東京株式(大引け)=1128円安と全面安、一時1万7000円を割る

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/03/13 15:46
東京株式(大引け)=1128円安と全面安、一時1万7000円を割る  13日の東京株式市場で日経平均株価は全面安状態。一時1800円を超す下げ幅となり、1万7000円割れとなる場面があった。

 大引けの日経平均株価は前日比1128円58銭安の1万7431円05銭と大幅に3日続落。終値ベースでは16年11月以来、3年4カ月ぶりに水準に売られた。東証1部の売買高概算は34億5938万株。売買代金概算は4兆8923億500万円。メジャーSQ(特別清算指数)で出来高は膨らんだ。値上がり銘柄数は64と全体の約3%、値下がり銘柄数は2099、変わらずは3銘柄だった。

 前日のNYダウが2352ドル安と過去最大の下げ幅となったことが嫌気され、この日の東京市場は寄り付きから大量の売り物を浴び、日経平均株価は急落した。前場には、一時1万6690円まで値を下げる場面があった。後場に入りNYダウ先物の上昇などを受け、一時下げ幅は約400円まで縮小したが、引けにかけて再び売りが膨らみ、結局1100円を超す下落となり取引を終えた。

 個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984.T>ファーストリテイリング<9983.T>、ソニー<6758.T>任天堂<7974.T>といった主力株が大幅安。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>といった銀行株が売られ、東京エレクトロン<8035.T>やキヤノン<7751.T>などハイテク株も軒並み安となった。三井不動産<8801.T>三菱地所<8802.T>など不動産株が急落した。

 半面、新型コロナウイルスの検査薬キットの販売が好感されたクラボウ<3106.T>がストップ高。前田建設工業<1824.T>による敵対的TOBが成立した前田道路<1883.T>が値を上げた。アンリツ<6754.T>ヤクルト本社<2267.T>が堅調。アンジェス<4563.T>メディシノバ・インク<4875.T>といったバイオ関連株が急伸した。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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