日経平均は120円安でスタート、JTや三菱UFJなどが下落

配信元:フィスコ
投稿:2021/06/29 09:25
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28927.44;-120.58TOPIX;1952.43;-13.24


[寄り付き概況]

 29日の日経平均は120.58円安の28927.44円と続落して取引を開始した。前日28日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は150.57ドル安の34283.27ドル、ナスダックは140.12ポイント高の14500.51で取引を終了した。バイデン政権と超党派議員で合意したインフラ計画案を巡り、法制化に懐疑的見方が広がり寄り付き後、下落。また、航空機メーカー、ボーイングの下げが重しとなったほか、欧州やアジアで新型コロナの変異ウイルス感染が拡大し、渡航規制が強化されたことなどが嫌気されダウは下げた。
一方、ハイテク株の買いは続き、ナスダック総合指数は上昇、史上最高値を更新した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がまちまちの動きで方向感が定まりにくい中、東京などで新型コロナ感染が増加傾向となっていることに加え、このところ日経平均が29000円近辺に上昇すると売りに押される展開が続いていることなどが心理的な重しとなった。一方、昨日の米国市場で米長期金利が低下し、ナスダック総合指数が最高値更新となったことなどが、東京市場でもハイテク株などの下支え要因となった。また、新型コロナワクチンの接種加速による経済活動の本格化への期待感も継続し、株価支援要因となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された5月の完全失業率(季節調整値)は3.0%となり前月比0.2ポイント上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.9%だった。また、5月の有効求人倍率(季節調整値)は1.09倍で前月から横ばいだった。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.08倍だった。

 セクター別では全業種が値下がり。鉱業、非鉄金属、保険業、その他金融業、鉄鋼などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>JT<2914>三菱UFJ<8306>JR東海<9022>JAL<9201>INPEX<1605>日本製鉄<5401>オリックス<8591>、第一生命HD<8750>コマツ<6301>キヤノン<7751>ファナック<6954>ホンダ<7267>などが下落。他方、レーザーテック<6920>東エレク<8035>アドバンテスト<6857>ルネサス<6723>任天堂<7974>、ソニーG<6758>しまむら<8227>良品計画<7453>富士通<6702>などが上昇している。
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配信元: フィスコ

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