後場の日経平均は102円高でスタート、ダブル・スコープやレノバなどが上昇

配信元:フィスコ
投稿:2022/09/09 13:01
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28167.45;+102.17TOPIX;1961.70;+4.08


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比102.17円高の28167.45円と、前引け(28219.70円)から上げ幅を縮めてスタート。ランチタイム中の225先物は27930円~28020円のレンジで弱含み。ドル・円は1ドル=143.20~143.30円と午前9時頃から60銭ほど円高・ドル安水準。アジア市況では上海総合指数が堅調に推移しており、香港ハンセン指数は2%を超える大幅高。欧州中央銀行(ECB)定例理事会や米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の討論会での発言を通過したことで、目先のあく抜け感が台頭しているほか、前日の米株式市場が堅調だったこともあり、東京市場も全般堅調な値動き。一方、ランチタイム中に、黒田日銀総裁が岸田首相と会談を行い、「急速な為替変動は望ましくない」等と発言。これを機に短い時間で60銭ほど円高・ドル安が進んだことで、225先物が軟化。後場の日経平均も上げ幅を縮めて始まった。ただ、相場への影響は限定的で、円高進行の一服とともに日経平均も下げ渋っており、28150~28200円のレンジで上昇推移となっている。

 セクターではサービス、不動産、海運が上昇率上位となっている一方、ゴム製品、精密機器、空運が下落率上位となっている。東証プライム市場の売買代金上位ではダブル・スコープ<6619>レノバ<9519>が急伸しており、郵船<9101>塩野義製薬<4507>が高い。ほか、ファーストリテ<9983>東エレク<8035>、三井住友<8316>、KDDI<9433>ホンダ<7267>などが堅調。一方、ソフトバンクG<9984>ソニーG<6758>、HOYA<
7741>、第一三共<4568>ダイキン<6367>三菱商事<8058>などが軟調に推移している。
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配信元: フィスコ

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