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【↑】日経平均 大引け| 続急伸、米ハイテク株高や円安で3万6000円台回復 (8月13日)
日経平均株価
始値 35490.58
高値 36232.51(15:00)
安値 35476.79(09:01)
大引け 36232.51(前日比 +1207.51 、 +3.45% )
売買高 20億9376万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆9725億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続急伸、3万6000円台回復し高値引け
2.後場は先物主導で上げ足を加速、1200円高と急騰
3.前日の米ハイテク株高や円安進行が追い風材料に
4.全体売買代金は8月に入って初めて5兆円に届かず
5.値上がり銘柄数は1300超で、全体の8割強占める
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比140ドル安と3日ぶりに反落した。米消費者物価指数(CPI)発表を週内に控えて様子見姿勢が強かった。
3連休明けの東京市場では、買い優勢で始まった後、日経平均株価は次第に上げ幅を広げ、後場に入ると上げ足を一段と強め1200円あまりの上昇で高値引けとなった。
13日の東京市場は、主力株を中心に大きく上値を追う展開となった。3連休明けとなった本日のマーケットだが、前日の米国株市場でハイテク株中心に買いが優勢だったことや、外国為替市場でドルが買われ円安に傾いたことも輸出セクターに追い風となった。日経平均は後場に入ると先物主導で戻り足が加速し、3万6000円台を回復してなお強調展開を継続、売り方の買い戻しを誘発する形に。結局大引けは1200円あまりの上昇で高値引けとなった。売買代金は8月に入ってから初めて5兆円に届かなかったが、物色意欲は旺盛で値上がり銘柄数は1300を上回りプライム市場全体の82%を占めている。
個別では、売買代金1位となったレーザーテック<6920>、同2位の東京エレクトロン<8035>、同3位のディスコ<6146>が揃って大幅高に買われている。ソフトバンクグループ<9984>も物色人気、三菱重工業<7011>も高い。三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも買われた。トヨタ自動車<7203>が堅調、日立製作所<6501>も値を上げた。キーエンス<6861>の上げ足も際立っている。TREホールディングス<9247>が値上がり率トップ、I-ne<4933>、円谷フィールズホールディングス<2767>、ヤマシンフィルタ<6240>、artience<4634>などがストップ高となった。 半面、リクルートホールディングス<6098>が冴えず、任天堂<7974>も軟調。シャープ<6753>は大幅安。このほか、オリエンタルランド<4661>も売りに押された。カーリット<4275>、ジャムコ<7408>が急落、アトラエ<6194>、ミルボン<4919>なども大きく水準を切り下げている。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、ファストリ <9983>、TDK <6762>、SBG <9984>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約497円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は花王 <4452>、明治HD <2269>、ヤマトHD <9064>、リクルート <6098>、シャープ <6753>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約13円。
東証33業種のうち32業種が上昇し、下落は空運業のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)保険業、(2)電気機器、(3)証券商品先物、(4)海運業、(5)非鉄金属。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)パルプ・紙、(2)陸運業、(3)その他製品、(4)サービス業、(5)繊維製品。
■個別材料株
△LINK&M <2170> [東証P]
コンサル・クラウド事業好調で6月中間期最終利益34%増。
△円谷フィHD <2767> [東証P]
第1四半期増益決算をポジティブ評価。
△ダイニック <3551> [東証S]
第1四半期経常61%増益で好発進をポジティブ視。
△クロスマーケ <3675> [東証P]
大幅増益見通しや自社株買い評価。
△保土谷 <4112> [東証P]
有機EL材料好調で第1四半期営業利益8.4倍。
△artien <4634> [東証P]
通期業績上方修正や高水準の自社株買い発表。
△Ine <4933> [東証P]
株主優待導入を好感。
△新田ゼラチン <4977> [東証S]
第1四半期営業益2.1倍で上半期計画進捗率69%。
△Mipox <5381> [東証S]
ハイテク関連製品好調で25年3月期利益予想を上方修正。
△東邦鉛 <5707> [東証P]
第1四半期は想定以上の収益水準に。
▼UT <2146> [東証P]
第1四半期営業利益は31%減で着地。
▼カーリット <4275> [東証P]
第1四半期は想定外の大幅減益スタート。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)TREHD <9247>、(2)Ine <4933>、(3)円谷フィHD <2767>、(4)ヤマシン―F <6240>、(5)やまびこ <6250>、(6)LINK&M <2170>、(7)artien <4634>、(8)加藤製 <6390>、(9)川田テク <3443>、(10)クロスマーケ <3675>。
値下がり率上位10傑は(1)カーリット <4275>、(2)ジャムコ <7408>、(3)アトラエ <6194>、(4)ミルボン <4919>、(5)力の源HD <3561>、(6)UT <2146>、(7)Aクリエイト <8798>、(8)大阪ソーダ <4046>、(9)オープンドア <3926>、(10)シャープ <6753>。
【大引け】
日経平均は前日比1207.51円(3.45%)高の3万6232.51円。TOPIXは前日比70.25(2.83%)高の2553.55。出来高は概算で20億9376万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1342、値下がり銘柄数は284となった。東証グロース250指数は581.92ポイント(20.14ポイント高)。
[2024年8月13日]
株探ニュース
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