日経平均は42円安でスタート、日本郵船や三井物産などが下落

配信元:フィスコ
投稿:2021/08/20 09:26
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27238.45;-42.72TOPIX;1893.30;-3.89


[寄り付き概況]

 20日の日経平均は42.72円安の27238.45円と続落して取引を開始した。前日19日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は66.57ドル安の34894.12ドル、ナスダックは15.87ポイント高の14541.79で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)が年内に緩和縮小に踏み切る可能性が強まったことが引き続き警戒され、寄り付きから下落。新型コロナウイルスのデルタ変異株流行で世界経済の回復減速への懸念も根強く、ダウは終日軟調に推移。ただ、週次失業保険申請件数がパンデミック開始以降の低水準となったため、押し目からは労働市場の回復期待を受けた買いも見られ、下値を支えた。ハイテクは底堅く推移し、ナスダック総合指数は小幅高となった。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。新型コロナ感染拡大が引き続き懸念されたことに加え、米金融緩和の縮小観測や米国経済の先行き不透明感などが株価の重しとなった。また、トヨタが9月の世界生産を4割減らすと発表したことも積極的な買いを手控える要因となった。一方、昨日の日経平均が300円を超す下げとなったことから押し目買いが入りやすく、また、昨日の米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことなどが東京市場で半導体関連株の株価下支え要因となり、寄り後、日経平均は上げに転じた。なお、取引開始前に発表された7月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比0.2%下落した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同0.4%下落だった。

 セクター別では、鉱業、非鉄金属、海運業、輸送用機器、石油石炭製品などが値下がり率上位、電気・ガス業、その他製品、医薬品、小売業、食料品などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、日本郵船<9101>商船三井<9104>ホンダ<7267>デンソー<6902>ファナック<6954>三井物産<8031>ダイキン<6367>ENEOS<5020>コマツ<6301>などが下落。他方、東エレク<8035>アドバンテスト<6857>レーザーテック<6920>任天堂<7974>、ソニーG<6758>第一三共<4568>ビックカメラ<3048>ベイカレント<6532>KDDI<9433>HOYA<7741>ラクス<3923>などが上昇している。
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配信元: フィスコ

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