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大阪6月限
日経225先物 39530 -390 (-0.97%)
TOPIX先物 2711.0 -5.0 (-0.18%)
日経225先物(6月限)は前日比390円安の3万9530円で取引を終了。寄り付きは3万9600円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万9670円)を下回り、売り先行で始まった。現物の寄り付き直後に3万9240円まで下落幅を広げたが、前場中盤にかけて3万9630円まで買い戻された。だが、25日移動平均線(3万9590円)をキープできず、前場終盤に再び2万9310円まで下落。ランチタイムでは25日線近辺での攻防を見せ、後場の取引開始直後には3万9660円まで下げ渋るも、その後は3万9560円~3万9660円辺りで保ち合いを継続した。ただし、終盤にかけてショートが入ったことで25日線を下回って終えた。
日経225先物は、米利下げ開始時期の後ずれを警戒した米株安に加え、台湾地震の影響で沖縄に津波が到達したとの報道も不安要因となった。また、3月の「ユニクロ」の国内既存店売上高が、3カ月ぶりに前年同月を下回ったと発表したファーストリテイリング <9983> [東証P]が一時4%近く下げたほか、アドバンテスト <6857> [東証P]やソフトバンクグループ <9984> [東証P]の下げが日経平均型の重荷となった。
一方で、2025年3月期の経営計画を発表した伊藤忠商事 <8001> [東証P]が急伸し、他の商社株に買いが波及する場面も見られた。また、NY原油先物相場の上昇を手掛かりに、INPEX <1605> [東証P]など資源株の一角に値幅取り狙いの資金が向かう流れとなり、相対的にTOPIX型優位の展開であった。
日経225先物は、引き続き25日線辺りでの攻防を意識したスタンスになりそうである。25日線を中心としたボリンジャーバンドの-1σ(3万8920円)と+1σ(4万0310円)によるレンジとなるが、まずは25日線でのサポートを想定したい。そのため、オプション権利行使価格の3万9500円を挟んだ、3万9375円から4万円辺りでの推移となろう。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.58倍に低下した。25日線(14.62倍)処での攻防のなか、14.66倍に上昇する場面も見られたが、後場半ば辺りからはNTショートに振れる格好となった。ただし、ボリンジャーバンドの-1σ水準で下げ止まっており、いったんNTショートを巻き戻す動きが意識されそうだ。
手口面(立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が3万5483枚、ソシエテジェネラル証券が1万5857枚、サスケハナ・ホンコンが5571枚、JPモルガン証券が3036枚、SBI証券が2747枚、バークレイズ証券が2598枚、日産証券が2270枚、ゴールドマン証券が2173枚、モルガンMUFG証券が1535枚、野村証券が1501枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が3万0530枚、ソシエテジェネラル証券が1万6572枚、バークレイズ証券が6401枚、モルガンMUFG証券が4305枚、JPモルガン証券が4044枚、ゴールドマン証券が3070枚、ビーオブエー証券が2565枚、野村証券が2385枚、サスケハナ・ホンコンが2299枚、BNPパリバ証券が1319枚だった。
株探ニュース
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