個別銘柄戦略:アドバンテストやコマツなどに注目

16日の米株式市場でNYダウは518.76ドル高の34063.10、ナスダック総合指数は487.93pt高の13436.55、シカゴ日経225先物は大阪日中比525円高の26125円。ドル・円は1ドル＝118.80-90円。ハイテク・グロ−ス（成長）株を中心とした米株市場の大幅高を追い風に、東京市場でもソニーG<6758>、村田製<6981>、新光電工<6967>、エムスリー<2413>、リクルートHD<6098>などのハイテク・グロ−スに買いが入ろう。また、米SOX指数が5％超と急伸したことから、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などの半導体関連も大幅高となりそうだ。連邦準備制度理事会（FRB）のパウエル議長が連邦公開市場委員会（FOMC）後の記者会見で景気の先行きに自信を示したことから、コマツ<6301>、信越化学<4063>、東レ<3402>、三井物産<8031>などの景気敏感株も買われよう。米長期金利の上昇で三菱UFJ<8306>や東京海上HD<8766>などの金融もしっかりとした動きが予想される。一方、FRBの政策金利見通しは本年平均7回の利上げを示唆するなど、想定されるケースでは最もタカ派と言える結果となった。このため、ラクス<3923>やSansan<4443>などのハイパーグロ−ス株の上値は相対的に重いだろう。 ＜FA＞