127円
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日経平均株価
始値 24376.17
高値 24448.07(09:52)
安値 24217.26(10:45)
大引け 24270.62(前日比 +24.86 、 +0.10% )
売買高 14億7398万株 (東証1部概算)
売買代金 3兆0653億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日続伸、朝高後に値を消すも大引けはプラス圏で着地
2.NY株急伸と1ドル114円台の円安追い風も利益確定の動きが顕在化
3.米国とカナダのNAFTAの見直し交渉の合意は買い安心感につながる
4.香港や韓国株安など重荷も下値では買いが厚く石油株などの上昇際立つ
5.利益確定売りと押し目買いの錯綜で商い増勢、売買代金は3兆円台乗せ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは192ドル高と3日続伸した。米国とカナダとの間で北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉が妥結したことを好感する買いが優勢となった。
東京市場では朝方は買い優勢で始まったが、その後日経平均株価は値を消す展開。しかし、下値も堅く、大引けはプラス圏で着地している。
2日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが大幅高となったことや、外国為替市場で1ドル=114円台に入るなど円安が進行したことがリスクを取る動きを後押し、日経平均は一時2万4400円台まで上値を伸ばす場面があった。米国とカナダがNAFTAの見直し交渉で合意に至ったことが好感されている。しかし、買い一巡後は目先スピード警戒感から利益確定売りが顕在化、午前10時頃を境に急速に値を消す展開となった。中国・上海株市場は休場ながら、香港や韓国株が安く推移したことなども影響した。ただ、下値では買いニーズが強く、その後は利益確定売りと押し目買いが交錯。最後はやや買いの勢いが勝った。業種別には石油株の上昇が際立っている。そうしたなかで商いは盛り上がり、東証1部の売買代金は3兆円台に乗せている。
個別では、トヨタ自動車<7203>が高く、ファナック<6954>も堅調。小野薬品工業<4528>が上昇したほか、三井物産<8031>も物色人気。ぐるなび<2440>が大きく上値を伸ばし、ネオス<3627>も大幅高で4ケタ大台乗せ。スルガ銀行<8358>が上値を伸ばし、昭和シェル石油<5002>、コスモエネルギーホールディングス<5021>なども買われた。高島屋<8233>、TOWA<6315>、ケーヒン<7251>なども水準を切り上げた。
半面、ソフトバンクグループ<9984>が下落、ファーストリテイリング<9983>も安い。東海カーボン<5301>、ZOZO<3092>が軟調だったほか、村田製作所<6981>も下値を探った。象印マホービン<7965>が急落、しまむら<8227>も大きく値を下げている。TATERU<1435>が大幅安、ベクトル<6058>、ネットワンシステムズ<7518>なども売られた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファナック <6954> 、テルモ <4543> 、電通 <4324> 、エーザイ <4523> 、ユニファミマ <8028> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約45円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はソフトバンク <9984> 、ファストリ <9983> 、リクルート <6098> 、TDK <6762> 、キッコマン <2801> 。押し下げ効果は約70円。
東証33業種のうち上昇は23業種。上昇率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)ゴム製品、(4)非鉄金属、(5)医薬品。一方、下落率の上位5業種は(1)不動産業、(2)情報・通信業、(3)空運業、(4)水産・農林業、(5)ガラス土石製品。
■個別材料株
△新都HD <2776> [JQ]
中国QR決済サービスの国内導入開拓事業に参入。
△シンデンハイ <3131> [JQ]
5.26%を上限に自社株買いを実施。
△イントランス <3237> [東証M]
今期経常を50%上方修正。
△フェリシモ <3396>
上期経常を6.8倍上方修正。
△リアルワルド <3691> [東証M]
子会社がAIによるウェブサイト最適化サービスを導入。
△サインポスト <3996> [東証M]
JR東日本 <9020> と「スーパーワンダーレジ」の実証実験へ。
△小野薬 <4528>
本庶佑京都大特別教授のノーベル医学生理学賞受賞を好感。
△キャンバス <4575> [東証M]
「オプジーボ」との併用療法研究でノーベル賞関連銘柄物色が波及。
△OLC <4661>
東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの入園者数が上期過去最高を記録。
△高島屋 <8233>
「上期営業利益が会社予想上振れ」との報道。
▼ZOZO <3092>
SMBC日興証券が目標株価を4300円に引き下げ。
▼メガチップス <6875>
東海東京調査センターが目標株価を3000円に引き下げ。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)フェリシモ <3396> 、(2)ぐるなび <2440> 、(3)大阪チタ <5726> 、(4)モバファク <3912> 、(5)ネオス <3627> 、(6)東テク <9960> 、(7)オプテクスG <6914> 、(8)スルガ銀 <8358> 、(9)ソフトブレン <4779> 、(10)キューブシス <2335> 。
値下がり率上位10傑は(1)象印 <7965> 、(2)田淵電 <6624> 、(3)りたりこ <6187> 、(4)日本マイクロ <6871> 、(5)しまむら <8227> 、(6)TATERU <1435> 、(7)GMOクラウ <3788> 、(8)セック <3741> 、(9)ボルテージ <3639> 、(10)アトラ <6029> 。
【大引け】
日経平均は前日比24.86円(0.10%)高の2万4270.62円。TOPIXは前日比6.07(0.33%)高の1824.03。出来高は概算で14億7398万株。東証1部の値上がり銘柄数は1061、値下がり銘柄数は957となった。日経ジャスダック平均は3840.78円(10.25円安)。
[2018年10月2日]
株探ニュース
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