*12:10JST 日経平均は大幅反発、米ハイテク株高受けて買い優勢の展開
日経平均は大幅反発。563.44円高の33339.26円(出来高概算6億5393万株)で前場の取引を終えている。
前日5日の米国株式市場のダウ平均は79.88ドル安(-0.22%)と続落。JOLT求人件数が予想を下回り労働市場の鈍化が明らかになり、景気減速を警戒した売りが広がった。ただ、長期金利の低下でハイテク株は買い戻され、ナスダックは上昇に転じて相場の下値を支えた。まちまちとなった米株市場を受けて、日経平均は前日比153.10円高の32928.92円と4日ぶり反発して取引を開始した。その後は、上げ幅を広げる展開となっている。
個別では、東エレク<8035>やディスコ<6146>、レーザーテック<6920>などの半導体関連株が堅調に推移。また、トヨタ自<7203>やホンダ<7267>などの自動車関連株、三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの商社株、川崎船<9107>や日本郵船<9101>などの海運株も上昇。ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>、TOWA<6315>、アドバンテ<6857>、リクルートHD<6098>なども上昇した。ほか、半導体製造装置向け基幹部材の増産報道が伝わった東洋炭素<5310>が大幅高、さくらインターネット<3778>、ウェルビー<6556>などが値上がり率上位となった。
一方、三井住友<8316>やみずほ<8411>などの金融株の一角が軟調に推移した。また、ゼンショーHD<7550>、GSユアサ<6674>なども下落した。ほか、公募増資など実施による株式価値の希薄化を嫌気されたトモニHD<8600>がストップ安、11月既存店売上高が10カ月連続で前年上回るも伸び率が鈍化したジンズホールディングス<3046>が急落、タツモ<6266>、日精エー・エス・ビー機械<6284>、ネットプロHD<7383>などが値下がり率上位となった。
セクターでは、電気・ガス業、精密機器、電気機器などすべての業種が上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は88%、対して値下がり銘柄は10%となっている。
今日の東京株式市場は買いが先行した。前日の米株式市場でダウ平均は下落したが、米長期金利の低下を受けてナスダックが反発したことが、東京市場でハイテク株やグロース(成長)株の株価を支える要因となった。また、日経平均は昨日までの3日続落で700円を超す下げとなったことから、押し目待ちの買いも入りやすかった。そのほか、テクニカル面でも25日移動平均線付近がサポートラインとして意識された可能性もある。アジア市況では、香港ハンセン指数が堅調に推移する一方で、上海総合指数は冴えない動きとなっている。
さて、後場の日経平均も上げ幅を広げる展開が続くか。米株先物の動向を横目に、下値不安材料に乏しい中、東証プライム市場の主力株中心に物色が続きそうだ。米国では10月の求人件数が2021年3月以来の低水準となり米長期金利が低下したほか、市場では欧州中央銀行(ECB)が来年1-3月に金融緩和サイクルを開始するとの見方が広まっている。一方で、ブラックロックやゴールドマン・サックスのストラテジストをはじめとするウォール街の一部有力者は、利下げへの期待感は行き過ぎと警告している。ひとまず、各国の金融政策の動向は注視し続ける必要がありそうだ。
(山本泰三)
<AK>
前日5日の米国株式市場のダウ平均は79.88ドル安(-0.22%)と続落。JOLT求人件数が予想を下回り労働市場の鈍化が明らかになり、景気減速を警戒した売りが広がった。ただ、長期金利の低下でハイテク株は買い戻され、ナスダックは上昇に転じて相場の下値を支えた。まちまちとなった米株市場を受けて、日経平均は前日比153.10円高の32928.92円と4日ぶり反発して取引を開始した。その後は、上げ幅を広げる展開となっている。
個別では、東エレク<8035>やディスコ<6146>、レーザーテック<6920>などの半導体関連株が堅調に推移。また、トヨタ自<7203>やホンダ<7267>などの自動車関連株、三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの商社株、川崎船<9107>や日本郵船<9101>などの海運株も上昇。ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>、TOWA<6315>、アドバンテ<6857>、リクルートHD<6098>なども上昇した。ほか、半導体製造装置向け基幹部材の増産報道が伝わった東洋炭素<5310>が大幅高、さくらインターネット<3778>、ウェルビー<6556>などが値上がり率上位となった。
一方、三井住友<8316>やみずほ<8411>などの金融株の一角が軟調に推移した。また、ゼンショーHD<7550>、GSユアサ<6674>なども下落した。ほか、公募増資など実施による株式価値の希薄化を嫌気されたトモニHD<8600>がストップ安、11月既存店売上高が10カ月連続で前年上回るも伸び率が鈍化したジンズホールディングス<3046>が急落、タツモ<6266>、日精エー・エス・ビー機械<6284>、ネットプロHD<7383>などが値下がり率上位となった。
