証券が新規「B+」でカバレッジ開始。
△フジトミ <8740> [JQ]
「AI活用の自動売買システムを年内にも導入」との報道。
△原弘産 <8894> [東証2]
上期経常は1300万円・通期計画を超過。
▼ジェクシード <3719> [JQ]
筆頭株主であるTCSホールディングスとの業務提携を解消。
▼ヤーマン <6630>
今期経常は6%減益へ。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ブレーキ <7238> 、(2)USENHD <9418> 、(3)ライドオンE <6082> 、(4)タカノ <7885> 、(5)ASB機械 <6284> 、(6)アイドマMC <9466> 、(7)日総工産 <6569> 、(8)ソフトブレン <4779> 、(9)エムアップ <3661> 、(10)DDHD <3073> 。
値下がり率上位10傑は(1)ヤーマン <6630> 、(2)Hamee <3134> 、(3)メック <4971> 、(4)日本通信 <9424> 、(5)セック <3741> 、(6)ニホンフラ <7820> 、(7)シーズHD <4924> 、(8)フィードワン <2060> 、(9)神戸物産 <3038> 、(10)ヴィンクス <3784> 。
【大引け】
日経平均は前日比227.77円(0.99%)安の2万2738.61円。TOPIXは前日比16.48(0.92%)安の1783.89。出来高は概算で14億9745万株。東証1部の値上がり銘柄数は603、値下がり銘柄数は1399となった。日経ジャスダック平均は3981.57円(4.46円安)。
[2018年6月14日]
株探ニュース
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