東京株式(大引け)=23円高、軟調スタートも下値抵抗力発揮しプラス圏着地

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/04/11 15:42
東京株式(大引け)=23円高、軟調スタートも下値抵抗力発揮しプラス圏着地  11日の東京株式市場は方向感の定まらない動きとなった。朝方は日経平均が軟調で始まったが、その後は前日終値をはさみ狭いレンジの往来となり、結局プラス圏で引けた。

 大引けの日経平均株価は前営業日比23円81銭高の2万1711円38銭と反発。東証1部の売買高概算は11億1171万株、売買代金概算は2兆545億1000万円。値上がり銘柄数は814、対して値下がり銘柄数は1222、変わらずは104銘柄だった。

 きょうの東京市場は、強弱観対立のなか終始方向感の定まらない地合いだった。前日の米国株市場は主要株価指数がいずれも高く引けたもののNYダウの上昇は小幅にとどまったほか、外国為替市場で1ドル=110円台に入るなど円高に振れたことで、買い手控えムードが漂うなかで始まった。しかし、国内に買い手掛かり材料が少ない代わりに売り圧力も限定的で、下値では値ごろ感からの買い戻しが全体を支えた。米長期金利の低下を背景にメガバンクなど銀行株が安く、TOPIXは前日終値を下回った。一方、内需株でも食料品や情報通信、陸運などが堅調だった。値上がり銘柄数は全体の4割弱にとどまったが、下値では押し目買いも観測され、売買代金は活況の目安とされる2兆円を5日ぶりに上回った。

 個別では、日本電産<6594.T>が高く、SMC<6273.T>も買われた。ファーストリテイリング<9983.T>も堅調。デンソー<6902.T>も強い動き。セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>資生堂<4911.T>もしっかり。パイプドHD<3919.T>ローツェ<6323.T>がいずれもストップ高で買い物を残し、キリン堂ホールディングス<3194.T>も大幅高。TSIホールディングス<3608.T>も一時値幅制限いっぱいに買われた。サイゼリヤ<7581.T>イオンファンタジー<4343.T>も値を飛ばした。

 半面、良品計画<7453.T>が値下がり率トップに売り込まれた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが軟調、TDK<6762.T>村田製作所<6981.T>なども下落した。スルガ銀行<8358.T>が大幅反落、サノヤスホールディングス<7022.T>も利食われた。楽天<4755.T>が売られ、MonotaRO<3064.T>レノバ<9519.T>などの下げも目立った。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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