セクターでは、電気・ガス業、精密機器、電気機器などすべての業種が上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は88%、対して値下がり銘柄は10%となっている。
今日の東京株式市場は買いが先行した。前日の米株式市場でダウ平均は下落したが、米長期金利の低下を受けてナスダックが反発したことが、東京市場でハイテク株やグロース(成長)株の株価を支える要因となった。また、日経平均は昨日までの3日続落で700円を超す下げとなったことから、押し目待ちの買いも入りやすかった。そのほか、テクニカル面でも25日移動平均線付近がサポートラインとして意識された可能性もある。アジア市況では、香港ハンセン指数が堅調に推移する一方で、上海総合指数は冴えない動きとなっている。
さて、後場の日経平均も上げ幅を広げる展開が続くか。米株先物の動向を横目に、下値不安材料に乏しい中、東証プライム市場の主力株中心に物色が続きそうだ。米国では10月の求人件数が2021年3月以来の低水準となり米長期金利が低下したほか、市場では欧州中央銀行(ECB)が来年1-3月に金融緩和サイクルを開始するとの見方が広まっている。一方で、ブラックロックやゴールドマン・サックスのストラテジストをはじめとするウォール街の一部有力者は、利下げへの期待感は行き過ぎと警告している。ひとまず、各国の金融政策の動向は注視し続ける必要がありそうだ。
(山本泰三)
<AK>
関連銘柄
銘柄名称 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
3046
|
4,410.0
(10:34)
|
+75.0
(+1.73%)
|
3778
|
4,075.0
(10:34)
|
+65.0
(+1.62%)
|
5310
|
7,260.0
(10:32)
|
-30.0
(-0.41%)
|
6098
|
9,360.0
(10:34)
|
-81.0
(-0.85%)
|
6146
|
63,630.0
(10:34)
|
-4,910.0
(-7.16%)
|
6266
|
3,495.0
(10:34)
|
-90.0
(-2.51%)
|
6284
|
5,510.0
(10:10)
|
+30.0
(+0.54%)
|
6315
|
10,710.0
(10:34)
|
-460.0
(-4.11%)
|
6556
|
1,084.0
(06/10)
|
0.0
(---)
|
6674
|
2,948.5
(10:34)
|
-2.0
(-0.06%)
|
6758
|
15,115.0
(10:34)
|
-265.0
(-1.72%)
|
6857
|
6,521.0
(10:34)
|
-320.0
(-4.67%)
|
6861
|
75,020.0
(10:34)
|
-1,730.0
(-2.25%)
|
6920
|
33,520.0
(10:34)
|
-690.0
(-2.01%)
|
7203
|
3,275.0
(10:34)
|
-9.0
(-0.27%)
|
7267
|
1,717.0
(10:34)
|
-6.5
(-0.37%)
|
7383
|
207.0
(10:34)
|
+8.0
(+4.02%)
|
7550
|
6,221.0
(10:34)
|
+88.0
(+1.43%)
|
8031
|
3,706.0
(10:34)
|
-59.0
(-1.56%)
|
8035
|
35,870.0
(10:34)
|
-2,180.0
(-5.72%)
|
8058
|
3,341.0
(10:34)
|
-28.0
(-0.83%)
|
8316
|
10,820.0
(10:34)
|
-245.0
(-2.21%)
|
8411
|
3,413.0
(10:34)
|
-71.0
(-2.03%)
|
8600
|
413.0
(10:32)
|
0.0
(---)
|
9101
|
4,699.0
(10:34)
|
-83.0
(-1.73%)
|
9107
|
2,434.0
(10:34)
|
-59.0
(-2.36%)
|
9983
|
43,220.0
(10:34)
|
-1,980.0
(-4.38%)
|
9984
|
11,510.0
(10:34)
|
-410.0
(-3.43%)
|
関連銘柄の最新ニュース
-
ファストリが6日ぶり急反落、今期業績・配当予想引き上げも全体相場に連れ安 今日 10:29
-
10時の日経平均は1031円安の4万1192円、東エレクが248.... 今日 10:01
-
日経平均は555円安でスタート、7&iHDやディスコなどが下落 今日 09:40
-
決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】寄付 … ファストリ... 今日 09:28
-
ファーストリテ、ラクーンHD◆今日のフィスコ注目銘柄◆ 今日 09:10
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 10:53
-
-
今日 10:49
-