日経平均は4日続伸、金融株上昇でじり高の展開に
*12:13JST 日経平均は4日続伸、金融株上昇でじり高の展開に
日経平均は4日続伸。前日比366.32円高(+1.01%)の36808.75円(出来高概算8億8000万株)で前場の取引を終えている。
14日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は242.75ドル高(+0.61%)の40008.39ドル、ナスダックは4.99ポイント高(+0.03%)の17192.60、S&P500は20.78ポイント高(+0.38%)の5455.21で取引を終了した。7月消費者物価指数(CPI)でインフレ鈍化継続があらたに確認され、利下げ期待を受けた買いが続き、寄り付き後、上昇。同時に想定通りの結果で、積極的な利下げを期待した買いが後退し、ナスダックはその後、下落に転じた。景気への悲観的見方が後退しダウは続伸し終盤にかけて、上げ幅を拡大。ナスダックはかろうじてプラス圏を回復し終了。
朝方に発表された実質GDPが年率3.1%増と2四半期ぶりのプラス成長となったことが材料視されて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。為替も1ドル147円台半ばと落ち着いていることから、日経平均は36800円台まで上昇。前場のプライム市場の売買代金は2.2兆円と先週比では減少しているが、メガバンクなど金融株が買われTOPIX優勢の地合いとなった。
日経平均採用銘柄では、決算発表を受けて電通グループ<4324>が買われたほか、川崎重工<7012>、三菱重工<7011>、三菱電機<6503>など防衛・宇宙関連銘柄の一角が上昇。みずほFG<8411>、三井住友FG<8316>、野村ホールディングス<8604>、三菱UFJFG<8306>など金融株も総じて買われた。このほか、古河電工<5801>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、三井化学<4183>が上昇した。
一方、ZOZO<3092>、イオン<8267>、ニトリホールディングス<9843>など内需株がやや弱いほか、キーエンス<6861>、村田製作所<6981>、ミネベアミツミ<6479>がさえない。このほか、ソニーグループ<6758>、資生堂<4911>、清水建設<1803>が下落した。
業種別では、石油・石炭製品、銀行業、証券・商品先物取引業、非鉄金属、輸送用機器などが上昇した一方、サービス業、陸運業の2セクターのみ下落した。
足元、メガバンクなど急落した金融株の戻りが目立っている。長期金利の指標となる10年物国債利回りは0.81%台と目立った動きは見られないことから、金利動向に着目した買いとは違う買いが金融株に入っている様子。市場からは「急落で日本株の割合が低下したGPIFなど年金がバリュー株を中心に買いを入れている」との声も聞かれる。日経平均VIが26ポイント台まで低下したこともあり、東京株式市場は平穏を取り戻しつつある。後場の東京市場は引き続きTOPIX優勢のしっかりとした地合いを想定する。
<AK>
14日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は242.75ドル高(+0.61%)の40008.39ドル、ナスダックは4.99ポイント高(+0.03%)の17192.60、S&P500は20.78ポイント高(+0.38%)の5455.21で取引を終了した。7月消費者物価指数(CPI)でインフレ鈍化継続があらたに確認され、利下げ期待を受けた買いが続き、寄り付き後、上昇。同時に想定通りの結果で、積極的な利下げを期待した買いが後退し、ナスダックはその後、下落に転じた。景気への悲観的見方が後退しダウは続伸し終盤にかけて、上げ幅を拡大。ナスダックはかろうじてプラス圏を回復し終了。
朝方に発表された実質GDPが年率3.1%増と2四半期ぶりのプラス成長となったことが材料視されて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。為替も1ドル147円台半ばと落ち着いていることから、日経平均は36800円台まで上昇。前場のプライム市場の売買代金は2.2兆円と先週比では減少しているが、メガバンクなど金融株が買われTOPIX優勢の地合いとなった。
日経平均採用銘柄では、決算発表を受けて電通グループ<4324>が買われたほか、川崎重工<7012>、三菱重工<7011>、三菱電機<6503>など防衛・宇宙関連銘柄の一角が上昇。みずほFG<8411>、三井住友FG<8316>、野村ホールディングス<8604>、三菱UFJFG<8306>など金融株も総じて買われた。このほか、古河電工<5801>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、三井化学<4183>が上昇した。
一方、ZOZO<3092>、イオン<8267>、ニトリホールディングス<9843>など内需株がやや弱いほか、キーエンス<6861>、村田製作所<6981>、ミネベアミツミ<6479>がさえない。このほか、ソニーグループ<6758>、資生堂<4911>、清水建設<1803>が下落した。
業種別では、石油・石炭製品、銀行業、証券・商品先物取引業、非鉄金属、輸送用機器などが上昇した一方、サービス業、陸運業の2セクターのみ下落した。
足元、メガバンクなど急落した金融株の戻りが目立っている。長期金利の指標となる10年物国債利回りは0.81%台と目立った動きは見られないことから、金利動向に着目した買いとは違う買いが金融株に入っている様子。市場からは「急落で日本株の割合が低下したGPIFなど年金がバリュー株を中心に買いを入れている」との声も聞かれる。日経平均VIが26ポイント台まで低下したこともあり、東京株式市場は平穏を取り戻しつつある。後場の東京市場は引き続きTOPIX優勢のしっかりとした地合いを想定する。
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関連銘柄
銘柄 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
1803
|
1,339.0
(15:30)
|
+18.5
(+1.40%)
|
3092
|
4,477.0
(15:30)
|
-2.0
(-0.04%)
|
4183
|
3,441.0
(15:30)
|
-13.0
(-0.37%)
|
4324
|
3,318.0
(15:30)
|
-37.0
(-1.10%)
|
4911
|
2,680.0
(15:30)
|
-31.5
(-1.16%)
|
5801
|
5,527.0
(15:30)
|
+21.0
(+0.38%)
|
6146
|
34,430.0
(15:30)
|
+1,700.0
(+5.19%)
|
6479
|
2,250.0
(15:30)
|
-10.0
(-0.44%)
|
6503
|
2,757.0
(15:30)
|
+34.0
(+1.24%)
|
6758
|
3,489.0
(15:30)
|
-22.0
(-0.62%)
|
6861
|
60,130.0
(15:30)
|
-450.0
(-0.74%)
|
6920
|
14,365.0
(15:30)
|
+25.0
(+0.17%)
|
6981
|
2,504.0
(15:30)
|
-99.0
(-3.80%)
|
7011
|
2,483.0
(15:30)
|
+43.0
(+1.76%)
|
7012
|
8,870.0
(15:30)
|
+163.0
(+1.87%)
|
8267
|
3,883.0
(15:30)
|
-35.0
(-0.89%)
|
8306
|
1,957.0
(15:30)
|
+27.0
(+1.39%)
|
8316
|
3,816.0
(15:30)
|
+71.0
(+1.89%)
|
8411
|
4,128.0
(15:30)
|
+71.0
(+1.75%)
|
8604
|
918.0
(15:30)
|
-9.0
(-0.97%)
|
9843
|
15,570.0
(15:30)
|
-75.0
(-0.47%)
|
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