東京株式(大引け)=799円高、空売り買い戻し誘発し急反発

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/07/09 15:51
東京株式(大引け)=799円高、空売り買い戻し誘発し急反発  9日の東京株式市場は主力株を中心にリスク選好の流れが加速、日経平均株価は一時900円を超える上昇をみせる場面があった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比799円47銭高の4万1580円17銭と大幅反発。プライム市場の売買高概算は17億997万株、売買代金概算は4兆4725億円。値上がり銘柄数は1098、対して値下がり銘柄数は472、変わらずは74銘柄だった。

 きょうの東京市場は日経225先物主導でリスクオンが加速した。前日の米国株市場でハイテク株中心に買われ、ナスダック総合株価指数とS&P500指数が史上最高値を更新、この流れが東京市場にも波及した。米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も最高値を更新しており、これを受け日経平均寄与度の高い半導体製造装置大手が軒並み値を飛ばし、全体相場を押し上げた。取引時間中は外国為替市場でドルが買われ、一時1ドル=161円台と円安水準で推移したこともハイテク株中心にポジティブに作用した。週末にオプションSQ算出を控え、空売り筋の損失覚悟の買い戻しが指数押し上げ要因となった面もあるようだ。ただ、値上がり銘柄数は67%と全体の3分の2にとどまった。

 個別では、ディスコ<6146.T>東京エレクトロン<8035.T>アドバンテスト<6857.T>SCREENホールディングス<7735.T>など半導体製造装置関連の主力どころが物色人気。ソフトバンクグループ<9984.T>が活況高となり、日立製作所<6501.T>も買われた。ファーストリテイリング<9983.T>が値を上げ、キーエンス<6861.T>も高い。ウェザーニューズ<4825.T>が値上がり率トップに買われ、フジクラ<5803.T>が急騰、レゾナック・ホールディングス<4004.T>も大幅高。デサント<8114.T>日本ヒューム<5262.T>も高い。

 半面、売買代金トップの三菱重工業<7011.T>は利益確定売りに押され、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>などメガバンクも冴えない。トヨタ自動車<7203.T>は小幅ながらマイナス。ソシオネクスト<6526.T>も売りが優勢だった。U-NEXT HOLDINGS<9418.T>が急落、ウエルシアホールディングス<3141.T>三井松島ホールディングス<1518.T>も大幅安。SGホールディングス<9143.T>の下げも目立った。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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