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*16:07JST 9営業日ぶりの反落で節目の33000円を下回る【クロージング】
7日の日経平均は9営業日ぶりに反落。249.94円安の32991.08円(出来高概算14億5000万株)と心理的な節目の33000円を割り込んで取引を終えた。米株安の流れを受け、足もとでの連騰による短期的な過熱感から目先の利益を確保する売りが先行して始まった。売り一巡後は下げ渋る動きから、前場半ばにはプラスに転じる場面もあった。しかし、後場に入ると、持ち高調整の流れが強まり、じりじりと下落幅を広げる格好となった。ヘッジファンドなどの短期筋による仕掛け的な先物売りが強まった面もあり、日経平均は引け間際には32986.35円まで水準を切り下げ、ほぼ安値圏で取引を終えた。
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、鉱業、パルプ紙、石油石炭、陸運など13業種が上昇。一方、鉄鋼、精密機器、非鉄金属、電機機器など20業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、ファーストリテ<9983>、キッコーマン<2801>、中外薬<4519>がしっかりだった半面、アドバンテス<6857>、TDK<6762>、東エレク<8035>、ダイキン<6367>が軟調だった。
前日の米国市場は、8月のISM非製造業景況指数が市場予想を上振れたことで金融引き締めに対する警戒感が強まり、主要な株価指数は下落した。また、中国当局が政府機関の職員に対し、「iPhone」など海外ブランドのデバイスの使用を禁じたと伝わったほか、午後には国有企業にも適用を拡大することを計画しているとも伝わり、アップルサプライヤーである国内電子部品株が一段と下げ幅を広げた。一方、円安進行により、訪日旅行者が増えるとの思惑から陸運や小売などインバウンド関連株には値を上げる銘柄が目立っていた。そのほか、H2Aロケットの打ち上げが成功した三菱重<7011>が連日で年初来高値を更新し、97年2月以来の高値水準にまで上昇した。
東京市場は円安が下支え要因になっているが、介入警戒感もありこのまま円安が進むとは考えづらく、上値追いには慎重にならざるを得ないだろう。また、米国経済のソフトランディングに対する期待も底流にはあるが、インフレの収束には今しばらく時間がかかりそうなだけに、米国市場の波乱展開が悪影響を及ぼす懸念も残る。
<CS>
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、鉱業、パルプ紙、石油石炭、陸運など13業種が上昇。一方、鉄鋼、精密機器、非鉄金属、電機機器など20業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、ファーストリテ<9983>、キッコーマン<2801>、中外薬<4519>がしっかりだった半面、アドバンテス<6857>、TDK<6762>、東エレク<8035>、ダイキン<6367>が軟調だった。
前日の米国市場は、8月のISM非製造業景況指数が市場予想を上振れたことで金融引き締めに対する警戒感が強まり、主要な株価指数は下落した。また、中国当局が政府機関の職員に対し、「iPhone」など海外ブランドのデバイスの使用を禁じたと伝わったほか、午後には国有企業にも適用を拡大することを計画しているとも伝わり、アップルサプライヤーである国内電子部品株が一段と下げ幅を広げた。一方、円安進行により、訪日旅行者が増えるとの思惑から陸運や小売などインバウンド関連株には値を上げる銘柄が目立っていた。そのほか、H2Aロケットの打ち上げが成功した三菱重<7011>が連日で年初来高値を更新し、97年2月以来の高値水準にまで上昇した。
東京市場は円安が下支え要因になっているが、介入警戒感もありこのまま円安が進むとは考えづらく、上値追いには慎重にならざるを得ないだろう。また、米国経済のソフトランディングに対する期待も底流にはあるが、インフレの収束には今しばらく時間がかかりそうなだけに、米国市場の波乱展開が悪影響を及ぼす懸念も残る。
<CS>
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