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やまみのニュース
日経平均株価
始値 30765.03
高値 30830.85(09:16)
安値 30487.67(14:53)
大引け 30526.88(前日比 -711.06 、 -2.28% )
売買高 20億2967万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆4588億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は700円超安で5日続落、5ヵ月ぶり安値
2.米長期金利上昇を警戒、9割を超える銘柄が下落
3.米国では雇用指標が想定超、引き締め長期化懸念
4.香港や韓国などアジア株下落も投資家心理冷やす
5.商いは活況、売買代金は4兆5000億円弱と高水準
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比430ドル安と3日続落した。FRBの金融引き締め長期化観測を背景に金利上昇を警戒した売りが優勢となった。
東京市場ではリスクオフが一段と加速し、日経平均株価は700円を超える急落。フシ目の3万1000円台を割り込み約5ヵ月ぶりの安値に沈んだ。
4日の東京市場は、前日の欧米株全面安を受け投資家心理が悪化、寄り後も先物主導で売りがかさみ下げ幅を広げた。前日の米国株市場では、この日発表された8月の米雇用動態調査(JOLTS)の求人件数が事前コンセンサスを上回ったことで労働需給の逼迫が意識され、改めてFRBによる金融引き締め長期化懸念が売りの材料となった。米長期金利が4.8%台まで上昇し、これを嫌気する形で景気敏感株からハイテク株まで幅広く値を下げる展開。これが東京市場でもリスク回避目的の売りを誘発した。外国為替市場で進行するドル高・円安は材料視されず、香港や韓国などアジア株市場が総じて下落したことも見送りムードを助長した。値下がり銘柄数は1700近くに達しプライム上場企業の92%を占める全面安商状となった。また、売買代金は4兆円を大きく上回り活況だった。
個別では、きょうも群を抜く売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が下値を探る展開となったほか、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>といった半導体製造装置関連が軒並み安。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が大きく売られ、ソフトバンクグループ<9984>も軟調。三菱商事<8058>、三菱重工業<7011>、日本製鉄<5401>なども下落した。日立製作所<6501>、東京電力ホールディングス<9501>などの下げも目立つ。リケンNPR<6209>が急落、芝浦機械<6104>、アーレスティ<5852>、アイフル<8515>なども大幅安。
半面、キーエンス<6861>が小高く、リクルートホールディングス<6098>もしっかり。資生堂<4911>が頑強。前日まで2日連続ストップ高のケーヨー<8168>はきょうも大幅高に買われ、イーレックス<9517>、クスリのアオキホールディングス<3549>も値を飛ばした。日清食品ホールディングス<2897>も高い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はエムスリー <2413>、リクルート <6098>、資生堂 <4911>、オリンパス <7733>、ヤマハ <7951>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約16円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、アドテスト <6857>、SBG <9984>、トヨタ <7203>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約227円。
東証33業種のすべての業種が下落。下落率の小さかった上位5業種は(1)精密機器、(2)サービス業、(3)小売業、(4)保険業、(5)化学。一方、下落率の大きかった5業種は(1)輸送用機器、(2)鉄鋼、(3)銀行業、(4)電気・ガス業、(5)鉱業。
■個別材料株
△セキュアヴェ <3042> [東証G]
SaaS型ログ分析サービスのオンプレミス版提供を材料視。
△霞ヶ関C <3498> [東証G]
中期計画の目標達成時期1年前倒しと大幅増配計画を好感。
△クスリアオキ <3549> [東証P]
株式分割と配当予想の実質増額を好感。
△F&LC <3563> [東証P]
9月スシロー既存店売上高が3ヵ月連続で前年上回る。
△オービック <4684> [東証P]
「基幹システム好調で4~9月期営業益15%増」との報道。
△BBDイニシ <5259> [東証G]
子会社による会社情報検索サービスの提供開始。
△QBNHD <6571> [東証P]
既存店売上高の増加基調を好感。
△カーメイト <7297> [東証S]
東大と共同で給電状況の可視化システムを開発。
△セルシード <7776> [東証G]
再生医療等製品製造業許可の更新を引き続き材料視。
△レオパレス <8848> [東証P]
みずほ証券の格上げが手掛かり。
▼アダストリア <2685> [東証P]
9月の既存店増収率鈍化をマイナス視。
▼KTK <3035> [東証S]
退職給付費や株主優待費がかさみ前期は一転最終減益で着地。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ケーヨー <8168>、(2)イーレックス <9517>、(3)クスリアオキ <3549>、(4)QBNHD <6571>、(5)神戸物産 <3038>、(6)レオパレス <8848>、(7)リズム <7769>、(8)ファンケル <4921>、(9)日清食HD <2897>、(10)富士ソフト <9749>。
値下がり率上位10傑は(1)リケンNPR <6209>、(2)芝浦機 <6104>、(3)サーバワクス <4434>、(4)アーレスティ <5852>、(5)愛三工 <7283>、(6)M&A総研 <9552>、(7)アイフル <8515>、(8)やまみ <2820>、(9)RSテクノ <3445>、(10)東洋エンジ <6330>。
【大引け】
日経平均は前日比711.06円(2.28%)安の3万0526.88円。TOPIXは前日比56.58(2.49%)安の2218.89。出来高は概算で20億2967万株。東証プライムの値上がり銘柄数は132、値下がり銘柄数は1690となった。東証マザーズ指数は677.80ポイント(20.17ポイント安)。
[2023年10月4日]
株探ニュース
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